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アンティーク新着品 その2



No. 20175 エドワーディアン スターリングシルバー バックル with ブリティッシュ ホールマーク
横の長さ 4.65cm、最大縦長 2.85cm、重さ 10g、銀の最大厚み 3mm、1903年 バーミンガム、Levi & Salaman作、一万五千円

このシルバーバックルは、ちょうど手首に合うように、ややゆるやかに湾曲しております。そこで手首に合わせて革のストラップで留めれば、エドワーディアン アンティークの今日的な興味深い使い方と考えてます。

今から百年以上前のエドワーディアンの時代に作られたスターリングシルバーのバックルです。 フラワーレリーフが可愛らしく、かつ銀が厚めに出来ていて好感が持てます。

シルバースミスのLevi & Salamanはヴィクトリア中期の1870年にバーミンガムで創業した銀工房になります。 創業者のハリス・レヴィは、1866年に親戚を頼ってバーミンガムへ出てきましたが、持ち前の仕事熱心さで四年後には独立して事業を起こすのに成功しました。 

創業当初はギルトジュエリーのメーカーで、海外からの需要に応えることで事業を大きくしていきます。 1878年には企業買収を行って経営規模が大きくなり、1893年にはロンドン進出を果たしました。 ヴィクトリア時代のイギリスはゼロから出発した成功者を多く生み出していますが、ハリス・レヴィもその一人になります。 

1915年の英国フェアーに Levi & Salamanも出展しておりますが、その中で「兵士を救った Levi & Salaman 製の銀スプーン」というのが会場を訪れた人々の注目の的となったそうです。 ある英国兵士の胸ポケットに、もしその銀スプーンが入っていなかったら、戦場の銃弾に倒れるところだったものを、Levi & Salaman 製の銀スプーンが助けてくれたいうことで、英国王をはじめ多くの人たちの関心を集めたという記録が残っています。 

そもそも、めったに起こることではないので珍しいし、シルバーが幸運をもたらすラッキーアイテムとして好まれるお話の一つとして、当時話題になったものでしょう。

ブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印された銀製品であることもポイントになっています。 写真一番目で左上に並んだ四つのホールマークは順にLevi & Salamanのメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1903年のデートレターになります。 

銀の質感が心地よく、綺麗なアンティーク シルバーなので、私はこういう品を手にしているだけでも楽しめるのですが、お客様との遣り取りで、写真のようなエドワーディアン アンティークを、現代風にアレンジして身につけることについてヒントをいただきました。 アイディア気に入りましたので、皆様にもご紹介させていただきましょう。

このシルバーバックルは、ちょうど手首に合うように、ややゆるやかに湾曲しております。 そこで手首に合わせて革のストラップで留めれば、エドワーディアン アンティークの興味深い使い方になるというわけです。

このアンティークが作られた当時の時代背景については、英国アンティーク情報欄にあります「14. Still Victorian (百年ほど前のイギリスはどんな様子であったのか?)」の解説記事もご参考まで。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 この銀のバックルが作られたのは1903年ですから、正式な‘アンティーク’に晴れて昇格している品ということになります。 

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1902年:日英同盟締結、1905年日露戦争の日本海海戦、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷山に衝突して沈没とか、出てきます。

このアンティークが作られ、使われていた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみであろうと思うのです。

エドワーディアン スターリングシルバー バックル with ブリティッシュ ホールマーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20174 アーツ & クラフツ ヴィクトリアン シルバープレート ピアストワーク ベルト
長さ 69cm、重さ 111g、バックル部分の最大ピース縦横 5.6cm*4.1cm、ベルトの帯幅 2.8cm、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、一万五千円

ヴィクトリアン シルバープレートのアクセサリーです。 作られたのはヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃となりますので、今から一世紀以上も前の作品になります。

それぞれのピースを詳しく見てみましょう。 中央のバックル部分には三つ葉のデザインが上下にあって、中ほどのフラワーデザインと相まって、ゴージャスなピアストワークを構成しています。 ベルトの帯部分には、上下にハートがあしらわれ、左右上下にはCスクロールの複合デザインが効いています。 ハートもCスクロールも、ヴィクトリアン アンティークに典型的に見られるデザインです。 

もともとの用途は、百数十年前には女性用のベルトとして使われた品になります。 当時はベルトと言っても、長さの短い品が多く、例えば 「16651 ヴィクトリアンベルト」と同じタイプのアクセサリーと言えましょう。 ただ、写真四番目をご覧いただくと、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の様子ですが、なるほど、納得です。

今日的な使い方としては、ネックレスにするのもありかなと。 ゴージャスなヴィクトリアン アンティークで、もともとの用途と歴史的背景が興味深く、話題性も抜群なアンティークと思います

写真三番目は裏面の様子になります、しっかり作り込まれたクォーリティーの高さを感じます。 また、それぞれのピースの裏面には刻印が見えており、これは「EPNS」の刻印です。 EPNSとは、Electro-plated Nickel Silverを意味しています。

シルバープレートの品になりますが、手にしてみると、その存在感は圧倒的で、現代では作りえないアンティークであると感じられます。 品物自体が長い年月の経過を示しているという意味で、得がたいアンティークであると思います。

シルバープレートについて詳しくは、アンティーク情報欄にあります 「10.エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉使節団」の解説記事もご参考ください。

