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アンティーク コンパス、ウィッスル(笛)、バッグ、ワイン栓抜き、シルバーディッシュ、ナプキンリング、革のかばん(黒、茶、緑)
No. 20037 フォートナム&メイソン エコバッグ
素材 ジュート(麻)+コットン水色 、サイズ 横42cm マチ20cm 縦32cm、ご注文で取り寄せ、英国からの郵便事情の錯綜もあり、タイミングとお値段はその時に寄ります。
バッグの両面ともに同じ図柄となっていて、おしゃれな買い物バッグです。
持ち手のハンドルは左から右まで62センチと長めで、肩掛けOKの使いやすさがあります。
ウェーブパターン様の草花模様は典型的なヴィクトリアン デザインです。
EST 1707の中程に王冠が描かれているのは、英国王室御用達を意識したものでしょう。
その下のティーキャディやスパイス入れも可愛いです。
以下の記述は、フォートナム&メイソンの略史がつづられているようにも読めます。
FORTNUM & MASON
EST 1707
Tea, Spice, Coffee
PROVISIONS
Spice Importers
TEA DEALERS &
GROCERS
フォートナム&メイソン
創業1707年
ティー、スパイス、コーヒー
食糧品
香辛料 輸入業者
ティー ディーラー
食料品雑貨商
No.18469 ブラス製 ドアノッカー or 引き手
ハート形の最大横幅 6.1cm、重さ 61g、ハンドルの最大厚み 7mm
ブラス製 ドア ノッカー or 引き手です。 フォルムのよさと、ブラスの渋い色合いに、英国風を感じます。
ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt
& ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。
それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ブラッソの用途は金属の中でもブラス、コパー、ピューター、クロムに限定されますので、ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。
No.18468 ブラス製 引き手
長方形の縦横 5.8cm*10.0cm、重さ 117g、最大厚み 1.2cm、 (二つあります。)
ブラス製 引き手です。 フォルムのよさと、ブラスの渋い色合いに、英国風を感じます。
ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt
& ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。
それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ブラッソの用途は金属の中でもブラス、コパー、ピューター、クロムに限定されますので、ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。
No. 18256 折りたたみ式 鉄製 コークスクリュー、ワイン栓抜き
伸ばした長さ 10.6cm、閉じた長さ 6.7cm、横幅 5.0cm、重さ 38g、
このタイプの折りたたみ式 鉄製栓抜きとしては、中型サイズになろうかと思います。 いくらアイアン アンティークの楽しみと言っても、あんまり大きいのもどうかということもあり、いい感じの錆の出具合も気に入って求めました。
栓抜きというと、先が尖って危ないものですが、この品は写真一番目のように収納状態ならまったく安心です。 ゆったりした曲線構造が見ていて、なんだか和めますし、やっぱりアイアン アンティークは錆の出具合汨謔ナその表情が違ってみえるのが面白い。 Kの出具合は少しケアに気を使っていけば、コントロール可能なので、條ヤをかけて自分好みのアンティークに育てる楽しみがありましょう。
ハ真の品は鉄製のコルク栓抜きですが、かなり古いにもかかわらず、モダンな雰囲気もあって、面白いと思います。 栓抜きのスクリュー棒を両側から挟み込む二本のアームが、強力なスプリングの働きをする、なかなかのアイディア品です。 スクリュー棒とアームの接合部は凹凸の形にスティールが切ってあり、アーム両サイドから押す力が強いので、ハ真一番目のように閉じた状態か、ハ真二番目の伸ばした状態で、カチッと形状が収まる仕掛けになっています。
コルク栓抜きは英語で言うと「Corkscrew」になりますが、この単語の響きがなんとなく好きで、タ際に使えるアンティークであることにも惹かれるのです。 gえるアンティークとしてはコンパスや置梃vもよいのですが、食魔竕・bを楽しんでいる中で、ワインの栓を抜くひと時というのは、華のある儀ョのようなものであって、そんなときに使えるアンティークなコークスクリューに興味を覚えます。
