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新着情報 その2


No. 19178 エドワーディアン アイビーモチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク
クロス本体の縦(丸い留め金含まず) 3.3cm、横 2.15cm、厚さ 1mm強、1903年 バーミンガム アセイオフィス、19800円

アイビーのハンドエングレービングが特徴的なエドワーディアン スターリングシルバー クロスです。 これまでにもいくつか似たタイプのクロスをご紹介してきましたが、揩チた感じのしっかりしたソリッドシルバーは、やはりいいものだと思います。 閧ノしてみると、銀の質感が心地よい、しっかり重厚な雰囲気のペンダントヘッドです。 今から百年以上前に作られたエドワーディアン アンティークであるところもグッドポイントです。

ちなみにソリッド(solid)とは、このクロスがホロー(中空)構造ではなくて、内部まですべてがスターリングシルバーv瀁密構造であることを言います。

アイビーの輪郭は手彫りの彫刻がかなり深くて、ブライトカット様の光の反射をもたらしr畉麗です。 基本デザインとは対照的に、背景部分のシェードをかけた彫りは大変な細かさになっています。 ルーペで詳細に見ていくと、ハンドエングレービングとしては限界的な職人技が施されているのが分かり、より楽しめるエドワーディアン アンティークであることがお分かりいただけると思います。 

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠タないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。 

lつのブリティッシュ ホールマークがすべてしっかりと深く刻印されているのは、このアンティークの好ましい特徴といえましょう。 ハ真二番目に見えるように、ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1903年のデートレターになります。 

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このシルバークロスが作られたのは1903年ですから、晴れて正式な‘アンティーク’に昇格している品ということになります。 日本でいえば日露戦争の頃、かなり古いことがお分かりいただけましょう。 

明治39年(1906年)には夏目漱石の『草枕』が出ております。 東京を離れた温泉宿で非人情の旅をする画工の話ですから、当桙フ社会情勢がメインテーマではありませんが、それでも、出征していく若者を見送ったり、日露戦争や現実社会の影が背景に見え隠れしています。 昔の時代に思いを馳せるアンティークな資料として、同時代の銀クロスを傍らに置きながら、あらためて読んでみるのも楽しいと思います。

そして、ハ真のエドワーディアン アンティーク シルバーが作られた少し前には、夏目漱石がロンドンに留学しています。 当桙フイギリスの様qは以下の解説記魔烽イ参考ください。
45. 夏目漱石のイギリス留学、アーツ・アンド・クラフツ ヴィクトリアン シェイクスピア本、そしr゙@虚集(ようきょ集)

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、ずいぶん昔のことなのです。 このアンティークが作られた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみでありましょう。

最後になりましたが、イギリスのアンティーク シルバーを手にする大きなメリットの一つに、刻印されたデートレターを判読することによって、アンティークの製作年を一年刻みで特定できることがあります。 英国のホールマーク制度は、その歴史の長さ、制度の継続性、シルバースミスへの徹底の度合い等すべての面で欧州諸国の中でもピカイチなのです。

これは、一つには英国人の国民性によるところが大きいように思います。 舶ィ学を発展させてきたイギリス人は、物事を整理分類するのが大好きで、500年以上にわたりホールマーク制度を維持し発展させてきました。

欧州諸国のホールマークは、ある特定の時代だけだったり、s場が小さく制度が徹底されていなかったりと不備なことが多いようです。 また旅してみると感じるのですが、欧州人にも気ソの違いがあって、偏見かも知れませんが、同じことをイタリア人やスペイン人に要求しても、無理な感じがしないでもありません。

『International Hallmarks on Silver』という本を使うと、過巨舶S年にわたって各国のシルバーホールマーク体系が概観できます。 ざっくり申し上げると、北欧やオランダのホールマーク体系はイギリス寄りで比較的しっかり出来ていて、ラテン系の南欧諸国はちょっとゆるいといったところでしょうか。



No.20042 スターリングシルバー  薬入れ with エナメルワーク
ハートの横幅 2.3cm、高さ 1.5cm、8800円

スターリングシルバー  薬入れ with エナメルワーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 19372 スターリングシルバー ケース
縦の長さ 9.0cm、横の長さ 6.4cm、厚み 1.4cm、重さ 51g、1918年 バーミンガム アセイオフィス、24800円
百年前の美しい銀です。 蓋の開け閉めについても良好なコンディションで、パッチリしっかり開閉できます。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 この美しいシルバーが作られたのは1918年ですから、正式な‘アンティーク’に晴れて昇格しようという品ということになります。 

