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No. 18955 インペリアル スタンダード 八分の一 ポンド 分銅
直径 3.7cm、重さ 56g、厚み 8mm、ヴィクトリアンの英国製、八千円

こういう品は磨くほどに味が出る、そんなアンティークと思います。

秤に関連したアンティークで、ヴィクトリアンのイギリスで使われていた分銅です。 重さの単位オンスをあらわす「OZ」という文字と、インペリアル スタンダードをあらわす「IMPERIAL」の文字が刻印されています。 重さの56グラムというのは、八分の一ポンドになります。 インペリアル スタンダードの重さの単位はポンドとオンスになりますが、1オンスは十六分の一ポンドになりますので、写真の分銅の重さは、2オンスともいえます。

使い込まれたキズ跡と渋い色合いが、なんともノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。 古いもの好きなイギリス人には、こうしたアンティーク感がたまらないということでしょう。 お部屋の飾りにしてみたり、あるいはペーパーウェイトとして実用されることから、アンティーク フェアなどで昔の分銅が手に入るというわけです。

ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 私はReckitt & Colman社のBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。

それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 使い比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ブラッソの用途は金属の中でもブラス、コパー、ピューター、クロムに限定されますので、ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。






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