アーツ & クラフツ ヴィクトリアン シルバープレート ピアストワーク ベルト(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)アーツ & クラフツ ヴィクトリアン シルバープレート ピアストワーク ベルト(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)アーツ & クラフツ ヴィクトリアン シルバープレート ピアストワーク ベルト(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20008 タッセル飾り ネックレス
タッセルの長さ 7.7cm、ネックレス一周の長さ 76cm、全体の重さ 37g、七千五百円

しっかりしたタッセル飾りに、三連チェーンのネックレスです。 チェーン部分には1.5cmから2cmほどおきに絞りの入った構造になっていて綺麗です。 素材は銀ではありませんが、良い品と思います。

旧約聖書にモーゼがタッセルを使って戒めを守る助けとした話があり、装飾品としてのタッセルは3500年に及ぶ歴史があります。これほど長い歴史があると、今では世界中に散らばって、どこの文化圏でも類似の装飾品が見られます。

【参考】:民数記15章37-40、『主はモーセに告げて仰せられた。「イスラエル人に告げて、彼らが代々にわたり、着物のすその四隅にふさを作り、その隅のふさに青いひもをつけるように言え。そのふさはあなたがたのためであって、あなたがたがそれを見て、主のすべての命令を思い起こし、それを行なうため、、、、」』

オックスフォードの学生はタッセル飾りの帽子をかぶることから、少しローカル訛りが入ってトフというと、学生を指します。身分を示したり、信仰の助けとしたり、お守りというのがタッセルの役割です。

【関連記事】中世の面影がそのまま残るアンティークな小道 Queen’s Lane


タッセル飾り ネックレス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)タッセル飾り ネックレス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)




No.20163 透かし細工 マザー オブ パール ブローチ
マザー オブ パールの直径 3.5cm、留め具を除く本体MOPの最大厚み 3mm弱、一万円

MOPブローチ大中小のうち中サイズになります。

手仕事で丹念に作られた繊細な透かし彫りのブローチです。 デザインのよさに加えて、マザー オブ パールの輝きに惹かれて求めました。 

星の中央あたりがもっとも厚くなっていて、ゆるやかなドーム状をしています。 透かし細工は糸鋸を引いた跡が残り、手仕事であることがルーペで見てみると分かります。 

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

透かし細工 マザー オブ パール ブローチ


No.20162 透かし細工 マザー オブ パール ブローチ
マザー オブ パールの直径 2.5cm、留め具を除く本体MOPの最大厚み 3mm、八千円

手仕事で丹念に作られた繊細な透かし彫りのブローチです。 デザインのよさに加えて、マザー オブ パールの輝きに惹かれて求めました。 

星の中央あたりがもっとも厚くなっていて、ゆるやかなドーム状をしています。 透かし細工は糸鋸を引いた跡が残り、手仕事であることがルーペで見てみると分かります。 

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

透かし細工 マザー オブ パール ブローチ <BR>


No. 20161 マザー オブ パール ピアストワーク ブローチ
楕円の長径 3.45cm、短径 2.2cm、マザー オブ パールの最大厚み 2mm、留め具を含む最大厚み 6.5mm、一万一千円

小振りなブローチになりますが、雪結晶のようなピアストワークが美しく、マザー オブ パールの色艶もよくて気に入りました。 雪結晶の中央にあたる頂点部分がもっとも厚みがあって2ミリほどになります。 

五つの方向に伸びる星形の尾根が反射する光彩が綺麗で、細かなところまでよく出来たマザーオブパール ブローチと思います。 ピンは古いですが、しっかりマザーオブ パールに固定されています。

マザーオブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくるようで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 マザーオブパールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

『白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

マザー オブ パール ピアストワーク ブローチ


No. 20160 ヴィクトリアン or エドワーディアン 透かし細工 マザー オブ パール ブローチ
ブローチ長径 4.3cm、短径 3.1cm、マザー オブ パールの最大厚み 6.5mm、一万四千円

留め具や細工の様子から、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアンの作と思います。

マザーオブパールという素材は、内側からミルクホワイトの輝きがこぼれてくる感じで、光に当たるとうっすらと虹色の輝きが出るので綺麗です。

手にしてみると、かなり厚みがあって、しっかりした印象の品です。

ヴィクトリアン or エドワーディアン 透かし細工 マザー オブ パール ブローチ<BR>ヴィクトリアン or エドワーディアン 透かし細工 マザー オブ パール ブローチ<BR>


No. 20146 ウェン(Wren) &英国王ジョージ六世 ファージング ペンダントヘッド with ゴールドギルト
直径 2.0cm、留め具を含む縦長 2.7cm、厚み 1.5mm、ファージング コインは1943年鋳造、五千円

小鳥のウェン(Wren)と英国王ジョージ六世のファージング コインにゴールドギルトを施したペンダントヘッドです。 ファージングは半世紀以上前にその役割を終えて、今では使われていない通貨です。 「Farthing」という言葉の響きにノスタルジーを感じますし、昔の通貨制度を考えてみるよい材料ともなって興味を惹かれます。

上部に取り付けられた円環は、装飾性の高いねじり構造の凝った細工で、ファージング コインに施されたゴールドギルトのデコレーションと合わせて、品のよい仕上がりになっています。