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1912年:タイタニック号氷山に衝突して沈没1917年:ロシア革命、1918年:日本では米騒動とか、出てきます。

このアンティークが作られた時代というのは、そうとうな昔であったことがお分かりいただけるでしょう。 こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみであろうと思うのです。


英国におけるアンティークという言葉の厳密な使い方については、英国アンティーク情報欄にあります「14.Still Victorian」の解説記事もご参考ください。

彫刻のモチーフは渦巻きとウェーブパターンの融合デザインです。 波模様モチーフには、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)という意味合いが象徴されており、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に好まれたクリスチャンモチーフのデザインです。

「Spiral=渦巻き、螺旋」というのは、とても重要なケルティックモチーフで、渦巻きは太陽を象徴し、そこからGrowth(成長)、Expansion(拡大)、Energy(活力)の意味合いが導かれます。 イギリスにおけるケルティック リバイバルの潮流の中で渦巻き様のウェーブパターンが流行っていった経緯があります。

基本デザインの渦巻き様のウェーブパターンは、深めなタッチで彫られています。 その背景に色合いが濃く見える部分も微細な彫刻で影を付けた細工で、両面に施された手彫りのエングレービングが、この銀のアンティークをかなりの工芸品にしています。 

波模様の背景に影のように見える部分は、1ミリ間隔に何本もの彫刻線を引いて影を付けていった細工です。 マグニファイイング グラスで鑑賞いただくと当時の限界的な手仕事のレベルの高さに驚かれると思います。 

開くと内側には写真三番目のように、ゴールドギルトが施されています。 標準サイズの綺麗な銀ケースと思います。 内側には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されています。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1918年のデートレターです。 内側反対サイドにもスターリングシルバーを示すライオンパサントと、1918年のデートレターがあります。 

いつも英吉利物屋をご贔屓いただいているお客様から、アンティーク シルバーケースの使い方について情報をいただきました。 普段私が言っている薬入れや裁縫セット入れといった使い方とはまた違ったアンティーク活用法で興味深いので、皆様にもご紹介させていただきましょう。

『最近、アンティークのシガーケースの自分なりの使い方として、タバコの変わりに板ガムを入れてみました。丈夫に出来ていて、ズボンのポケットにもスッポリ入ります。友達にも自慢(?)してみようと思います。 T.K. 』

T.K.様、情報提供ありがとうございました。 お客様との情報交換を通じて、英国アンティークへの理解をお互いに深めていけたら嬉しく思います。

スターリングシルバー ケース(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 19352 ティー サーヴィス 五点 英国製 シルバープレート  一部 SOLD
トレーの上に、ティーポット、コーヒーポット、ミルク入れ、砂糖入れの計五点。
1930年代から1940年代にかけての英国製、POSTON & CO LTD作、

五点ともに底面にはPOSTON & CO LTDのメーカーズマークが刻印されています。
さらに、MADE IN SHEFFIELD ENGLANDの表示もあります。
 

トレーはTray decorated with engraving and scroll and shell borderと呼ばれます。 

ティーポット:重さ 720g、注ぎ口からハンドルまでの長さ 31.0m、最大横幅13.0cm、高さ14.5cm、SOLD
コーヒーポット:重さ 665g、注ぎ口からハンドルまでの長さ21.7cm、最大横幅12.0cm、高さ22.5cm、二万一千八百円
トレー:直径43.5cm、重さ2.1kg、SOLD
ミルク入れ:重さ188g、長さ14.0cm、最大横幅8.0cm、高さ8.8cm、四千八百円
シュガー入れ:重さ213g、長さ16.5cm、最大横幅8.5cm、高さ9.5cm、四千八百円

アンティーク ティー サーヴィス 五点セット 英国製 シルバープレート(英国 アンティーク シルバー いぎりすもんや)




No. 19301 スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド SOLD
ホースシューの横の長さ 2.4cm、縦 2.3cm、最大厚み 3mm、1932年 バーミンガム、SOLD
横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から470年ほど前の1544年のことになります。 これはヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄3つが描かれて、「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の連想はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。
スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド


