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No. 16161 トリニティー モチーフ スターリングシルバー クロス
with ブリティッシュ ホールマーク
縦の長さ(留め具含まず) 4.6cm、横の長さ
2.7cm、クロス下部の最大幅 0.9cm、厚み1mm、1978年
バーミンガム アセイオフィス、一万二千円
比較的近年の品になりますが、大胆な手彫りのエングレービングはファセット(彫刻切面)に変化をもたらし、ブライトカットのような光の反射が綺麗です。 彫刻切面に広さと角度が付いていることから、ブライトカットと同じ効果が出て、光の反射が美しく映えるという仕組みです。
また、エングレービングの背景部分はシルバーのマット仕上げになっています。 銀の表面にとても細かな凹凸を付けて銀の光沢を意図的に絞った細工で、光の反射具合に落ち着きがあり、シックな味わいも楽しめます。
ルーペを使って彫刻の様子を詳細に観察してみると、作者はなかなかの彫刻刀の使い手と感じた次第です。
裏面には四つのブリティッシュ ホールマークが刻印されているのは、このスターリングシルバー クロスのよい特徴となっています。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1978年のデートレターになります。
トリニティーとは、「the Father, the Son and
the Holy Spirit(父なる神、子なるイエス・キリスト、そして聖霊)」の三者が一体であるとする三位一体説のことで、クロスに見える三つのこぶが三者をあらわしています。
オックスフォードやケンブリッジの大学に行きますと、キングスカレッジやクイーンズカレッジなどの名前に加えて、トリニティーカレッジもおなじみです。 トリニティーという概念は、昔から重要な役割を果たして来たことがうかがい知れます。
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