長さ 15.7cm、重さ 28g、ブレード最大幅 2.35cm、柄の最大幅 1.6cm、柄の最大厚み 3mm、1891年 シェフィールド、John Newton Mappin作、一万四千円
John Newton Mappinはマッピン四兄弟の末っ子で、この場合のNewtonはミドルネームですので、「John Newton Mappin」でフルネームとなります。 この品のメーカーズマークは、写真二番目の左から四つ目にあるように、飾り文字でイニシャルの「JNM」となっています。
つまり、このバターナイフを作ったシルバースミスの「John Newton Mappin」は有名メーカーの「Mappin & Webb」と実質同体ですが、「Mappin & Webb」がブランドを統一して、5285 ティースプーンにあるような「M&W」マークを採用する以前に使っていたメーカーズマークの一つになっているわけです。
柄の裏面にあるホールマークは順に、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1891年のデートレター、そして「John Newton Mappin」のメーカーズマークです。
「Mappin & Webb」については、英国アンティーク情報欄の「31. 『Punch：1873年2月22日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」にあります解説記事もご参考ください。
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