No. 20043 スターリングシルバー &マザー オブ パール クロス ペンダントヘッド
上部の留め具を含む縦の長さ 5.3cm、クロス本体の縦 4.6cm、横 3.6cm、厚み 2mm、重さ 14g、14800円

スターリングシルバーのフレームに、マザー オブ パールがはめ込まれた細工です。 写真二番目に見えるように、裏面には素材がスターリングシルバーであることを示す「925」刻印があります。

手にした感じは、かなりしっかりした銀塊という風情です。 写真三番目のように、サイドから見ても、かなりの厚みが感じられるのがお分かりいただけるでしょう。 また眺める角度の違いによって、マザー オブ パールから温かみのある輝きがこぼれるように見えてくるのが特徴的です。

マザー オブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくる感じで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきましょう。
『取手の白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」もご覧いただければ幸いです。

スターリングシルバー &マザー オブ パール クロス ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)スターリングシルバー &マザー オブ パール クロス ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


イングリッシュガーデン花の種プレゼント
このたびイングリッシュガーデン花の種をいくつか入手しました。 ご注文を承るお客様で、ご希望ありますれば、もれなく一包を同封させていただきます。 数に限りがございます、この機会に英吉利物屋をお使いいただけましたら幸いです。 店主



No. 19347 グッドラック 六ペンス銀貨 &スターリングシルバー フレーム コンパス ペンダントヘッド
直径 1.9cm、留め具の銀円環を含む縦長 2.2cm、厚さ 8mm、英吉利物屋 オリジナル、取り巻くフレームと留め具円環は銀製(ともにスターリングシルバー)、コンパス本体は現行品、15800円

コンパスの側面をひとまわり取り巻いているのはスターリングシルバーのフレームです。 上部の留め具円環もスターリングシルバーです。 フレーム内に納められているコンパス本体は現行品なので、北の方角をよく指し示してくれ、性能は抜群です。 裏面には写真2番目と4番目に見えるように、グッドラック 6ペンス 銀貨があります。

コイン下部には「SIX PENCE」の表記が見えています。 「1941」と見えており、今から75年ほど前の1941年鋳造ですので、この六ペンスは銀貨です。

昔からイギリスにおいては六ペンスが、Good Luck(=幸運)のお守り、つまりは縁起物として好まれてきた事情がありますが、加えて銀貨でありますことから、シルバーの持つラッキーモチーフ性も乗っていると考えられます。

お客様から教えていただいた、いいお話がありましたので、ご紹介させていただきます。
『米映画「依頼人(THE CLIENT)」の放送を見たためです。少年がポケットにあった1ドルで女弁護士を雇う話です。それが映画の中で、女性弁護士が「あなたが幸せの道を間違えないように」(こんな感じのセリフでした)と、少年に祖母からもらったというコンパスネックレスをかけてあげるシーンがあったのです。このコンパスネックレスは、シルバーの三角形(△)の真ん中に小さいコンパスが付いているだけという地味なデザインだったのですが、昔からそういう意味でコンパスネックレスがあるのかと思ったら、ちょっと気になってしまいました。』

六ペンスという中途半端な金額が一つのコインになっているのは、昔のイギリスの十二進法にもとづく旧通貨制度の遺物であるからです。 千年ほどの長きにわたってイギリスで続いた制度ですが、半世紀ほど前の1971年には、ついに終りとなって、現代人には普通になじみのある十進法の制度になりましたので、これから将来にわたって、六ペンスが再び登場することは、もはやないでしょう。 そんなノスタルジックな背景にも英国風が感じられると思います。

マザーグースのナーサリーライムに、花嫁が身につけると幸せになれるといわれるサムシング・フォーに続いて、以下のように一節があり、六ペンスが好まれる背景になっています。

Something old, something new,
something borrowed, something blue,
and a sixpence in her shoe.

