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スターリングシルバー アクセサリー 4


No. 18897 シルバー フレーム入り ブラック&ゴールド エナメルワーク ジョージ六世 ファージング コイン ペンダントヘッド
直径 2.65cm、最大縦長(留め具含む) 3.1cm、最大厚み 3mm、重さ 6g、ファージング コインは1943年鋳造、8,800円

英国のファージング コインにエナメルワークを施したペンダントヘッドです。 黒地のエナメルワークに、ジョージ六世の横顔と小鳥は金色エナメルです。 エナメルの反射光には奥行きが感じられて、光の加減でキラキラしr畉麗です。 

ジョージ六世側のカバーの表面にややキズがありますが、 ハ真で見ても分からない程度ですし、ウェン(Wren)側wズ麗なので、よしといたしました。 ゴールドギルトされたシルバーフレームに入っているのもよいでしょう。 フレーム下部には素材の銀を示す「SILVER」の刻印があります。

ファージングという今では使われていない通貨単位の響きにノスタルジーを感じますし、昔の通貨制度を考えてみるよい材料になって、興味を惹かれます。

Farthing コインは四分の一ペンスに相当し、13世紀に初めて作られ、それから700年以上にわたって英国で使われてきた歴史がありますが、1960年に廃~となって、今ではもうありません。

デザインになっているのは ウェン(Wren) という鳥で、尾を高く上げる姿が特徴的です。 成長しても体長が10センチにも満たない、イギリスで最も小さな鳥として知られています。 おそらくファージングが小さな貨幣単位であることから、デザインに採用されたのでしょう。 

英吉利物屋をi疱屓いただいているお客様から、『ウェンという鳥、見たことがあるような、ないような・・』といただきました。 р燻vうところが一緒だったので、ウェン(Wren)について、もう少し調べてみましたら、いろいろ分かってきました。 

まずこの鳥はイギリスにも日本にもいます。 小さくてけっこう動きが素早いので、じっくり見たことがある方は少ないかも知れませんが、R奥の渓流とかで声を聞いた経験は皆さんあると思います。 日本での名前はミソサザイ、鳴き声のいい鳥です。 野鳥好きな方は大勢いらっしゃるようで、ユーチューブで「ミソサザイ」と検索すると、たくさん出てきます。 鳴き声を聞くと、ああ聞いたことあるなと思われることでしょう。

英国の童謡(ナーサリーライム=マザーグース)でも有名な『誰が殺したクック・ロビン』に出てくるロビンという鳥がいますが、このロビンとウェンは夫婦だという考え方が、昔のイギリスにはあったようで、興味深く思っております。 そもそも別種ですから、科学的にはありえないのですが、ロビンが雄鳥、ウェンが雌鳥で夫婦と見られたようなのです。

ロビンはちょっと風変わりな鳥で、庭で芝刈りしておりますと、・閧フ小枝やガーデンゲート~まって人を見張るような挙動をします。 その本当の理由は、ナ刈りすると地面から出てくるミミズなど捕ってやろうということらしいのですが、この庭はロビンの縄張りだとばかりに、人を見張る姿は滑稽でもあり、人懐っこい鳥なのかなあとも思うのです。

そして「王立園芸学協会」と「野生動物トラスト」による、庭で見かける生き物たちのお気に入りコンテストでは、ロビンは上位に入賞する人気の鳥でもあります。

そうすると、人気メロビンの奥さんであるウェンも、イギリスではそれなりの人気を持っていて、そんなことを背景にイギリス硬貨のデザインに選ばれたのか、などと考えております。

余談ながら、ナーサリーライムの韻を踏んだ歌詞は英語の初期教育によいらしく、言葉をようやくしゃべり始めた幼剪Bがプレイグループという保育園で、真っ先に教えられるのがナーサーリーライムです。 「Oつ子の魂」とでも言いましょうか、英語圏で育った人なら誰でも知っていて、口ずさめる童謡がナーサリーライムなのです。

小さな子供のうちに自然と身に付けてしまって、大きくなってから系統立てて学ぶものではないので、日本人の私たちにとってはちょっと厄介な代物でもあります。 暮らしのいろいろな場面で出会う機会はありますが、なかなかピンと来ないのです。

