リング内径 1.65cm、リング外径 2.05cm、リング帯幅 4mm強、ホワイトサファイアの直径 1mm強、1992年 バーミンガム、一万六千円
イギリスでリングを探すとサイズの大きな品が多いのですが、このリングは内径が1.65cmと小振りなところは嬉しく思いました。 リングは中央の稜線部分が最も厚みを持った構造で、最大厚みは 2ミリほどになって、手にした感じはしっかり出来た印象の品になっています。 また、このタイプの品は細工が繊細なので、長い月日が経つうちに細部によごれもたまってきますが、ブラシを使ってお手入れすると、想像以上に綺麗になるのも嬉しいものです。
リングの内側には、９カラットゴールドを示す「9」と「375」刻印があり、素材は全体が９カラットのホワイトゴールドであることが分かります。 ホワイトゴールドとは、日本語に直訳すると白金（＝プラチナ）となりそうですが、プラチナではなく、金とニッケルと銅の合金で、白い色合いの９カラットゴールドになります。
ホワイトゴールドというのは不思議な素材です。 この品の場合はリング中央の稜線部分の色合いに、わずかにゴールドの色味を感じますが、全体としては、まずシルバーの色合いと言ってよいでしょう。 ところがこれは９カラットのゴールドなわけで、素材に面白みのあるゴールドリングと思います。
