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No. 5231 ホースシュー モチーフ フロント&バック 9カラット ローズゴールド ロケット
縦の長さ(留め具含まず) 2.0cm、横の長さ 1.7cm、厚み 4mm、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、二万四千円

この品は以下のような点から、かなりハイレベルなヴィクトリアンあるいはエドワーディアンのアンティークと思います。

(1)フロント&バック 9カラット ローズゴールド素材のよさと、小さめサイズながら、かなりしっかりした作りであること。
(2)彫刻の美しさから感じられる一流の仕事振り。
(3)幸運を呼び込むホースシューモチーフ。

ロケットは表と裏に9カラットゴールドの薄板を被せた作りで、「フロント&バック 9カラットゴールド」と呼ばれる素材で出来ています。 

エングレービングは手仕事としては限界的な技巧が凝らされており、お花の彫刻の背景部分には、1ミリ間隔に何本もの彫刻線を引いて影を付けた細工も見て取れます。 ルーペで詳しく見ていくと、楽しみがよりいっそうに深まるアンティークです。

デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、フロント&バック 9カラットゴールドという素材や、ロケットの構造、モチーフとデザイン、そしてエングレービングの素晴らしさ等からみて、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の品と思われます。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外に銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあるしイギリスっぽいので、私は9カラットのローズゴールドが好きです。









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