マザーグースの中でも有名な『誰が殺したクック・ロビン』は、映画や小説の中でもよく引用され、例えばその中の一つにヴァン・ダインの『僧正殺人膜潤xがあります。 ところが、рフ場合は、横溝正史の『獄門島』を読んで、「むざんやな冑の下のきりぎりす」にぞっと恐ろしさを感じても、『僧正殺人膜潤xに出てくる「誰が殺したクック・ロビン」に絡めた見立て殺人には、どうもピンとこないのです。

ナーサリーライムは英語文化の共通の基盤なのでしょうが、それが身に付いていない不ゥ由を普段の暮らしの中でも時に感じる一場面です。 まあ、ゆっくり一つずつ身に付けていこうかなあと思います。 ハ真のファージング コイン ペンダントヘッドは、あらためて『誰が殺したクック・ロビン』を読んでみるきっかけになりました。

裏面の肖像は現女王エリザベス二世の父君にあたるジョージ六世です。 「王位を賭けた恋」で有名なエドワード八世が劇的な退位を遂げた後に、急膀、英国王になったのがジョージ六世でした。 ご本人も自分が国王向きなパーソナリティーであるとは思っていなかったようで、それまでに国王になる準備がまったく出来ていなかったこともあって、初めのうちは周囲からも大丈夫だろうかと心配されました。 

ところがその後の対ドイツ戦争中に、側近たちがバッキンガム宮殿からの疎開を進言したのに、それを拒んで、爆撃を受けるロンドンから執務を続けたことで、国民の人気が上がりました。 戦争中のロンドンはしばしばドイツの爆撃機が来たり、さらにはV1やV2と呼ばれるミサイルまでもが飛んでくる危険な状況でありました。 そんな中でロンドンにあって英国民を鼓舞し続けたジョージ六世の評価が上がったのは当然と言えば当然でしたが、さらには王妃や子供たちを大切にする理想的な家庭の夫であったことも、「良き王」として英国民の尊敬を集める理由となったのでした。

エナメルワークとは日本語で言うと「オ宝焼き」のことで、金属にガラスソv縉薬を焼き付ける装飾技法です。 元々は古代エジプトに起源を持ちますが、奈良時代には日本にも伝来しました。 その後、オ宝焼きは日本で技術的な発展を遂げ、ヴィクトリア梠繧フ英国では、逆に日本の技術が大いに研究もされました。 このあたりの経緯は、「英国アンティーク情報」欄の「10.エルキントンミのシルバープレート技術と明治政府の岩倉g節団」後半に解説がありますので、ご参考まで。 

シルバー フレーム入り ブラック&ゴールド エナメルワーク ファージング コイン ペンダントヘッド


No. 18309 フランス製 シルバープレート メダル エンジェルと聖人
直径 2.5cm、最大厚み 2.5mm、重さ 7g、19世紀終り頃のフランス製、3,800円

顔立ちのよさに惹かれました。 縁辺部分にはユリの花や植物文様のレリーフが見えます。 

エンジェルないしはキリストと思われる幼qの足もとには作者の署名があります。 

モチーフや署名の様qからみて、19世紀終り頃のフランス製と思います。
フランス製 シルバープレート メダル エンジェルと聖人フランス製 シルバープレート メダル エンジェルと聖人


No.19018 3つのどんぐり&英国王ジョージ5世 3ペンス銀貨 ペンダントヘッド
直径 2.4cm、留め具を含む縦長 3.0cm、厚み 1mm強、重さ 4g、3ペンス銀貨は1931年鋳造、7,800円

葉っぱのついた枝先にエイコーン(どんぐり)3つが三角井形に組まれたデザインは、1931年の3ペンス銀貨です。 コインの裏面には英国王ジョージ5世の横顔があります。 

ピアストワークのフレームにホールマークはありませんが、このフレーム素材も銀で間違いないでしょう。 銀のやわらかな輝きに惹かれる 『3つのどんぐり&英国王ジョージ5世 3ペンス銀貨 ペンダントヘッド 』と思います。