「Farthing」は四分の一ペンスに相当し、13世紀に初めて作られ、それから700年以上にわたって英国で使われてきた歴史がありますが、1960年を最後に役割を終えて、今ではもうありません。

ファージングが使われていた時代は、イギリスで通貨制度改革が行われた1971年より前の時代になります。 当時は1ポンドが240ペンス、ファージングは四分の一ペンスですから、1ポンド=960ファージングでありました。 日本で言ったら、江戸時代の1両=4000文にも匹敵しそうな小さなオーダーであったわけです。 1960年に役割を終えていますから、今日では存在しないのが当たり前ですが、素材となっている銅の価格が今では高騰している為に、ファージングの製造原価という側面から見ても、今ではとてもじゃないけど存在し得ないコインとなっていることも興味深く思います。

もう少し詳しく計算してみましょう。 ファージングは2.8グラム、その95.5%が銅というコインでした。 ニューヨーク マーカンタイル取引所における銅価格は453gあたり3.27ドルでした。 英貨で1ポンドにあたる960枚のファージングを作る銅価格は18.53ドル。 ポンドドル相場 1.52$/£でポンドになおすと、12.2ポンドになります。 

1ポンド分のファージングを鋳造するのに、素材の銅価格だけで12.2倍のコストがかかるとしたら、そんなコインはとてもじゃないけど存在し得ないでしょう。 銅価格の変遷という事情が背景にあって、写真のファージング コイン ペンダントヘッドには、今となってはアンティークでしか手に入らない希少性が備わっているとも思うのです。

デザインになっているのは ウェン(Wren) という鳥で、尾を高く上げる姿が特徴的です。 成長しても体長が10センチにも満たない、イギリスで最も小さな鳥として知られています。 おそらくファージングが小さな貨幣単位であることから、デザインに採用されたのでしょう。 

英吉利物屋をご贔屓いただいているお客様から、『ウェンという鳥、見たことがあるような、ないような・・』といただきました。 私も思うところが一緒だったので、ウェン(Wren)について、もう少し調べてみましたら、いろいろ分かってきました。 

まずこの鳥はイギリスにも日本にもいます。 小さくてけっこう動きが素早いので、じっくり見たことがある方は少ないかも知れませんが、山奥の渓流とかで声を聞いた経験は皆さんあると思います。 日本での名前はミソサザイ、鳴き声のいい鳥です。 鳴き声を聞くと、ああ聞いたことあるなと思われることでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=SUCdqgyuG6Y

英国の童謡(ナーサリーライム=マザーグース)でも有名な『誰が殺したクック・ロビン』に出てくるロビンという鳥がいますが、このロビンとウェンは夫婦だという考え方が、昔のイギリスにはあったようで、興味深く思っております。 そもそも別種ですから、科学的にはありえないのですが、ロビンが雄鳥、ウェンが雌鳥で夫婦と見られたようなのです。

ロビンはちょっと風変わりな鳥で、庭で芝刈りしておりますと、周りの小枝やガーデンゲート止まって人を見張るような挙動をします。 その本当の理由は、芝刈りすると地面から出てくるミミズなど捕ってやろうということらしいのですが、この庭はロビンの縄張りだとばかりに、人を見張る姿は滑稽でもあり、人懐っこい鳥なのかなあとも思うのです。

そして「王立園芸学協会」と「野生動物トラスト」による、庭で見かける生き物たちのお気に入りコンテストでは、ロビンは上位に入賞する人気の鳥でもあります。

そうすると、人気者ロビンの奥さんであるウェンも、イギリスではそれなりの人気を持っていて、そんなことを背景にイギリス硬貨のデザインに選ばれたのか、などと考えております。

余談ながら、ナーサリーライムの韻を踏んだ歌詞は英語の初期教育によいらしく、言葉をようやくしゃべり始めた幼児達がプレイグループという保育園で、真っ先に教えられるのがナーサーリーライムです。 「三つ子の魂」とでも言いましょうか、英語圏で育った人なら誰でも知っていて、口ずさめる童謡がナーサリーライムなのです。

小さな子供のうちに自然と身に付けてしまって、大きくなってから系統立てて学ぶものではないので、日本人の私たちにとってはちょっと厄介な代物でもあります。 暮らしのいろいろな場面で出会う機会はありますが、なかなかピンと来ないのです。

マザーグースの中でも有名な『誰が殺したクック・ロビン』は、映画や小説の中でもよく引用され、例えばその中の一つにヴァン・ダインの『僧正殺人事件』があります。 ところが、私の場合は、横溝正史の『獄門島』を読んで、「むざんやな冑の下のきりぎりす」にぞっと恐ろしさを感じても、『僧正殺人事件』に出てくる「誰が殺したクック・ロビン」に絡めた見立て殺人には、どうもピンとこないのです。

ナーサリーライムは英語文化の共通の基盤なのでしょうが、それが身に付いていない不自由を普段の暮らしの中でも時に感じる一場面です。 まあ、ゆっくり一つずつ身に付けていこうかなあと思います。 写真のファージング コイン ペンダントヘッドは、あらためて『誰が殺したクック・ロビン』を読んでみるきっかけになりました。

裏面の肖像は現女王エリザベス二世の父君にあたるジョージ六世です。 「王位を賭けた恋」で有名なエドワード八世が劇的な退位を遂げた後に、急遽、英国王になったのがジョージ六世でした。 ご本人も自分が国王向きなパーソナリティーであるとは思っていなかったようで、それまでに国王になる準備がまったく出来ていなかったこともあって、初めのうちは周囲からも大丈夫だろうかと心配されました。 

