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No. 7868 エドワーディアン スターリングシルバー フルーツナイフ with マザーオブパール ハンドル
開いた長さ 11.5cm、閉じた長さ 6.7cm、重さ 18g、柄の最大幅 1.15cm、厚み 6mm、1909年 シェフィールド、一万八千円

マザーオブパールのハンドルにスターリングシルバーの刃がついた折りたたみフルーツナイフは、もともとは英国紳士の持ち物としてジョージアンの頃に登場しました。 最初の頃は実用的な品が多かったようですが、ヴィクトリアンそしてエドワーディアンと時が経つにつれて、次第にデザイン的にも洗練された綺麗なフルーツナイフが作られるようになっていきました。 この品が作られたのはエドワーディアンの終わり頃で、華やかな英国の時代がピークに達した頃でもありますので、装飾性の高いフルーツナイフの完成形という感じです。

ブレード部分の小花のエングレービングは美しく、繊細なドットでシェードを付けていく細工などは、当時だからこそ出来た手仕事の職人技と思います。

ハンドルにはめ込まれた盾状プレートには、花文字のイニシャルが刻まれています。 花文字の周りにはふわふわしたアクセントが取り巻いていて楽しげです。

ブレードのホールマークは左から順に、シェフィールドの王冠、スターリングスタンダードを示すライオンパサント、1909年のデートレター、そしてメーカーズマークです。