英国アンティークにはスティール アンティークという専門分野があります。 イギリスには世界初の鉄橋で、ユネスコの世界遺産にもなっているアイアンブリッジという誰もが知っている観光地があって、英国人にとってスティール アンティークと言われてまず思い浮かぶのは、この産業革命の遺産であるアイアンブリッジであることが多いようです。 鉄の道具の歴史はかなり古いわけですが、ジョージアンの時代の中頃に始まった産業革命の影響が大きく、氓フヴィクトリア梠繧通じて、鉄製品が芸術的な領域にまで高められていきました。 ですからイギリスにおけるスティール アンティークとは、この国の人たちにとって誇らしいアイアンブリッジや産業革命の延長線上にあって、ヴィクトリアンのノスタルジーを感じさせてくれるアンティーク分野であるのです。
No. 18276 大型 ブラス コンパス
直径 4.5cm、厚さ 1.05cm、縦の長さ(上部の円環含む)6.1cm、重さ 20g、
大型サイズのブラス コンパスで、・力が強く、・針のすべりも滑らかなので、よく北を示して働きます。 カバーグラスは厚めに出来ていて、しっかり感のあるコンパスです。
イギリス人は今も昔も野歩き好きで、遠いヴィクトリアの時代からコンパスが利用されてきました。 そして今ではアンティークコンパスはコレクターアイテムでもあります。 アンティークなコンパスですが、正しい方位を示してくれます。 これさえあれば、野歩きで森に入っても道に迷う心配はありません。
このタイプのコンパスは小さなコンパスより見やすくて、・針の動きが早くスムーズに安定している点は使いやすいので、我が家では自動車の運転で使っています。 イギリスやヨーロッパの街は環状道路で囲まれていることが多く、また交差点はラウンド
アバウトといって、円・の道を回って方向を変える仕組みですので、慣れない土地で市街地に入るとグルグル回っているうちに目的の方向を失いやすいのです。 コンパスを頼りに一定方向に進路をとり続けると、街中で迷い込むことなく、上手く通り抜けが出来るのです。
ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt
& ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。
ブラスのお手入れに、これまで『Brasso』をお薦めしてきましたが、もう一つ良い品を見つけましたのでご紹介しておきましょう。 日本磨料工業製の『ピカール』という品で、海上自衛隊の御用達でもあるそうです。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチックや象牙等のお手入れに使用可能と書いてありました。
No. 18274 ビーズ細工のパーティー ポーチ
横の長さ 13.5cm、縦の長さ 11.1cm、厚み 1.1cm、重さ 80g、別に付属ミラーが 20g、ミラーの縦横 7.1cm*5.1cm、
ビーズ細工のパーティー ポーチです。 白いビーズが主体ですが、グレーのビーズで模様を作っています。 ルーペを使って詳細に見てみると、赤青緑の色ガラスもレトロな味わいを感じさせる昔の作りです。 1930年代頃にイギリスで作られたパーティー ポーチと思います。
裏面には写真二番目で見えるようにベルト通しが付いており、内側の中ほどにはミラーを入れるポケットあります。 ビーズのポーチゥ体は本来柔らかな品ですが、この付属ミラーが中央に収まって芯になることで、全体のフォルムがきちんと保たれるようなっています。
No. 17115 ブラス コンパス SOLD
直径 3.3cm、重さ 29g、本体厚み 1.2cm、突起部分の長さ
5.5mm、高さ 2.5mm、SOLD
まず、このコンパス、かなり重いです。 そして、コンパスとしての機能性がとても高いです。
30グラムに近い持ちはかりがあって、閧ノしてみるとずっしり感があるのは、素材に厚みがある為で、普通に使われるような携帯用コンパスとはかなり違った風情です。
また、・針の幅は1ミリほどですが、上下の厚みが2ミリほどあって分厚く、これまた特徴的です。 ・針の青い方の先端部をよくご覧いただくと、両サイドに銀色のポッチが付いているのが分かるかと思います。 ゆっくり磁針が動いていると、メダカが泳いでいるようで、なんだかほっとする感じも、рニしては高得点を付けてあげたく、気に入りました。
コンパス好きなので、この分野のアンティークが目に留まると、つい立ち止まってしまいます。 この品はペンダントヘッドではありませんが、いくつか気になる点があって求めました。
