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No. 5362 スターリングシルバー ティーポット
蓋のつまみまでの高さ 12.7cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 20,8cm、上から見た最大直径 13.1cm、重さ 350g、容量 500ml、1915年 チェスター、八万三千円

エドワーディアンの時代が終わってしばらくした頃に作られたスターリングシルバー ティーポットです。 ぽってりしたボディーは愛嬌があって見ていて落ち着くデザインです。 ふっくらと優雅な曲線ラインが美しく、猫脚スタンドのデザインも気に入りました。 

蓋のつまみとハンドルは木製で温かみがあります。 大きめのハンドルには指かけもありますので、使い勝手がよく、ポットのお湯残量が多い時でも少ない時でも、すっきり気持ちよくお湯切れします。 蓋のつまみは、お手入れする際には取り外しが可能に出来ています。 通常の状態ではしっかりと締まっていて、木製ハンドルと合わせてぐらつきがなくしっかりした作りです。 

イギリス アンティークの銀製品一般に言えることですが、ティーポットも大きくて重たい品が多く、そこへさらにティーが入るとなると、重くて持つのが大変です。 このティーポットは容量が約500mlで、英国アンティーク ティーポットとしては小振りな品ですが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きく、一人か二人で日常使いするにはちょうどよい大きさと思います。

ホールマークは二箇所に刻印されていて、まずボディーの後方にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、チェスター アセイオフィスのシティーアーム、そして1915年のデートレターが刻印されています。 さらに蓋の裏面にもスターリングシルバーを示すライオンパサントと1915年のデートレターが刻印されています。 

英国でアンティークという言葉を厳密に使うと、百年以上経った品物を指します。このティーポットは九十二年前に作られた品ですので、あと八年経つとアンティークに「昇格」すると言うわけです。 自分で使っているうちに「アンティーク」になる古い品というのは、楽しみなものです。 百年前の英国については「英国アンティーク情報」欄の「14.Still Victorian」の解説記事もご覧ください。








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