最後にイギリスの昔のお金についてですが、1ポンド=20シリング=240ペンスなので、「6ペンス」=「半シリング」になります。 ポンド、シリング、ペンスと三つの単位を持っていた英国の旧通貨単位はなんだかとても複雑で、十二進法が混じっているので億劫です。

娘が通ったイギリスの小学校では、掛け算の九九のことを「Times Table」と呼んで、低学年の子供たちは日本と同じように暗唱するまで練習します。 ところが日本と違うのは「一の段」から始まる九九が「九の段」で終わらないのです。 イギリスの九九は12*12まで覚えます。 日本の九九は81通りですが、英国の九九は12*12=144通りです。 今日の十進法の暮らしなら「十一の段」や「十二の段」は不要なはずですが、ずいぶん昔の名残が未だに残っていて、先生たちも「十二の段」まで教えないとおちつかないのでしょう。

このややこしい12進法の呪縛をイギリス人にかけたのは、一千年近く前にイングランドを征服してノルマン王朝を開いた、元々はフランス貴族のノルマンディー公ウィリアム(=ウィリアム一世)だったことが知られています。 彼がやってくる前のサクソンイングランドでは、「1シリング」=「5ペンス」だったものを、この新しい征服メが「1シリング」=「12ペンス」にせよと定めたのでした。 そしてその後、お金の単位については1971年までウィリアム一世の定めが守られてきたわけで、そしてまた、今でも21世紀の子供たちが「十二の段の九九」を習っているわけなのです。

ついでに、『vうことなど』で、「六文銭と六ペンス」について考えています、ご覧いただければ幸いです。
グッドラック 六ペンス銀貨 &スターリングシルバー フレーム コンパス ペンダントヘッド


No. 19202 エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー
長さ 9.2㎝、銀円環含む長さ、10.3cm、横幅1.1cm、厚み 6mm、1908年 バーミンガム アセイオフィス、21800円

ブリティッシュ シルバー ホールマーク完備しています。

エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー


No.19309 スターリングシルバー チャーム ブレスレット *
ブレスレット一周の長さ 17.5cm、重さ 35g、くじらの長さ 2.5cm、エリザベス二世 六ペンスの直径 1.9cm、21800円

それぞれのチャームは銀の質感が心地よく、大きめでしっかりしたチャームが多いのがポイントです。 シルバーチェーンも太めなしっかり系で、全体として35グラムの持ちはかりになっています。

ハートの留め具から時計回りにチャームを順に見てみましょう。

1.ハートの留め具
2.くじら:開閉ができる仕掛けチャームです。 可愛らしい目をしています。

3.タコ
4.サーフボードで波乗りする人

5.エリザベス二世 六ペンス、1961年鋳造
6.スキューバダイビングをする人

7.かめ:ニしっぽが動く仕掛けチャームです。
8.イルカ

以上です。
スターリングシルバー チャーム ブレスレットスターリングシルバー チャーム ブレスレット





No. 20013 ライオン ランパント (立ち姿ライオン) ピアストワーク スターリングシルバー フォブ ペンダントヘッド with ライオン パサント 銀円環
縦の長さ(留め具含む) 4.3cm、最大横幅 2.4cm、本体の厚み 1mm強、重さ 5g、1920年代の英国製、11800円

イギリス人のライオン好きが背景にあるという意味で、とても英国風なシルバーアクセサリーと思って見ております。 英国王室の紋章にライオン、イングランドのサッカーチームのエンブレムにもライオン、そしてアンティークなシリング銀貨にもライオン等々、イギリスとライオンは切っても切れない関係にあります。

透かしの銀フォブにライオン・ランパント(立ち姿のライオン)のデザインです。 写真で見て色合いが濃いめに見えるシェード部分は、とても繊細なエングレービングで、1ミリ間隔に何本もの彫刻線を引いて影をつけていった仕事です。 ルーペで詳細に見ていかれると、ハンドエングレービングとしては限界的な職人技が施されているのが分かり、より楽しめるアンティークであることがお分かりいただけるでしょう。 

ライオンを取り巻く楕円状のフレーム部分には、「T.H.S. SPORTS 1929」と浅めな彫刻文字が見えます。 また、写真二番目に見えるように、裏面にはメーカーズマークと、スターリングシルバーを示す「STERLING」の刻印があります。 

英国シルバーにおいて 92.5%の銀純度を示すスターリングシルバー マークは、普通はライオンが歩いている刻印で「ライオン・パサント(Lion Passant)」と呼ばれます。 ロンドン、シェフィールド、バーミンガム等のシルバーウェアをお持ちの方なら、おなじみのマークと思います。 ところがスコットランドはグラスゴーとなりますと、ライオンは歩いた姿ではなくて、立っていて、これが「ライオン・ランパント(Lion Rampant)」と呼ばれるのです。 

