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No. 6774 9カラット ゴールド リング with ローズゴールド&ホワイトゴールド デコレーション
リング内径 1.6cm、飾り部分の縦*横 = 3.5mm*15.0mm、1983年 バーミンガム、一万七千円

全体が9カラットゴールド素材のリングになります。 ベース部分はイエローゴールドですが、飾り部分中央にはローズゴールドが使ってあって、さらにその左右にはホワイトゴールドがアクセントになっています。 色合いの違う三つのゴールドがサプライズになった仕掛けリングでありますが、見た感じは派手という印象ではなくて、ホワイトゴールドが控えめな為なのか、むしろ、落ち着いた雰囲気のゴールドリングと思います。

リング内側にブリティッシュ ホールマークがしっかり刻印されているのもよいでしょう。 写真一番目の内側やや左に見えている刻印は順に、メーカーズマーク、9カラットゴールドを示す「クラウンと375」マーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、そして1983年のデートレターです。 比較的近年の品ですが、ローズゴールド好きな英国人の伝統が今に続いていることを示すよい例とも思いました。 

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む為に、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも温かみが感じられて、とてもイギリスっぽい装飾素材と言えましょう。

また、ホワイトゴールドは日本語に直訳すると白金(=プラチナ)となりそうですが、ホワイトゴールドはプラチナではなく、金とニッケルと銅の合金で、白い色合いの375純度のゴールドです。 ゴールドにもローズゴールドやホワイトゴールドがあるわけで、プラチナに白金という訳語を充てた日本語が適当でなかったということになります。