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シルバー以外のアクセサリー (ゴールド、ブラス、他) 4


No. 18241 草花文様 ウェーブパターン ヴィクトリアン 9カラット ローズゴールド フロント ペンダントヘッド
縦の長さ 3.8cm、横の長さ 0.9cm、重さ 5g、本体厚み 1mm強、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、
この短冊形のペンダントヘッドはベースメタルの上に、9カラットのローズゴールドの薄板を被せた作りで、「9カラット ローズゴールド フロント」と呼ばれる素材で作られております。

デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、9カラット ローズゴールド フロントという素材と共に、闥、りのエングレービングの見事さ、草花文様のウェーブパターン デザインからみて、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンにかけての品でありましょう。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む為に、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあるしイギリスっぽいので、рヘ9カラットのローズゴールドが好きです。

彫刻デザインの波模様はオーソドックスなヴィクトリアンおよびエドワーディアン アンティークの特徴です。 波模様のウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代に好まれました。

波模様の背景で色合いが濃く見える部分は、1ミリ間隔に何本もの彫刻線を引いて影を付けていった細工で、鐡魔ニしては限界的な繊細さを持っていることがルーペで見ると分かります。 ハ真では十分にその繊細さがお伝え出来ませんが、アンティークハント用のルーペがお手元にあれば、眺めているだけでも楽しめるアンティークに仕上がっています。
草花文様 ウェーブパターン ヴィクトリアン 9カラット ローズゴールド フロント ペンダントヘッド


No. 18554 王冠と大鳥 クレスト(紋章) メタルワーク ペンダントヘッド with シルバープレート
直径 3.7cm、最大厚み 2.5mm、クレスト部分の縦長 1.7cm、重さ 8g、1930年代の英国製、

中央には王冠をかぶった盾状飾りがあって、両翼を広げた鳥の紋章となっています。 コパーないしはブラス素材にシルバープレートが施されているものと思います。

紋章はコートオブ アームズと言うのが一般には正式です。 クレストという言葉もありますが、クレストとは紋章の天辺にある飾りを言います。 ただし、紋章のすべてを描いて使うのは、大掛かり過ぎるので、その一部をもって紋章とされることも多く、中紋章とか大紋章という言い方もあります。 しかし、その区別は厳密でないので、紋章の一部をもってコートオブアームズという言い方をしても差し支えありません。

ちなみに、このコート オブ アームズの体系化や研究について、中世ヨーロッパにおいては、多くの国々に紋章を管理する国家機関がありました。 今ではなくなっているのが普通ですが、面白いことにイギリスでは紋章院というのがまだ活動を続けています。 イギリスの紋章学(Heraldry)は九百年ほどの歴史を持っており、大学以上の高等教育で学ぶ歴史学の一分野となっています。 

コート オブ アームズ(=紋章)を使っていた人々とは、どういう階層の人たちであったのか、考えてみました。

今日のイギリスは品のよい国のように見られることが多いですが、歴史を紐解きますと、節操のないことで名高い時代も長くありました。 キャプテン・ドレークは世界を航海して略奪をきわめて、当桙フ国家予Zに匹敵するほどの金銀財宝を奪って帰ってきたので、エリザベス一世から叙勲を受けました。 お金がすべてという傾向は、紋章院においてもあったようです。

紋章学や紋章院の働きについて書かれた本が、『HERALDRY IN ENGLAND』(Anthony Wagner著、Penguin Books、1946年刊)です。

この本によりますと、紋章院が認めてきたコートオブアームズは四万あるとのこと。
一方で英国の王侯貴族にあたる家柄は千足らずとなっています。

この数嘯フバランスから分かることは、第一にコートオブアームズは王侯貴族だけのものではないこと。 第二に、そうは言っても、代々伝わるコートオブアームズがある家系は、英国の中でも数パーセントに過ぎず、その意味で日本における家紋とはだいぶ違っていること。

Y業革命が進行して、新興富裕層が厚くなってきたのがヴィクトリア梠繧フ初め頃になります。 当桙フ富裕層はコートオブアームズを求めましたし、また求めれば手に入る性質のものであったようです。
王冠と大鳥 クレスト(紋章) メタルワーク ペンダントヘッド with シルバープレート


No.18351 レンズ&プリズム効果 奥行き&立体感が強い d掛け物アンティーク ブルー フラワー ブローチ
縦の長さ 2.85cm、横の長さ 4.7cm、厚み(ピン含まず) 6mm、重さ 8g、1930年代の英国製、

真横から見るとカービングの深さは最大で3mm程度なのですが、表から見ると、奥行きがあってかなり立体感のある花に見えるのが、このタイプのブローチの面白い特徴で、ポイントになっています。

1920年代後半から30年代にかけて英国で流行ったタイプのブローチです。 素材の透明な硬ソプラスチックに、裏面から花や葉っぱを彫刻し、さらにペイントが施されることによって、色合いが美しくリアルで立体感あるブルーフラワーに仕上がっています。

花びらの先端が白っぽくて、内側に向かってほんのりとブルーがかる色合いのグラデュレーションは素晴らしいと思いますし、花びらや葉っぱのわずかな透明感には、品のよさを感じます。

ハ真二番目をご覧いただくと分かるように、ブローチは台形をしていて、表側の縦横は2.85cm* 4.7cmですが、裏面の長方形の縦横は一回り小さくて2.0cm*3.8cmになります。 側面を斜めにカットすることで、レンズ&プリズム効果が働いて、奥行き感が強調される作りになっており、d掛け物アンティークと言ってもよさそうです。 不v議な感じが好ましく思えるアンティーク フラワー ブローチです。
奥行き&立体感が強い ブルー フラワー ブローチ


No. 18279 ジェード(稘翠)ハートのペンダントヘッド
ハートの横幅 1.95cm、最大厚み 4mm強、留め具を含めた縦の長さ 2.75cm、
ふっくらしたハートシェイプのジェード(稘翠)ペンダントヘッドです。 留め具部分にホールマークはありませんが、9カラット ゴールドで間違いないでしょう。 

ハートは現代でも馴染み深いデザインですが、その歴史をたどりますと、英国におけるハートのモチーフはジョージアンの頃登場し、ヴィクトリア期に大流行した経緯があります。 

またジェードについては、大英帝国梠繧フ英国にとってニュージーランドが主要t疆翠の産地であったことがこの品の背景にあります。 当桙ヘ大英帝国の海外版図が拡大し、ニュージーランドYのジェードが多く本国にもたらされた時期で、1920年頃までこうした状況が続いていたのです。

р翼ナ翠というとハンドオーバー(英国領から中国への香港返還)を挟んで、二年ほど香港に住んでいた頃を思い出します。 香港の友人はお守りの意味も兼ねr疆翠を身につけている人が多かったのです。 友達かゆη翠はその人の健康のコンディションによって色が変わるとか、稘翠は持ち主を守ってくれるとかいう話を聞いているうちに興味が湧き、今でもロナ翠にはよい印象を持っています。



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