上部の銀円環には「横歩きライオン」の刻印が、しっかり深く刻まれているのもグッドポイントです。

この銀円環に刻印されたライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)は、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになり、重要な刻印です。 ライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から460年ほど前の1544年のことになります。 これは当時チューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

イギリスの数多いパブの中にあって、もっとも多い名前が「Red Lion」で、英国人のライオン好きを示しています。 この国には約六万軒パブがありますが、そのうちで一番多いパブの名前は「Red Lion」で、六百軒のレッドライオンがあると言われます。 英国中のパブのうちほぼ百軒に一軒はレッドライオンという計算です。 これまでにご紹介した中にも以下のレッドライオンがありました。

「26.クロベリー村」の Red Lion

「32. ウェルシュ ボーダーの Weobley村」のRed Lion Inn

「33. Avebury村」の Red Lion

ライオン ランパント (立ち姿ライオン) ピアストワーク スターリングシルバー フォブ ペンダントヘッド with ライオン パサント 銀円環


No.20005 ヴィクトリアンor エドワーディアン ウェーブパターン スターリングシルバー クロス
クロス本体の縦(丸い留め金含まず) 2.35cm、横 1.45cm、厚さ 1.5mm、Francis Barker & Son Ltd作、ヴィクトリアン終り頃の1894年からエドワーディアンの1908年までに作られた英国製、8800円

小振りな品ながら手彫りのエングレービングは素晴らしい出来栄えで、昔の時代ならではの丁寧な仕事がしてあるアンティーク クロスと思います。 写真では奥行きが分かりづらいですが、厚さが1.5ミリのホロー(中空)構造をした、純銀製クロスです。 

彫刻のモチーフはウェーブパターンです。 波模様モチーフには、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)という意味合いが象徴されており、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に好まれたクリスチャンモチーフのデザインです。

波模様の基本デザインは、深めなタッチで彫られています。 その背景に色合いが濃く見える部分も微細な彫刻で影を付けた細工です。

アンティークハント用のルーペがお手元にあれば、このクロスに施された手仕事の素晴らしさも分かっていただけると思います。 ウェーブの基本デザインの背景に色合いが濃いめに見えるシェード部分は、1ミリ間隔に何本もの細かさで彫刻線を走らせた、ハンド エングレービングとしては限界的な仕事になっています。 また、そうした背景部分の繊細さはもちろんですが、基本デザインの深めな彫りも丁寧な手仕事で、じっくり観察していくと、彫りの跡から彫刻刀を振るった向きまでもが窺い知れ、銀職人さんの息遣いが伝わってくるところにも惹かれる品と思います。

裏面には「F.B&S」のメーカーズマークと、スターリングシルバーを示す「STG」の刻印があります。 デートレターがないので製作年を一年刻みで特定することは難しいのですが、ウェーブパターンは百年ほど前の時代に流行ったデザインであることに加えて、ホロー(中空)構造であること、そして手彫りのエングレービングの見事さからみて、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製で間違いないでしょう。

あらためてメーカーズマークから製作者の情報を調べなおしたところ、以下のことが分かりました。
メーカーの「Francis Barker & Son」はヴィクトリア初期の1848年に、Richard Groves と Francis Barkerという二人の共同パートナーがロンドンで始めた「Groves & Barker」という工房が前身です。二人のパートナーシップは1865年に解消されましたが、同年にフランシス バーカーは息子と共に「Francis Barker & Son」として工房を引き継ぎました。エドワーディアン後期の1908年にはリミテッドカンパニーに改組され、以後1960年まで「Francis Barker & Son Ltd」の社名でゴールド&シルバースミスとして仕事を続けています。

このクロスに刻印された「F.B&S.」のメーカーズマークは、1894年にアセイオフィスに登録され、工房が家族経営から会社組織に変わった1908年まで使われたマークですので、このクロスが作られた年代はデートレターがなくても、ヴィクトリアン末期の1894年からエドワーディアンの1908年にかけての十数年の間に作られた品だと分かるのです。
ヴィクトリアンor エドワーディアン ウェーブパターン スターリングシルバー クロス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)