ところがその後の対ドイツ戦争中に、側近たちがバッキンガム宮殿からの疎開を進言したのに、それを拒んで、爆撃を受けるロンドンから執務を続けたことで、国民の人気が上がりました。 戦争中のロンドンはしばしばドイツの爆撃機が来たり、さらにはV1やV2と呼ばれるミサイルまでもが飛んでくる危険な状況でありました。 そんな中でロンドンにあって英国民を鼓舞し続けたジョージ六世の評価が上がったのは当然と言えば当然でしたが、さらには王妃や子供たちを大切にする理想的な家庭の夫であったことも、「良き王」として英国民の尊敬を集める理由となったのでした。

ウェン(Wren) &英国王ジョージ六世 ファージング ペンダントヘッド with ゴールドギルト


No. 20159 マザー オブ パール クロス
クロス本体の縦長 3.4cm、留め具を含む縦長 3.7cm、横の長さ 2.0cm、最大厚み 4mm強、七千円

マザー オブ パール素材のクロスです。 考えてみるとマザー オブ パールの一塊からクロスを切り出す作業は、なかなか大変なことと思います。 

ご希望があれば、このクロスに合うシルバーチェーンをお探しすることも可能かと思います。

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『取手の白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」をご覧いただければ幸いです。
マザー オブ パール クロス





No.20158 マザー オブ パール クロス with ピアストワーク
縦の長さ(留め具含まず) 5.3cm、横の長さ 3.4cm、最大厚み 1.5mm、一万三千円

写真一番目のように表から見たとき、クロスの十字部分は周りの透かしが入った丸い飾り部分よりも一段高くなった構造になっています。 ピアストワークは繊細なもので、手間のかかった仕事と思います。 

糸鋸を使った手仕事のピアストワークは、高い技術を要する仕事で、ルーペで詳細に観察してみても、職人さんの確かな腕前を感じさせる細工になっています。

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」もご覧いただければ幸いです。

マザー オブ パール クロス with ピアストワーク


No.20155 フラワーデザイン マザー オブ パール ペンダントヘッド with ピアストワーク
マザー オブ パールの直径 3.7cm、最大厚み 3mm、一万一千円

手仕事で丹念に作られた繊細な透かし彫りのペンダントヘッドで、デザインのよさに加えて、マザー オブ パールの輝きに惹かれて求めました。 

小花デザインの中央あたりがもっとも厚くなっていて、ゆるやかなドーム状をしています。 透かし細工は糸鋸を引いた跡が残り、手仕事であることがルーペで見てみると分かります。 ご希望あれば、ペンダントヘッドに合うシルバーチェーンをお探しすることも可能と思います。

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『取手の白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

フラワーデザイン マザー オブ パール ペンダントヘッド with ピアストワーク


No. 20136 エドワーディアン アイビーモチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク
クロス本体の縦(丸い留め金含まず) 3.2cm、横 1.9cm、厚さ 2mm、1907年 チェスター アセイオフィス、一万七千円

アイビーのハンドエングレービングが特徴的なエドワーディアン スターリングシルバー クロスです。 ホロー(中空)構造をしていて、かなり立体感があり、手にしてみると厚みを感じるクロスに仕上がっています。 

アイビーの輪郭は手彫りの彫刻がかなり深くて、ブライトカット様の光の反射をもたらして綺麗です。 基本デザインとは対照的に、背景部分のシェードをかけた彫りは大変な細かさになっています。 ルーペで詳細に見ていくと、ハンドエングレービングとしては限界的な職人技が施されているのが分かり、より楽しめるエドワーディアン アンティークであることがお分かりいただけると思います。 

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。 

四つのブリティッシュ ホールマークがすべてしっかりと深く刻印されているのは、このアンティークの好ましい特徴といえましょう。 写真三番目に見えるように、ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、チェスター アセイオフィスのマーク、そして1907年のデートレターになります。 

チェスター アセイオフィスというのも、希少性があってポイントとなりましょう。 英国各地のアセイオフィスで検定を受けた金銀製品のおそらく9割以上は、ロンドン、シェフィールド、バーミンガムのいずれかの品で、チェスターは数が少ないのです。 

写真三番目のように、チェスター アセイオフィスのシティーマークがくっきりと読み取れます。 チェスターのマークは「Three Wheat Sheaves(三つの麦束)」と呼ばれ、1686年から使われてきたものですが、1962年にチェスターアセイオフィスが閉鎖となったので、今はもうありません。

ウィート シーフ(麦束)とは、豊穣、生産力(Fecundity)、肥沃さ(Fertility)のシンボルで、英国ではラッキーモチーフとして好まれる縁起物です。 そもそも小麦はギリシャ神話に出てくる「農業、豊穣、結婚の女神デーメーテール」を象徴しています。 以前にミントン美術館で見た「ウィート シーフを抱えた少女の絵皿」にとても惹かれ、この少女の顔立ちはデーメーテールを意識したのかしらと、妙に気になったのを覚えていて、それ以来どうも私はこのウィート シーフというモチーフに惹かれるのです。