どんぐりのデザインが可愛らしい銀でありますが、このどんぐりには、歴史および文化的な背景からイギリスでは、なかなかに深遠な意味合いが含まれており、こうしたモチーフのよさがポイントになるペンダントヘッドと考えています。

どんぐり3つのスリーエイコーンは、繁栄を象徴するクリスチャンモチーフで、教会のステンドグラスなどでも、よく見かけます。

エイコーン(Acorn=どんぐり)は古代ローマまで遡れるモチーフの一つで、ケルティックやスカンジナビアン アートにおいても、Life(生命)、Fecundity(豊かさ、生産力)、Immortality(永久になくならないこと)を表象するモチーフとして好まれてきました。 そして繁栄をシンボライズするクリスチャンモチーフとして、今日にも引き継がれています。

英語には、『Every oak must be an Acorn.(樫の大樹も元々はみなどんぐり)』という諺があって、一粒の小さなどんぐりで、樫の大木をシンボライズしているケースもしばしば見受けます。

イギリスでは銀貨のペンダントヘッドを時に見かけます。 シリング銀貨と比べて、この銀貨は小振りなサイズになりますが、かえってこのくらいのサイズの方が使いやすいかも。 3ペンスは直径1.6センチと小さいですが、やはり銀貨であるところは嬉しいものです。 

ジョージ五世は1910年から1936年までの英国王で、その王妃がドールハウスでも有名なQueen Maryです。 メアリー王妃はアンティークや刺繍が趣味の奥方でした。 

ヴィクトリアンからエドワーディアン以降しばらくは、大はクラウン銀貨に始まって、いろいろな銀貨が使われましたが、3ペンス銀貨は銀貨としては最小額になります。 最少額とは言えども銀貨であるわけで、そのあたりに面白さを感じます。 

「3」という数、日本でもそうだと思いますが、英語ではラッキーナンバーに通じるものがあって、縁起物ではよく出会う数嘯ナす。 ホースシューでご紹介したことがある「Three Horseshoes」もそうですし、チェスター アセイオフィスの「Three Wheat Sheaves(3つの麦束)」も同様でしょう。 

キリストが生まれた時に訪ねてきたという「東方の3賢人」の例もあります。 マクベスの「Three Witches」はどうでしょうか、これはなにかと「3」だと、おちつきがよいということかも知れません。 日本でも「3度目の正直」、「仏の顔も三度」、「二度あることは三度ある」など馴染み深いもので、「3」にこだわる意味合いには納得感がありそうに思うのです。

最後に、イギリスの昔のお金についてですが、1ポンド=20シリング=240ペンスなので、「1シリング」=「12ペンス」になります。 ポンド、シリング、ペンスと3つの単位を持っていた英国の旧通貨単位はなんだかとても複雑で、十二進法が混じっているので計Zするのも億劫です。

サマセット・モームの「撃ニ六ペンス」の題名を初めて見た時に、なぜ六ペンスなのかと思ったものですが、十二進法の通貨単位では、ちょうどきりがよい数でもあるのです。
1971年になってようやく旧通貨制度が廃~され、1ポンド=100ペンスのすっきりした十進法の制度に代わって現代に至っています。 

十二進法を使っていた名残が、今日の英国人の暮らしにまだ残っていることに、気が付きました。 娘が通ったイギリスの小学校では、掛け算の九九のことを「Times Table」と呼んで、低学年の子供たちは日本と同じように暗唱するまで練習します。 ところが日本と違うのは「一の段」から始まる九九が「九の段」で終わらないのです。 イギリスの九九は12*12まで覚えます。 日本の九九は81通りですが、英国の九九は12*12=144通りです。 今日の十進法の暮らしなら「十一の段」や「十二の段」は不要なはずですが、ずいぶん昔の名残が未だに残っていて、先生たちも「十二の段」まで教えないと気が済まないのでしょう。

