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No. 19105 ヴィクトリアン ピンチバック ブローチ&ペンダントヘッド
楕円の長径 2.75cm、短径 2.2cm、本体の最大厚み(留め具含まず) 3mm強、重さ 3g、ピンの長さ 2.7mm、ヴィクトリアン後期の英国製、6,800円

闥、りのエングレービングが美しいヴィクトリアン ピンチバック ブローチ&ペンダントヘッドになります。 ブローチの中央には花模様パターンの彫刻が見られ、鐡魔ニしては限界的な細工となっており、かなゆ畉麗と思います。 そして、辺部にはこれまた繊細な彫刻で、ウェーブ パターンが施されております。

波模様デザインのウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの時代に人気がありました。

古いブローチにもいろいろあれど、桙経たアンティークに備わっている格調の高さというものを感じさせてくれる良い品と思います。 裏面には写真二番目に見られるように、留め具の円環が付いていて、ペンダントヘッドにもなるのもポイントです。

ロケットの素材はピンチバックと呼ばれるアンティークな素材です。 この素材は銅と亜鉛の合金で、ゴールドの色あいをもたらすジュエリー素材として、ヴィクトリアンの英国で好まれてしばしば使われました。 元々は1720年ごろにロンドンの時計メーカーであったクリストファー ピンチバックという人が発明したことから、ピンチバックの名で呼ばれるようになったのでした。

デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、ピンチバックを使っていることや、裏面にふっくら感があるブローチ全体の構造、そして手彫りのエングレービングの細工の良さからみて、ヴィクトリアン後期の品と思われます。

クイーン ヴィクトリアが若干18歳の若さで英国王位を継承したのは1837年のことで、この年から1900年までの64年間がヴィクトリア梠繧ノあたります。 ヴィクトリア女王は在位期間が長かったことと、その時代は英国の国力が格段に伸張した時期と重なっていた為に、イギリスjの中でも特にポピュラーな国王となりました。 アンティークの分野にあっても、この時代の物品を指すヴィクトリアーナ(Victoriana)という用語もあって、ヴィクトリア梠繧専門とするコレクタターが大勢いるわけなのです。

この品が作られたヴィクトリア梠繧フ背景については、英国アンティーク情報欄にあります「14.Still Victorian」や「31. 『Punch:1873年222日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記魔烽イ参考ください。 

ヴィクトリアン ピンチバック ブローチ&ペンダントヘッド



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