ミントンの絵皿とウィート シーフについて、「英国アンティーク情報」欄の「13. 英国陶器の街、ストーク オン トレント」の解説記事に写真がありますのでご参考まで。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このシルバークロスが作られたのは1907年ですから、晴れて正式な‘アンティーク’に昇格している品ということになります。 日本でいえば日露戦争が終わった頃、かなり古いことがお分かりいただけましょう。 

明治39年(1906年)には夏目漱石の『草枕』が出ております。 東京を離れた温泉宿で非人情の旅をする画工の話ですから、当時の社会情勢がメインテーマではありませんが、それでも、出征していく若者を見送ったり、日露戦争や現実社会の影が背景に見え隠れしています。 昔の時代に思いを馳せるアンティークな資料として、同時代の銀クロスを傍らに置きながら、あらためて読んでみるのも楽しいと思います。

そして、写真のエドワーディアン アンティーク シルバーが作られた少し前には、夏目漱石がロンドンに留学しています。 当時のイギリスの様子は以下の解説記事もご参考ください。
45. 夏目漱石のイギリス留学、アーツ・アンド・クラフツ ヴィクトリアン シェイクスピア本、そして漾虚集(ようきょ集)

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷山に衝突して沈没とか、ずいぶん昔のことなのです。 このアンティークが作られた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみでありましょう。

最後になりましたが、イギリスのアンティーク シルバーを手にする大きなメリットの一つに、刻印されたデートレターを判読することによって、アンティークの製作年を一年刻みで特定できることがあります。 英国のホールマーク制度は、その歴史の長さ、制度の継続性、シルバースミスへの徹底の度合い等すべての面で欧州諸国の中でもピカイチなのです。

これは、一つには英国人の国民性によるところが大きいように思います。 博物学を発展させてきたイギリス人は、物事を整理分類するのが大好きで、500年以上にわたりホールマーク制度を維持し発展させてきました。

欧州諸国のホールマークは、ある特定の時代だけだったり、市場が小さく制度が徹底されていなかったりと不備なことが多いようです。 また旅してみると感じるのですが、欧州人にも気質の違いがあって、偏見かも知れませんが、同じことをイタリア人やスペイン人に要求しても、無理な感じがしないでもありません。

『International Hallmarks on Silver』という本を使うと、過去数百年にわたって各国のシルバーホールマーク体系が概観できます。 ざっくり申し上げると、北欧やオランダのホールマーク体系はイギリス寄りで比較的しっかり出来ていて、ラテン系の南欧諸国はちょっとゆるいといったところでしょうか。

エドワーディアン アイビーモチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)麦束:縁起物(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


英国で一番アンティークな村、クロベリー

イギリス アンティーク ファンにおすすめしたい、いかにも英国ならではのアンティークな村をご紹介します。
本当のアンティークな暮らしとは、考えてみるきっかけになりました。 (Clovelly Harbour Webcamについて追記しました。)

英国で一番アンティークな村、クロベリー(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)英国で一番アンティークな村、クロベリー(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20126 スターリングシルバー ペーパーナイフ with マザー オブ パール ハンドル SOLD
長さ 17.4cm、重さ 27g、柄の最大幅 1.3cm、マザー オブ パール柄の最大厚み 0.7cm、1926年 シェフィールド、James Dixon & Son作、一万一千円 SOLD

イギリスのアンティーク シルバーを手にする大きなメリットの一つに、刻印されたデートレターを判読することによって、アンティークの製作年を一年刻みで特定できることがあります。 英国のホールマーク制度は、その歴史の長さ、制度の継続性、シルバースミスへの徹底の度合い等すべての面で欧州諸国の中でもピカイチなのです。

これは、一つには英国人の国民性によるところが大きいように思います。 博物学を発展させてきたイギリス人は、物事を整理分類するのが大好きで、500年以上にわたりホールマーク制度を維持し発展させてきました。

欧州諸国のホールマークは、ある特定の時代だけだったり、市場が小さく制度が徹底されていなかったりと不備なことが多いようです。 また旅してみると感じるのですが、欧州人にも気質の違いがあって、偏見かも知れませんが、同じことをイタリア人やスペイン人に要求しても、無理な感じがしないでもありません。

『International Hallmarks on Silver』という本を使うと、過去数百年にわたって各国のシルバーホールマーク体系が概観できます。 ざっくり申し上げると、北欧やオランダのホールマーク体系はイギリス寄りで比較的しっかり出来ていて、ラテン系の南欧諸国はちょっとゆるいといったところでしょうか。




No. 20144 一粒パール入り 9カラット ローズゴールド ランタン型 ピアス with ブリティッシュ ゴールド ホールマーク
ランタン本体の縦長 7mm、ランタンの最大横 6mm、留め具を含む縦長 2.25cm、一粒パールの直径 3mm、1979年 ロンドン アセイオフィス、二万一千円

今から四十年近く前に作られた9カラット ゴールド ピアスです。 おそらく、あまり使われることなく現在に至っているようで、コンディションがよろしいのはグッドです。

ランタンの中には一粒パールが入って、灯火となっています。 写真六番目は英国の街路灯でありますが、このフォルムはヴィクトリアン以来の伝統でもあり、英国風なデザインと言ってよさそうです。

もう一つ、オックスフォードの街角で見かけた街路灯
https://www.instagram.com/p/BMIFFdxhB24/?taken-by=igirisumonya