No. 19381 ハート飾り スターリングシルバー ブレスレット
楕円内周の長径 6.2cm、短径 5.2cm、重さ 21g、ハート横幅 2.2cm、ハート厚み 4mm、ブレスレット帯幅 5mm弱、11800円

ソリッドなスターリングシルバーで、ハート飾りは銀の厚みが4ミリと厚みがあって、しっかり感のある銀です。 ちなみにソリッド(solid)とは、このブレスレットがホロー(中空)構造ではなくて、中まですべてが銀の稠密構造であることを言います。

ハートの裏側と、ブレスレットの内側には、素材がスターリングシルバーであることを示す925刻印があります。 またメーカーズマークのTSも読み取れます。

現代でも馴染み深いハートのデザインですが、その歴史をたどりますと、英国におけるハートのモチーフはジョージアンの頃登場し、ヴィクトリア期に大流行した経緯があります。 

どちらかと言うとプレーンタイプの純銀ブレスレットとなりましょうが、ふっくら品のよいフォルムは感じがよくて美しく、磨きぬかれたソリッドシルバーの輝きを楽しむのも、またよいのではと思わせてくれる銀製品と思います。

お客様から、なるほどと思わせていただいたお話がありますので、ご紹介させていただきましょう。 
『先日北海道では珍しい大型台風が通過し、短時間ですが停電となってしまいました。夜、仕方がないので古い灯油ランプを持ち出し屋内の照明としたのですが、以前手配いただいたティースプーンをランプの光にかざしてみたところ、ほの暗い明るさの中、スプーンのボウル内や彫刻の輝きにしばし見とれました。銀のアンティークには点光源の古い照明が合うようです。また昔の貴族が銀器を重用したのもうなずける気がします。』

私はアンティーク ランプ ファンで、早速に試してみたのですが、シルバーにアンティークランプの灯がほんのりと映って揺れているのを見ていると、なんだか心が落ち着くものでした。

ハート飾り スターリングシルバー ブレスレット(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)ハート飾り スターリングシルバー ブレスレット(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 19370 グッドラック 六ペンス銀貨&スモールキー ペンダントヘッド
六ペンス銀貨の直径 1.95cm、鍵の長さ 2.6cm、鍵ハンドル部分の最大幅 1.2cm、全体の重さ 6g、六ペンス銀貨の鋳造年 1935年、7800円

六ペンス銀貨とスモールキーのペンダントヘッドです。 鍵のサイズが小さく、可愛らしくて気に入りました。 小箱の鍵と考えられますが、鍵だけですと紛失しやすいのでキーホルダーとして使われたか、あるいはフォブのような役割の実用&装飾だったと思います。 銀貨とキーが触れ合ってコロコロと音がするのも楽しいものです。

これがサマセット・モーム『月と六ペンス』に言われる六ペンス銀貨なわけですが、六つのどんぐりモチーフも興味深いと思います。

エイコーン(Acorn=どんぐり)は古くはローマ時代にまで遡れるモチーフの一つで、ケルティックやスカンジナビアン アートにおいても、Life(生命)、Fecundity(豊かさ、生産力)、Immortality(永久になくならないこと)を表象するモチーフとして好まれてきました。 そして繁栄をシンボライズするクリスチャンモチーフとして、今日にも引き継がれています。

英語には、『Every oak must be an Acorn.(樫の大樹も元々はみなどんぐり)』という諺があって、一粒の小さなどんぐりで、樫の大木をシンボライズしているケースもしばしば見受けます。

あるいはまた、マザーグースのナーサリーライムに、花嫁が身につけると幸せになれるといわれるサムシング・フォーに続いて、以下のように一節があり、六ペンスが好まれる背景になっています。

Something old, something new, 
something borrowed, something blue, 
and a sixpence in her shoe. 


それから、写真二番目に見えるのは英国王ジョージ五世のポートレートです。 ジョージ五世は1910年から1936年までの英国王で、その王妃がドールハウスでも有名なQueen Maryになります。 メアリー王妃はアンティークや刺繍が趣味の奥方でした。

余談ながら、『月と六ペンス』という対比的な題名になんとも惹かれるのですが、皆さん如何でしょうか。 この小説を読むと六ペンス銀貨を持ってみたい気がしてくるように思うのです。 ちなみにモームは「幻想と現実」を表象する二つのものとして月と六ペンスを選んだようです。
六ペンス銀貨とスモールキーのペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)







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