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No. 17115 ブラス コンパス
直径 3.3cm、重さ 29g、本体厚み 1.2cm、突起部分の長さ 5.5mm、高さ 2.5mm、二万四千円

まず、このコンパス、かなり重いです。 そして、コンパスとしての機能性がとても高いです。 

30グラムに近い持ちはかりがあって、手にしてみるとずっしり感があるのは、素材に厚みがある為で、普通に使われるような携帯用コンパスとはかなり違った風情です。

また、磁針の幅は1ミリほどですが、上下の厚みが2ミリほどあって分厚く、これまた特徴的です。 磁針の青い方の先端部をよくご覧いただくと、両サイドに銀色のポッチが付いているのが分かるかと思います。 ゆっくり磁針が動いていると、メダカが泳いでいるようで、なんだかほっとする感じも、私としては高得点を付けてあげたく、気に入りました。 

コンパス好きなので、この分野のアンティークが目に留まると、つい立ち止まってしまいます。 この品はペンダントヘッドではありませんが、いくつか気になる点があって求めました。

ブラスの枠はかなりの厚みがあって、重たくて頑丈なコンパスに仕上がっております。 写真のような突起があるのも不思議で、携帯用のコンパスというよりも、船舶の測量儀であるとか、何か器械の一部であったコンパスではなかろうかと思います。

用途が厳密には特定できないけれども、なんだか気になる昔の品 (その1)(その2)(その3)』って時々ありますが、写真の品はそんなアンティークの一つです。

さらには、この磁針は慣性モーメントが大きいというのでしょうか、動きがゆっくりとスムーズで、精密機械のような雰囲気にも好感が持てました。

カバーガラスには黒い線が引かれていて、文字盤には何も書かれていません。 文字盤に相当するものはありませんが、北が分かれば、そこから時計回りにNESWというわけで、コンパスを使い慣れている方なら問題ないでしょう。 というよりも、メカニカルですっきりした機能美に惹かれるコンパスと思うのです。

ブラス コンパス

横から見た様子


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