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

留め具部分にはブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのがポイントです。 ホールマークから製作年がきっちり決められるところが、イギリスのゴールドアクセサリーの優れた特徴と考えます。 ホールマークを読み取ると、作られたのは1979年のことで、これは、まずまずの古さと思います。

写真二番目に見えるように、ホールマークは左から順に9カラットゴールドを示す王冠と「375」マーク、ロンドン レオパードヘッド、1979年のデートレター、そしてメーカーズマークになります。 

左から三番目に見えているのが、ロンドン アセイオフィスでゴールド検定を受けたことを示すロンドン レオパード ヘッドの刻印です。 英国王エドワード三世(治世1327年-1377年)が、ロンドンで作られる金銀製品に対して、そのクオーリティーを保証する刻印制度を導入せよと、ゴールドスミス ギルドに命じて、採用されたのが『ロンドン レオパードヘッド』の刻印なのです。 650年の長きにわたる伝統の刻印であって、よく知られているライオンパサントの刻印よりも、長い歴史的背景を持っています。

六百年、七百年と伝統を守って続けていくのは、実際のところ、大変なことだと思いますが、こういうのが得意なのがイギリス人。 写真のゴールドを手にして、ルーペを使って、ゴールドホールマークを眺めていると、英国風というか、英国人気質というか、そういうものが伝わってくるのが嬉しいです。

ちなみに、『ロンドン レオパードヘッド』には、その表情やフォルムに歴史的変遷があって、詳しく調べて研究している人もいます。 書物の一部が写真四番目です、ご参考まで。

一粒パール入り 9カラット ローズゴールド ランタン型 ピアス with ブリティッシュ ゴールド ホールマーク


No.20151 フラワーデザイン マザー オブ パール ペンダントヘッド with ピアストワーク
マザー オブ パールの直径 2.4cm、最大厚み 3mm、八千円

手仕事で丹念に作られた繊細な透かし彫りのペンダントヘッドで、デザインのよさに加えて、マザー オブ パールの輝きに惹かれて求めました。 

小花デザインの中央あたりがもっとも厚くなっていて、ゆるやかなドーム状をしています。 透かし細工は糸鋸を引いた跡が残り、手仕事であることがルーペで見てみると分かります。 ご希望あれば、ペンダントヘッドに合うシルバーチェーンをお探しすることも可能と思います。

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『取手の白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

フラワーデザイン マザー オブ パール ペンダントヘッド with ピアストワーク


No. 20086 エドワーディアン スターリングシルバー 植物文様 ウェーブパターン & ブライトカット ティースプーン 一部 SOLD
長さ 11.0cm、重さ 13g、ボール部分の長さ 3.5cm、最大幅 2.3cm、ボールの深さ 6.5mm、柄の最大幅 1.1cm、1913年 シェフィールド、五千円(2本あります-->1本あります)

百年以上前に作られた銀のスプーンで、手彫りの装飾が見事な品と思います。

植物文様 ウェーブパターンの基本デザインは、深めなタッチで彫られています。 その背景に色合いが濃く見える部分は微細な彫刻で影を付けた細工です。 波模様モチーフには、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)という意味合いが象徴されており、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に好まれたクリスチャンモチーフのデザインです。

柄元に向かってのブライトカットは光の反射が綺麗です。 ブライトカットは18世紀の終わり頃から、英国においてその最初の流行が始まりました。 ファセット(彫刻切面)に異なった角度をつけていくことによって、反射光が様々な方向に向かい、キラキラと光って見えることからブライトカットの呼び名があります。 この装飾的なブライトカット技術が初めて登場したのは1770年代でしたが、それは良質の鋼(はがね)が生産可能となってエングレービングツールの性能が向上したことによります。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します、そして百年もので素晴らしいアンティークはそうはないものです。 この品はもうすでに ‘アンティーク’になっている古さで、時の流れを感じさせてくれますし、ほぼ未使用と思われるコンディションの良さもポイントになっています。

エドワーディアン スターリングシルバー 植物文様 ウェーブパターン & ブライトカット ティースプーンエドワーディアン スターリングシルバー 植物文様 ウェーブパターン & ブライトカット ティースプーン


No. 20063 シルバープレート エッグスタンド セット
No. 20063 シルバープレート エッグスタンド セット
エッグカップの高さ 6.9cm、開口部の直径 4.1cm、一つの重さ 46g、一万二千円(銀スプーン4本も合わせた場合は28000円ー>24000円)

シルバープレート エッグスタンド四つのセットです。

写真四番目に見えるように、スパイクにおさまるので、四つのカップがきっちり固定されて、揺さぶっても大丈夫、オリエント急行のような食堂車でもOKです。 

デイビット・スーシェ 主演のポワロシリーズ 『オリエント急行殺人事件』を見ていましたら、エッグスタンドが登場するシーンがありました。 食堂車でポワロが「半熟タマゴを二つお願いします。きっかり同じサイズのタマゴをね。」と注文する場面です。 二つのエッグスタンドにセットされて運ばれてきた半熟タマゴの高さを測ってみるポワロの几帳面さが現れるシーンでありました。 こういう状況でも使えるエッグスタンドかなと思って見ております。