このややこしい12進法の呪縛をイギリス人にかけたのは、一千年近く前にイングランドを征服してノルマン王朝を開いた、元々はフランス貴族のノルマンディー公ウィリアム(=ウィリアム一世)だったことが知られています。 彼がやってくる前のサクソンの頃のイングランドでは、「1シリング」=「5ペンス」だったものを、この新しい王様が「1シリング」=「12ペンス」にせよと定めたのでした。 そしてその後、お金の単位については1971年までウィリアム一世の定めが守られてきたわけで、そしてまた、今でも21世紀の子供たちが「十二の段の九九」を習っているわけなのです。
Oつのどんぐり&英国王ジョージ五世 Oペンス銀貨 ペンダントヘッド


No.18907 クィーン エリザベス二世 戴冠25・N(シルバージュビリー)記念 スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド
インゴットの縦 3.5cm、留め具を含む縦長 4.25cm、最大横幅 1.25cm、銀の厚み 2mm、1977年 ロンドン アセイオフィス、8,800円

表側のデザインはエリザベス二世の横顔と、『SILVER JUBILEE』の刻印、そして前と後ろに分かれて『1977』の表ヲです。

裏面には大きめな四つのシルバーホールマークが刻印されており、それらは、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン アセイオフィスのレオパードヘッド、1977年のデートレター、そしてメーカーズマークになります。
クィーン エリザベス二世 戴冠25・N(シルバージュビリー)記念 スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド


No.19051 黄道十二宮 しし座 LEO スターリングシルバー ペンダントヘッド with 「LONDON」
直径 3.15cm、留め具の銀円環を含む縦長 3.9cm、重さ 11g、厚み 1.5mm、6,800円

いい感じに時を経て今にいたっている銀塊という風情に惹かれました。 ハ真でも分かるように、細かいキズはあるのですが、それらが丸みを帯びたといいましょうか、長い年撃フうちにカドが取れて、おだやな雰囲気になってきております。 何十年という年撃経ないと、こういう感じは出てこないものです。

ハ真二番目をご覧いただくと、下の方に小さな刻印があります、「STERLING」とあって、これは素材がスターリングシルバーであることを示しています。

もう一つ、こんどは上の方に、文字列があって、ルーペで見てみたら、「LONDON」と読めました。 初めに見たときから、イギリス地場の銀だろうなと感じていたので、驚きはありませんでしたが、そうは言っても、「LONDON」とあれば、アンティークシルバーとして、この銀塊についての手掛かりが増えることから、グッドポイントと眺めております。
黄道十二宮 しし座 LEO スターリングシルバー ペンダントヘッド with 「LONDON」


No. 18909 マルタ 騎m団 紋章 スターリングシルバー クロス フォブ ペンダントヘッド
縦の長さ(留め具含む) 4.8cm、横の長さ 4.1cm、重さ 13g、丸い部分の直径 2.5cm、1940年 バーミンガム、9,800円

よく見ると、中央のマルティーズ クロスの上には四頭のライオンが歩いています。 l方向の小花は可愛らしいアクセントです。 中ほどの丸い部分はドームのようにふくらんでいて銀が厚くなっていき、中央の最大厚みは3.5mmとなっています。 このドーム状に厚みを帯びた部分も、中まで銀e瀁密なソリッドシルバーでありますことから、閧ノしてみると、しっかりした銀の質感が心地よい出来栄えに仕上がっていると感じます。

ロンドンに本部があったThe St.John Ambulance Associationの品ですが、1940年の銀製というと、Air Raid Precautionsの銀製バッチと同様な背景を持っているものと考えられます。

裏面にブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1940年のデートレターになります。

ホールマークの上には、「Registered at St Johns Gate London」と刻印されています。 「St Johns Gate」は今でもロンドンの中心街に残っているアンティークは建物で、The St.John Ambulance Associationの本部があった場所になります。 今ではThe Museum of the Order of St Johnとして、ミュージアムになっているので、出かけてみれば、ハ真の品の歴史的背景をより詳しく知ることも可能です。 ちなみに最寄り駅はロンドン地下鉄サークルラインのファーリンドンとバービカンになります、ロンドン観光の際には立ち寄りやすい場所だと思います。