ブラスの枠はかなりの厚みがあって、重たくて頑丈なコンパスに仕上がっております。 ハ真のような突起があるのも不v議で、携帯用のコンパスというよりも、船舶の測量儀であるとか、何か器械の一部であったコンパスではなかろうかと思います。
『用途が厳密には特定できないけれども、なんだか気になる昔の品
(その1)、(その2)、(その3)』って時々ありますが、ハ真の品はそんなアンティークの一つです。
さらには、この磁針は慣性モーメントが大きいというのでしょうか、動きがゆっくりとスムーズで、精密機械のような雰囲気にも好感が持てました。
カバーガラスには黒い線が引かれていて、文字盤には何も書かれていません。 文字盤に相当するものはありませんが、北が分かれば、そこから時計回りにNESWというわけで、コンパスを使い慣れている方なら問題ないでしょう。 というよりも、メカニカルですっきりした機能美に惹かれるコンパスと思うのです。
No. 16399 ヴィクトリアン 折りたたみ式 鉄製 コークスクリュー (ワイン栓抜き)
伸ばした長さ 9.8cm、閉じた長さ 5.7cm、横幅 4.6cm、重さ 32g、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、
デザインがよくて、それでいて渋いアンティークで気に入りました。 ハ真の品は鉄製のコルク栓抜きになりますが、かなり古いにもかかわらず、モダンな雰囲気もあって、面白いと思います。
栓抜きというと、先が尖って危ないものですが、この品は写真一番目のように収納状態ならまったく安心です。 遊び心もくすぐられ、閧ノしてみると楽しいもので、なにはなくとも、出したり入れたりしてみたくなります。
赤錆や黒Kが混じっていますが、基本的には黒Kが勝っており、これからもお手入れしだいで、いい感じなアイアン アンティークになっていくでしょう。
栓抜きのスクリュー棒を両側から挟み込む二本のアームが、強力なスプリングの働きをする、なかなかのアイディア品です。 スクリュー棒とアームの接合部は凹凸の形にスティールが切ってあり、アーム両サイドから押す力が強いので、ハ真一番目のように閉じた状態か、ハ真二番目の伸ばした状態で、カチッと形状が収まる仕掛けになっています。
ヴィクトリアンからエドワーディアン頃のブラックスミスの仕魔ノなります。 金属細工人の中でも鍛冶屋さんをスミスあるいはブラックスミスと言いますが、蝸vな交通手段が馬や馬ヤであったヴィクトリア梠繧ノおいては、ブラックスミスはとても重要な職業で、どこの村にも鍛冶屋さんがありました。 カンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは鍛冶屋さんでもあったという話がありますが、これなどは昔の時代にあっては鍛冶屋さんの役割が重要であった証左とも言えましょう。
各方面に技術が進歩した現代ではちょっと想像がつき難い所でありますが、昔の時代にあっては鍛冶屋さんは長いあいだ社会の先端技術メであり続けました。 もっと遠い昔、ヒッタイトの時代には鍛冶屋の技術を修めれば征服メにもなれたことに思いをいたしてみるのもよいでしょう。
知り合いに先祖が鍛冶屋さんだった方があって、その方は電気関係のエンジニアですが、科学全般に造詣が深く鍛冶屋の仕魔ノついても、いろいろ教えてもらいました。 赤錆、O_化鉄、黒K、五酸化鉄、鉄の焼入れ等々、Kも含めた鉄のコントロールについていろいろ習いました。 ごく簡単に言えば、赤錆は悪い錆びですが、黒K=l_化三鉄=トリアイアン・テトラオキサイド(triiron
tetraoxide)は鉄を守るよい錆びです。 経験的に知っていたのかも知れませんが、こういう化学知ッも備えもって鉄をコントロールしてきたのが、昔の鍛冶屋さんであったのです。
ハ真のアンティークは実用品として作られたものですが、現代にも通じるデザインや機能性の高さ、そして遊び心など、ヴィクトリアン アイアンワークのペンダントヘッド に見られるようなブラックスミスの作品と根っこは同じ仲間たちと感じます。
コルク栓抜きは英語で言うと「Corkscrew」になりますが、この単語の響きがなんとなく好きで、タ際に使えるアンティークであることにも惹かれるのです。 gえるアンティークとしてはコンパスや置梃vもよいのですが、食魔竕・bを楽しんでいる中で、ワインの栓を抜くひと時というのは、華のある儀ョのようなものであって、そんなときに使えるアンティークなコークスクリューに興味を覚えます。
英国アンティークにはアイアン アンティークという専門分野があります。 イギリスには世界初の鉄橋で、ユネスコの世界遺産にもなっているアイアンブリッジという誰もが知っている観光地があって、英国人にとってアイアン アンティークと言われてまず思い浮かぶのは、この産業革命の遺産であるアイアンブリッジであることが多いようです。