スプーンを掛けるところがありますが、スプーンは付属しておりませんので、お手元のスプーンを合わせてください。

あるいは、このセットによく合うシルバースプーンがあったので、付けてみました。
No. 20132 スターリングシルバー ティースプーン 4本セット
長さ 10.7cm、重さ 11g、ボール部分の最大幅 2.1cm、Josiah Williams & Co Ltd作、1935年 ロンドン アセイオフィス、4本で一万六千円

エッグカップセットと銀スプーン4本をまとめてお求めいただく場合は、28000円→24000円とさせていただきます。

以下も、ご参考まで。
https://ameblo.jp/igirisumonya/entry-12342383262.html

シルバープレート エッグスタンド セット(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)シルバープレート エッグスタンド セット(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20015 9カラット ローズゴールド & ヘマタイト ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク SOLD
留め具を含む全長 4.0cm、最大横幅 2.05cm、ヘマタイトの長径 1.35cm、短径 0.9cm、最大厚み 3.5mm、1993年 バーミンガム、SOLD

9カラット ローズゴールドの透かしフレームに、黒い金属光沢のヘマタイトが入って、落ち着いた色合いながらも、鏡のような輝きが美しいペンダントヘッドです。 

9カラット ローズゴールド & ヘマタイト ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク


No. 20154 エドワーディアン くるくるフォブ ペンダントヘッド
横の長さ 2.1cm、縦長(留め具円環を含む) 3.0cm、メノウの最大直径 1.15cm、メノウの横長 1.7cm、エドワーディアン頃の英国製、一万五千円

指で弾くとメノウの本体部分がクルクル回るので、何はなくとも、まわしてみたりと、こういう仕掛けものアクセサリーは楽しめます。

オレンジ色のメノウには色合いに濃淡があって、写真一番目の向きでは濃いめのオレンジ色、そして写真二番目の向きでは、オレンジにホワイトが混じった感じになっています。

くるくる回すと、色合いのグラデーションが楽しめて、興味を惹かれるアクセサリーです。

エドワーディアン くるくるフォブ ペンダントヘッド


No. 20153 ヴィクトリアン グッドラック ホースシュー 9カラット ロールド ローズゴールド フロント ブローチ SOLD
横の長さ 3.95cm、最大縦長 1.2cm、ホースシューの横幅 7mm、本体の厚み(留め具含まず) 1mm、ピンの長さ 3.9cm、ヴィクトリアン終り頃の英国製、SOLD

表側に9カラットゴールドの薄板を被せた作りで、「9カラット ロールド ゴールド フロント」と呼ばれる素材で出来ています。 英国風なローズゴールドが使ってあって、色合いも素敵で気に入りました。 

三日月フォルムや左右の彫刻の様子から、ジャポニスムの影響も感じます。 おそらくジャポニスムのモチーフブックも参考にされて、出来上がったアンティークブローチと思います。 そして、彫刻はかなり繊細な手仕事で、百年前ならではのアンティークな仕事ぶりと感じます。

Rolled Goldとはベースメタルに9金や18金の薄金板を重ねた構造の素材で、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国で流行ったアンティークな素材です。 カラット数は表示はありませんが、イギリスでは一番多く見かける9カラット ゴールドでありましょう。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真二番目のような「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

ついでながら、シャーロック・ホームズの『白銀号事件』を読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。

グッドラック ホースシュー 9カラット ロールド ローズゴールド フロント ブローチ


No. 20152 Good Luck 六ペンス コイン ペンダントヘッド 銀製の留め具円環付き
六ペンス コインの直径 1.9cm、厚さ 1mm、重さ 3g、バラ、アザミ、シャムロック&リークのデザイン、鋳造年は1954年から1967年まで、四千八百円

写真一番目をご覧いただくと、下の方に「SIX PENCE」と読み取れるのがお分かりいただけると思います。

表側はエリザベス二世の横顔で、裏面は写真に見えるように四つの花のデザインです。 四つの花とはスコットランドのあざみ、北アイルランドのシャムロック、ウェールズのリーク、そしてイングランドのバラになり、四つが組み合わさってイギリス連合王国の統合を象徴しています。 このデザインは1954年から67年まで続いておりました。 

イギリスにおける六ペンスは1947年に銀貨から銅ニッケル合金に変わりました。 しかしながら、昔からイギリスにおいては六ペンスが、Good Luck(=幸運)のお守り、つまりは縁起物として好まれてきた事情があって、チャームやペンダントヘッドとされることが多いのです。

六ペンスという中途半端な金額が一つのコインになっているのは、昔のイギリスの十二進法にもとづく旧通貨制度の遺物であるからです。 千年ほどの長きにわたってイギリスで続いた制度ですが、四十年以上前の1971年には、ついに廃止となって、現代人には普通になじみのある十進法の制度になりましたので、これから将来にわたって、六ペンスが再び登場することは、もはやないでしょう。 そんなノスタルジックな背景にも英国風アンティークの趣が備わっているように思います。

マザーグースのナーサリーライムに、花嫁が身につけると幸せになれるといわれるサムシング・フォーに続いて、以下のように一節があり、六ペンスが好まれる背景になっています。

Something old, something new,
something borrowed, something blue,
and a sixpence in her shoe.

