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No. 6872 スターリングシルバー フルーツナイフ with マザー オブ パール ハンドル
開いた長さ 11.1cm、閉じた長さ 6.7cm、重さ 17g、柄の最大幅 1.15cm、厚み 6mm、1920年 シェフィールド、一万五千円

今から九十年ほど前に作られたスターリングシルバーのフルーツナイフで、マザー オブ パール柄の輝きが美しい品です。 このタイプの折りたたみフルーツナイフは、もともとは英国紳士の持ち物としてジョージアンの頃に登場したものですが、現在でもアウトドア用に一本あると、キャンプやバーベキューといったイベントがより楽しめるアンティークです。

ブレードのホールマークは順に、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングスタンダードを示すライオンパサント、1920年のデートレター、そしてメーカーズマークになっています。

ハンドルはふっくら丸みがあって手になじみます。 ブレードを出し入れするバネもよく効いているので、気持ちよく使えるフルーツナイフで、古い品ではありますが、コンディション良好なアンティークと言ってよいでしょう。

マザーオブ パールという素材はミルクホワイトの輝きが内側からこぼれてくるようで、光に当たると見えてくるうっすらとした虹色の輝きが綺麗です。 

マザー オブ パールの品をお買い上げいただいたお客様から、次のようなお便りをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『取手の白蝶貝のうっすらとした輝きがとても綺麗です。 まるで、嵐が来る前の空のようだと思いました。 上空を凄い速さで白い雲が流れていく中、時折、空全体がぱあっと明るくなる様子を髣髴とさせます。』

イギリスは一日の中でもお天気の移り変わりが激しくて、さっきまで晴れていたかと思うと、一転してにわかに雲が天を覆うことも多く、お客様からの文章にあったような光景をしばしば目にいたします。 なるほどと、マザーオブパールをとてもよく形容しているように思いました。