鉄の道具の歴史はかなり古いわけですが、ジョージアンの時代の中頃に始まった産業革命の影響が大きく、氓フヴィクトリア梠繧通じて、鉄製品が芸術的な領域にまで高められていきました。 ですからイギリスにおけるアイアン アンティークとは、この国の人たちにとって誇らしいアイアンブリッジや産業革命の延長線上にあって、ヴィクトリアンのノスタルジーを感じさせてくれるアンティーク分野であるのです。
昔の鍛冶屋さんの仕魔ヘと言えば、馬の蹄鉄を取り扱う以外にも、例えば、以下にありますような、パブサイン看板のアイアンフレームを作るような仕魔烽ったでしょう。 スケッチしましたパブ看板のフレームは、なかなかに見事な作品でありました。
http://www.igirisumonya.com/antiquecenter.htm
ヴィクトリア梠繧ノはどこの村にもあった鍛冶屋さんと書きましたが、二十一世紀の現代でも、イギリスにはまだ多くいらっしゃることを最近知りました。 рヘ担ぎタイプのゴルフバックを使っているのですが、スタンドの稼動部が壊れてしまいました。 気に入って使っていたので、出来れば直したい。 細いスティールパイプとそれにつながる鉄のL嚥煖・溶接すれば修理が可能です。
電話帳で調べたら、街には何軒か鍛冶屋さんがあることが分かりました。 一番近くの鍛冶屋さんと連絡を取って、揩ソ込んだら、翌日には直しておくとのこと。 しかし出かけるので、修理したら庭先に置いておくから持っていってだって。。。 誰かに取られたりしないかなと心配でしたが、行ってみたらありました。 けっこうアバウトで英国風な職人さんでありました。
No.16298 シルバープレート ナプキン リング
直径 4.8cm、高さ(帯の横幅) 2.5cm、帯の最大厚み 2.5mm、重さ 33g、イギリス製、(六つあります。)
シルバープレートのナプキンリングです。 コンディション良好sズ麗な品と感じます。
側面部分には写真二番目に見えるように、『MADE
IN ENGLAND』の表ヲがあるのもよいでしょう。
シルバープレートについては、アンティーク情報欄 「10.エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」の解説記魔烽イ参考まで。
No. 16280 船乗り用 ブラス & コパー ウィッスル
ウィッスルの長さ 12.3cm、重さ 22g、最大厚み 1.7cm、1930年代頃の英国製、
この笛は1930年代頃の英国船で使われていた品で、ボースンズ ウィッスルと呼ばれます。 ボースンとは甲板長、あるいは海軍においては掌帆長のことで、帆やボート類の管理などを行います、そして艦上で様々な合図に使う号笛を吹くのもボースンの役割です。
直径 5ミリ強の銅製パイプの先に、アンカーの付いたブラス製の球形部分があります。 この球の上部には穴があって、パイプから吹き出される気流が共鳴して、笛音が出る仕組みになっています。 艦上場面の映画シーンで、提督が乗船下船する時などに号笛が吹かれますので、聞き覚えがある方もいらっしゃるかと思います。
空気の吹き込み方や、アンカーの球形部への手のあてがい方によって、いくつかの音色が出るらしいのですが、これにはかなりの練習が必要なようです。 上手く音が出るようになったら、けっこうカッコいいだろうと思います。
お手入れについては、専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt
& ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。
もう一つ良い品を見つけましたのでご紹介しておきましょう。 日本磨料工業製の『ピカール』という品で、海上自衛隊の御用達でもあるそうです。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチックや象牙等のお手入れに使用可能と書いてありました。
No. 16279 バラの花 パーティーバッグ
高さ(留め金含む)15.8cm、最大横幅 21.6cm、下部の最大厚み 4.5cm、重さ 198g、
バラの刺繍が美しいパーティーバッグです。 縁金部分もゴージャスで、全体としてかなや゚Y麗な品と感じます。
両サイドの側面部分は末広がりになっていて、下部の最大厚みは4.5cmほどになります。 側面や底の部分にも花柄の刺繍が入っています。
ハ真二番目で、左下隅のバラの横長は 2.0cmありますが、この中にクロスステッチが
28あります。 1センチ当たりのクロスステッチが14というのはかなり細かい方ではないかと思います。
英国の統合を象徴するチューダーローズの伝統を持つイギリスでは、昔からバラの花が特に好まれてきたことが、こういった品が作られた背景にありましょう。