中央に見えるクロスをご覧いただくと、中心から四隅までが等距離で、放射状のデザイン、そしてクロスl隅の先端部が「V」嚮`をしており、これがマルティーズ クロスのメルクマールとなります。

このマルティーズ クロスの上には四頭のライオンが歩いていますが、このあたりはイギリス人のライオン好きが出ているなあと興味深く見ました。

イギリスで人気のある強い動物といえば、まずはライオンが挙げられます。 イギリスの数多いパブの中にあって、もっとも多い名前が「Red Lion」で、英国人のライオン好きを示しています。 この国には約六万繧フパブがありますが、そのうちで一番多いパブの名前は「Red Lion」で、六百軒のレッドライオンがあると言われます。 英国中のパブのうちほぼ百軒に一軒はレッドライオンという計Zです。

歴史的に見ても、O頭のライオンは『ライオンハート(R心王)』の愛称で知られる12世紀の英国王リチャード一世時代からのエンブレムです。 リチャード一世は十年間の治世中に国内にいたのがたったの六ヶ撃ニいう王様で、海外での戦いに明け暮れた英国王でした。 戦いで名を馳せ、ライオンハートの称号を得て、その勇気と生きざまは騎mの模範とされています。 

そして現代ではサッカーのイングランド代表が使うエンブレムが、まさにこのスリーライオンなのです。 そんなわけで、サッカーのイングランド代表のことを 『11頭のライオン』と呼ぶのも一般です。

さらに言えば、スターリングシルバーの銀純度を保証するブリティッシュ ホールマークも横歩きライオンの刻印で、ライオンパサントと呼ばれます。 こうしてみると、イギリスにおいては大事なものはみなライオンといっても言い過ぎではないように思います。

マルティーズ クロスとは、十嚮R遠征時代に作られたマルタ騎m団の紋章です。 

以前にマルタ騎m団の方と会ってお話を伺ったことがあります。 世界jの教科書に出てきた騎m団の人が現代にもいるなんて、初めはジョークかと思いましたが、そうではないことを知りました。

元々は12世紀頃に巡礼者保護の目的でエルサレムで活動をはじめた聖ヨハネ騎m団でしたが、16世紀には地中海のロードス島に領土を持ち、その後はマルタ島に移ったことから、マルタ騎m団と名前を変えて現在まで続いているのです。 18世紀にはナポレオンとの戦いに敗れて、領土を失っております。 面白いのは、その後も国際法上の主体として認知され、活動を続けていることです。 現在でも国際連合のオブザーバーであり、蛯ニして医療活動に従魔オているとのこと。 

お会いしたのがベルギーはリールという街にある、十嚮Rの時代には巡礼宿であったというコンポステールというレストランでした。 遠い昔の巡礼宿でマルタ騎m団の人と出会うとは。  21世紀の今でも騎m団員がいるんだと驚きましたが、お話を伺って、なんだか、遠い巡礼の昔、十嚮R梠繧ノタイムスリップしたような気分になりました。

ちなみに、中世ヨーロッパの三大騎m団とは、上記の聖ヨハネ騎m団の他に、テンプル騎m団とドイツ騎m団を含めた三つを言います。 なお、O大騎m団については、エルキントン ステンレススティール ブレード & シルバープレート ハンドル サービング ナイフの説明記魔烽イ参考まで。 ついでに、『十嚮R騎m団 (講談ミ学術文庫)橋口 倫介著』は、中世の騎mの暮らしぶりなど分かって興味深い本です。
マルタ 騎m団 紋章 スターリングシルバー クロス フォブ ペンダントヘッド


No. 19043 ヴィクトリアン ハーフクラウン銀貨 スターリングシルバー ベル ブローチ
縦の長さ 2.5cm、最大横長 2.8cm、厚み(留め具とピン含まず) 1mm強、ヴィクトリアン後期の英国製、9,300円

ヴィクトリア梠繧ノ使われたハーフクラウン銀貨から幸運のベルを切り出して作られた、スターリングシルバーのブローチになります。 ハーフクラウンと言えば、銀貨の中でもかなり大判になりますので、ハ真の銀ベルも素材に厚みがあって、好印象です。