デイビット・スーシェ主演の名探偵ポワロシリーズの一つ、『The Theft of the Royal Ruby (=原作名:The Adventure of the Christmas Pudding)』に、六ペンスにまつわるクリスマスディナーの場面がありました。 

クリスマス プディングに指輪など小物をいくつか入れておいて、取り分けたときに何が入っているか、おみくじのようにして楽しむ趣向があるのです。 ディナーテーブルを囲む人たちから、六ペンスを引き当てた人に、ひときわ大きな歓声があがります。 六ペンスというのは、日本のおみくじで言ったら大吉に相当することが見て取れて、興味深く思いました。

六ペンスによい意味合いが付与されてきた背景には、イギリスにおける長い歴史的な事情があるわけですが、そうした歴史の中に「イングランド銀行を救った六ペンス」の話もありますので、ついでにご紹介しておきましょう。

『Manias, Panics and Crashes (Kindleberger著)』という本によれば、南海泡沫事件のさなかの1720年9月にイングランド銀行で取り付け騒ぎが起こり、大勢の預金者がお金を引き出そうと、イングランド銀行に殺到しました。 資金ショート寸前であったイングランド銀行が危うく倒産を逃れたのは、六ペンスのおかげであったというのです。

預金を下ろしに大勢の人たちが押しかけて長蛇の行列となった事態に対して、イングランド銀行が採った作戦は、さくらを行列の前の方に並ばせるということでありました。 そしてさくらの人たちに対して、預金を小銭の六ペンスでもって払い戻すということをしたのです。 

大金を六ペンスで払うものですから、一人の払い戻しにも長い時間がかかりました。 さらには、支払った大量の六ペンスは、裏口からイングランド銀行に還流させて、また使うということを繰り返したのです。

こうして、どうにかこうにか資金ショートを免れて、やりくりしているうちに、セント・ミカエルの祭日がやってきて、人々のパニック心理もようやく落ち着きを取り戻すようになりました。 祭日明けには取り付け騒ぎも収まって、イングランド銀行は正常な業務に戻ることが出来たそうです。

イギリスという国の大本をなすイングランド銀行でさえも、その昔には六ペンスによって救われたという歴史的な事実も、六ペンスのポジティブイメージに一役買っているということは、少なくとも言えそうです。

最後にイギリスの昔のお金についてですが、1ポンド=20シリング=240ペンスなので、「6ペンス」=「半シリング」になります。 ポンド、シリング、ペンスと三つの単位を持っていた英国の旧通貨単位はなんだかとても複雑で、十二進法が混じっているので計算するのも億劫です。
昔、サマセット・モームの『月と六ペンス』の題名を初めて見た時に、なぜ六ペンスなのかと思ったものですが、十二進法の通貨単位では、ちょうどきりがよい数字でもあるのです。
1971年になってようやく旧通貨制度が廃止され、1ポンド=100ペンスのすっきりした十進法の制度に代わって現代に至っています。 

この十二進法時代の名残が、今日の英国人の暮らしにまだ残っていることに、気が付きました。 娘が通ったイギリスの小学校では、掛け算の九九のことを「Times Table」と呼んで、低学年の子供たちは日本と同じように暗唱するまで練習します。 ところが日本と違うのは「一の段」から始まる九九が「九の段」で終わらないのです。 イギリスの九九は12*12まで覚えます。 日本の九九は81通りですが、英国の九九は12*12=144通りです。 今日の十進法の暮らしなら「十一の段」や「十二の段」は不要なはずですが、ずいぶん昔の名残が未だに残っていて、先生たちも「十二の段」まで教えないと落ち着かないのでしょう。

このややこしい12進法の呪縛をイギリス人にかけたのは、一千年近く前にイングランドを征服してノルマン王朝を開いた、元々はフランス貴族のノルマンディー公ウィリアム(=ウィリアム一世)だったことが知られています。 彼がやってくる前のサクソン時代のイングランドでは、「1シリング」=「5ペンス」だったものを、この新しい征服者が「1シリング」=「12ペンス」にせよと定めたのでした。 そしてその後、お金の単位については1971年までウィリアム一世の定めが守られてきたわけで、そしてまた、今でも21世紀の子供たちが「十二の段の九九」を習っているわけなのです。

ついでに、『思うことなど』で、「六文銭と六ペンス」について考えています、ご覧いただければ幸いです。

Good Luck 六ペンス コイン ペンダントヘッド 銀製の留め具円環付きGood Luck 六ペンス コイン ペンダントヘッド 銀製の留め具円環付き



Twitter: 金曜午後には、エリザベス女王が週末を過ごしにウィンザーを訪れます。
到着されると、女王の滞在を示す旗が掲げられます。
ウィンザー城ラウンドタワーの女王旗は、シリング銀貨のデザインと同じです。
https://twitter.com/igirisumonya/status/1010102629215727617



Twitter: 1837年 ヴィクトリアが18歳の若さで女王に。
ヴィクトリア時代60余年が始まりました。
女王は在位期間が長く、英国が大いに伸びた時代であった為、イギリス史の中でも特にポピュラーな国王となりました。
https://twitter.com/igirisumonya/status/1010095914789240833



「鳥籠」という名のパブ
パブ看板は、まさに鳥かごの絵

ブラック&ホワイトのチューダー建築は築400年。
かつての伝染病収容施設、英仏戦争では捕虜収容所。

幽霊が出るという噂のゴーストパブでもある。
なるほど。歴史を知ったら、怖くなった 。 


https://ameblo.jp/igirisumonya/entry-12385228399.html








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