大小二つのバラの花を組み合わせたデザインはチューダーローズと呼ばれ、バラ戦争後の英国の統合を象徴するチューダー朝の紋章となりました。 バラ戦争は赤バラを旗印とするランカスター家と、白バラのヨーク家が、新旧諸侯を巻き込んで互いに覇を競った中世末期の30年にわたる内乱で、結局は両家が共に戦いで消耗しきってしまったことから、漁夫の利を得たランカスター派のヘンリー・チューダーが次のチューダー朝(1485年〜1603年)を興しました。
このチューダーの時代は、イギリス歴史教育の中で、とっても大きな比重を占めていることを知りました。 うちの娘の学校で開かれた大学入視ウ育課程の説明会に出かけたのですが、二年にわたる受験対策の歴史業は、『チューダー梠縺xと『大恐慌から第二次大戦までの米国を中心とした世界j』とのこと。 この二つの時代しか勉強しないのです。 つまり大学入獅フ出題範囲はこの二つだけということになります。
イギリスでは小学校からチューダーについて学び、中学校でも学んでいます。 それでまた大学入獅焜`ューダー一辺倒とは、いささか驚きました。 範囲が狭いので、かなり掘り下げた授業になり、日本で言えば大学教養課程から専門に近い内容となるようです。 狭い範囲を掘り下げて、歴史を如何に学ぶかという手法を身につけたなら、あとは興味さえあれば、他の時代はおのずから学べるようになる、というのがイギリス流の歴史教育らしいです。
ちょっと話が脱線しましたが、イギリス人のバラ好みの背景には、しつこいほどのチューダー教育の成果がありそう、と思うのです。
No. 16278 英国製 1930年代 ビーズ細工 パーティーバッグ
高さ 14.0cm、最大横幅 18.7cm、最大厚み 3.8cm、重さ 113g、1930年代の英国製、
1930年代のビーズのパーティーバックです。 中にはお化粧直し用の紙入が付属しています。
中央の花模様の直径は4.5センチほどあります。
裏面はビーズの色合いが異なり、ハ真二番目のようにまた違った雰囲気になります。 揩ソ方を変えると、二通りに楽しめるのはよいでしょう。
No. 16277 ヴィクトリアン 木製ハンドル コークスクリュー
(ワイン栓抜き)
長さ 10.6cm、ハンドルの長さ 8.8cm、ハンドルの最大直径 2.3cm、重さ 45g、
木製ハンドルは持ちはかりのあるかなりの硬木で、おそらくオークと思います。 スクリュー棒とハンドルの取り付けはまことにしっかり出来ています。 元々の黒塗りが薄くなってオークの年輪が出ている様qはいい感じで、オーソドックスなタイプながら、一本あるとワインの時間がより楽しくなるアンティークです。
コルク栓抜きは英語で「Corkscrew」になりますが、この単語の響きがなんとなく好きで、タ際に使えるアンティークであることにも惹かれるのです。 gえるアンティークとしてはコンパスや置梃vもよいのですが、食魔竕・bを楽しんでいる中で、ワインの栓を抜くひと時というのは、華のある儀ョのようなものであって、そんなときに使えるアンティークなコークスクリューに興味を覚えます。
No. 16085 エレクトロ プレート ニッケル シルバー リボン飾り ハートの小皿
縦の長さ 10.0cm、横の長さ 8.9cm、高さ 3.0cm、重さ 52g、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、
蝋燭立てでしょうか、灰Mでしょうか、用途が特定できないけれども、なんだか気になる昔の品って時々ありますが、рノとって写真の品はその一つです。
全体がハート フォルムの小皿で、中央にも小さなハートの台が付いています。 このハート台は取り外しが可能です。
小皿の周辺部にはクロスになったリボン飾りが見えています。 リボン飾りの装飾は、どうもヴィクトリアン終わり頃からエドワーディアン頃のデザインに多いように思います。
現代でも馴染み深いハートのデザインですが、その歴史をたどりますと、英国におけるハートのモチーフはジョージアンの頃登場し、ヴィクトリア期に大流行した経緯があります。
ハ真のアンティーク小皿は上下二段にハートデザインで、これだけハート&ハートしておりますと、やはりヴィクトリア期のハート大流行が背景にある品と推理しております。
ハート台にはメーカーズマークと「EPNS」の刻印があります。 「EPNS」とは、Electro-plated
Nickel Silverを意味しています。
エレクトロ プレート ニッケル シルバーですので、もともとはシルバーの輝きをしていたと思いますが、今ではベースメタルのブラスが卓越しており、ずいぶん昔の品と感じられます。
ヴィクトリア梠繧フエレクトロプレート技術については、英国アンティーク情報欄にあります
「エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」の解説記魔烽イ参考ください。
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