表側は平らに削った上で磨いてあって、もともとの銀貨の面影を感じさせないまでに完成度が高められています。 ところが、裏面をご覧いただくと、立ち姿のライオンの紋章(ライオンランパント)や、スリーライオンなどが見えてきて、この品は元々が百年ほど前の銀貨であったと分かるのは、ちょっとしたサプライズで、興味深い英国アンティークシルバーと思います。

ベルのモチーフは教会における結婚式の鐘(Marriage Bells)を連想させますし、英語には「sound as a bell (きわめて健康で、申し分ない状態で)」という言い回しもあります。 さらには純銀素材であることから、シルバーベルのよい意味合いが好まれて、身に着けるアクセサリーとして使われたものと思います。

рフ家の周りでは、日曜の午前と水曜の夕方には近くの教会から鐘の音が聞こえてきます。 あるいは結婚式がある時には、ずいぶん盛大に鐘の音が響き渡ります。 今ではボランティアの人たちが鐘を鳴らしたり、機械d掛けの方が多いと聞きますが、その昔のイギリスではベルリンガー ギルド(ベル鳴らし人同業組合)の人たちが仕魔ノしていた時代もあったそうです。

ベルリンガー(振鈴者 orベル鳴らし人)とは、どんなものか、こんな映像を見つけましたのでご参考ください。
https://www.youtube.com/watch?v=WgPadl4qZ4w
https://www.youtube.com/watch?v=inI0KWRO2mw

ヒュー・グラント蜑奄フ映画 『フォー・ウェディング』(Four Weddings and a Funeral)では教会の鐘が鳴り響く場面がたくさんあります。 結婚式の教会の鐘の音っていいもんだなと聞きましたが、裏方さんの様qを知ると、けっこうたくさんな人たちで、いい運動になりそうな様q。 

裏面に見えているデザインについて、もう少し敷衍して申し上げますと、ヴィクトリア女王時代に好まれたシールドリバースのデザインになります。 描かれているのは、右上にライオンの立ち姿でライオンランパント、左下にはハープクラウンド、そして三頭のライオンは『ライオンハート(R心王)』の愛称で知られる12世紀の英国王リチャード一世時代からのエンブレムです。 

余談ですが、リチャード一世は十年間の治世中に国内にいたのがたったの六ヶ撃ニいう王様で、海外での戦いに明け暮れた英国王でした。 戦いで名を馳せ、ライオンハートの称号を得て、その勇気と生きざまは騎mの模範とされています。 そして現代ではサッカーのイングランド代表が使うエンブレムが、まさにこのスリーライオンなのです。

デザインとモチーフの良さに加えて、シルバースミスのテクニックの高さに惹かれて気に入りました。 銀貨からベルを切り出す糸鋸を使った作業、表面の飾り文字とエングレービング、縁辺部のブライトカットなど仕上がりのよい作品と思います。

ハ真一番目に見える文字はEとRが重なったものです。 イニシャルERあるいはREの方にお薦めしたいと思います。

ハーフクラウン銀貨はヴィクトリア梠繧フ2.5シリング(=0.125ポンド)にあたります。 遠い昔の銀貨というのは、トレジャーハントに通じるロマンを感じますし、クラウンという響きも好きです。 ではいったい、ハーフクラウン銀貨はヴィクトリア梠繧ノどのくらいの価値を持っていたのでしょうか、それを知るためには、当桙ニ現代の賃金や物価水準も検討しないと答えが出てきません。

Roger Bootle≠フ「The Death of Inflation」という本によれば、ヴィクトリア梠繧ヘ長期にわたって物価が安定した時代だったようです。 例えば、ロンドンタクシーの前身である乗合馬ヤの初乗り運賃は1694年に1マイル当り1シリング(つまり現代の0.05ポンド)と設定され、この運賃がヴィクトリア梠繧通じて変わらなかったことが紹介されています。 今日、ロンドンタクシーで1マイル乗ると、渋滞がなければ3.5ポンドほどですが、タ際には5ポンドほどかかるのではないでしょうか。 この比較でみると、今日の物価はヴィクトリア梠繧ニ比べて70倍から100倍になっていると考えられます。 

