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No. 15554 エドワーディアン スターリングシルバー クリスニング スプーン with ピアストワーク
長さ 15.7cm、重さ 28g、ボール部分の最大幅 3.2cm、透かし柄の最大幅 1.7cm、柄の最大厚み 2.5mm、1911年 シェフィールド、Walker & Hall作、一万五千円

28グラムと持ちはかりがあって、しっかり出来たクリスニングのお祝い品です。 透かしは華美に過ぎず、それでいて品のよさが感じられて、英国風なシルバーウェアと思います。

全体としてみて銀がしっかり使ってあって、持った感じの心地よい エドワーディアン アンティーク シルバーウェアになっています。 作られたのは今から百年前の1911年で、エドワーディアンの時代が終わって一年目になりますが、デザイン上の区分としてはエドワーディアンでよいでしょう。

裏面のホールマークは順にシェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1911年のデートレター、そして「Walker & Hall」のメーカーズマークになります。

このスプーンを作ったシルバースミス「Walker & Hall」のメーカーズマークは、三角フラッグの中に「W&H」と書かれたマークで、とても特徴があるので、一度見ると忘れられないマークです。 印象的なのはメーカーズマークばかりではなく、この銀工房の歴史をたどってみると、歴史も長く、評価の高いシルバースミスであったことが分かります。

Walker & Hallは1845年にジョージ ウォーカーによって創業され、ヴィクトリアン、エドワーディアンの時代を通じて有望なメーカーに成長しました。第一次世界大戦を境に大英帝国の最盛期が過ぎると、多くのシルバースミスも衰退する運命をたどりましたが、ウォーカー&ホールは第二次大戦後までもずっと仕事を続け、その技術は高い評価を受けていたことから、1970年代に至ってマッピン&ウェッブに買収されました。

エドワーディアン スターリングシルバー クリスニング スプーン with ピアストワーク


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