また、シャーロック・ホームズの話には、ヴィクトリア梠繧フ給料や家賃についての記述があるので検討してみると、ロンドン ロンバート街の株ョブローカーの週給が3ポンドとか、郊外のこぎれいな別荘の年間家賃が80ポンドなどとあり、この面から見てもやはり、ざっくり100倍とみてよさそうです。

そうしますと、ハーフクラウン銀貨とは当档鴻塔hンのサラリーマンが一日働いて、やっと四枚得られる金額であることが分かります。 

昔の物価水準や個々の物の値段について分かってくると、アンティークや当桙フ時代状況により親しみが湧いてきます。 その上であらためてドイルやディケンズ、そしてブロンテの小説を読んでいけば、英国アンティークと、それを取り巻く時代背景について理解がいっそう深まることでしょう。

追記:ハーフクラウン銀貨はサラリーマンが一日働いて四枚得られる金額と書きましたが、これは都会のロンドンのことですし、当桙ニしては比較的高給かもしれません。 『特命全権大使 米欧回覧タ記(二)(英国編)』によれば、バーミンガムのペン製造工場について以下のような記述があります。 「ウェルス♂・ミのペン製造場に至る。...中略...職人に婦人多し、その給料は一日に平均2シリング半、」 こちらの事例で言えば、ハーフクラウン銀貨はちょうど一日分の給料に当たります。 

ハ真のベルブローチ素材として使われたハーフクラウン銀貨は、タはけっこうな金額の素材であったことがお分かりいただけると思います。

『特命全権大使 米欧回覧タ記(二)(英国編)』については、英国アンティーク情報欄の「10.エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」の記膜續シの解説もご参考ください。
ヴィクトリアン ハーフクラウン銀貨 スターリングシルバー ベル ブローチ


No. 19009 ヴィクトリアン スターリングシルバー スカーフリング
楕円の長径 2.8cm、短径 2.1cm、ヴィクトリアン終り頃の英国製、8,800円
ハ真二番目に見えるように、丸いポッチがうまく組み合ってしっかりとまる仕掛けです。 ホールマークはありませんが、闥、りのエングレービングが見事なこと、そして金属の風合いからみて、ヴィクトリアン後期のスターリングシルバー工芸品で間違いないでしょう。
ヴィクトリアン スターリングシルバー スカーフリング


No. 19008 五フラン銀貨 ペンダントヘッド
直径 3.7cm、長さ 4.45cm、厚み 2mm強、重さ 26g、銀貨の鋳造年は1823年、10,800円
銀貨そのものが大きいので、アクセサリーとしてはごっつい系になります。
五フラン銀貨 ペンダントヘッド


No.18898 フラワー デザイン スターリングシルバー ペンダントヘッド
花の最大横幅 2.5cm、厚み 1.5mm、ペンダントヘッドの長さ(丸留め具含まず) 3.9cm、5,800円

フラワーモチーフのスターリングシルバー ペンダントヘッドです。 美しい銀細工でありますが、銀は厚めな構造で、見た感じよりしっかり出来ている印象です。 

花びらは中央部分にもっとも厚みがあって、先端に向かって平らになっていきます。

pic 2 のように、裏面にはお花の両下端部分にスターリングシルバーを示す「925」の刻印があります。

フラワー デザイン スターリングシルバー ペンダントヘッド



No. 18668 スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク
クロス本体の縦 3.1cm、留め具を含む縦長 3.7cm、横の長さ 1.8cm、1982年 バーミンガム アセイオフィス、5,800円

裏面にはブリティッシュ ホールマークが刻印されていて、デートレターを読み取ると、この品が作られたのは今から三十年前の1982年と分かります。

クロス中央から四方に向かって、放射状のカットが施されており、光の反射e畉麗です。

ハ真二番目に見えるホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1982年のデートレターになります。

裏面に四つ並ぶ刻印のうち、下から二番目にあるライオンの刻印が、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになり、重要な刻印です。 このライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から470年ほど前の1544年のことになります。 これは当档eューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク

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