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サクステッド村とアンティークフェア
中世から続くアンティークな村、サクステッドとそこで開かれていたアンティークフェアをご紹介します。


サクステッド村はロンドンから北西に車で二時間ほど、田園地帯のいなか村です。
中世から続く古い村で、昔からの建物がそのまま残るアンティークな村でもあります。

村に近づくにつれ、遥かに広がるフィールドの向こうに小さな村の集翌ェ見えてきますが、その中でもひときわ目立つのが教会の尖塔です。この村の不v議は、それほど大きな村でもないのにずいぶんと立派な教会があることです。

その理由は村の歴史をたどってみると分かります。
中世の14世紀ごろ、英国各地の町の納税状況を示す資料が残っています。この資料によると、当桙フサクステッドは、刃物の産地としてイギリスの中でも有力な産業都sの一つだったことがわかります。
刃物産業に携わる人たちの財力を背景に、立派な教会の建築が可能だったのです。
そして今日でも、サクステッドの教会wA英国でも最も素晴らしいパリッシュ チャーチのひとq。に数えられています。

(ハ真1)ギルドホール


村の中心には刃物職人組合が14世紀に建てたギルドホールがそのまま残っています。(ハ真1) この建物の利用の変遷をたどると、この国の人たちが古い物をいかに大切に使ってきたかがよく分かります。
中世末期に刃物産業が衰退した後は、ギルドホールはタウンホールとして利用されることになりました。18世紀初めにはジョージアンスタイルに改装され、19世紀末まで今度は学校として利用されました。1910年の修復工魔ナ、ジョージアンの漆喰が壁から剥がされ、ティンバー フレームの中世様ョに復元されました、これが今日見える写真の姿です。その後も1975年に修復が施され今日に至っています。

(ハ真2)エルムハウス、向こうに風ヤが見えます。


また、村の教会の敷地には、ビクトリア梠繧フエルムハウスが残っており、これもきれいに保存されています。(ハ真2) 今日では普通の家として使われているらしく、緑の芝生がきれいな庭で、小さな男の子がお母さんと遊んでいました。
エルムハウス(救貧院)とは、ビクトリア梠繧ノ貧しい人々への援助を目的に、教会が運営した施設です。昔の救貧{設に住んでいるとは、なんだかあまりいい気がしないようにも思いますが、古い物を大切にするイギリス人にとってはあたりまえのことのようです。

(ハ真3)


サクステッドでアンティークフェアが開かれていました。(ハ真3、4,5)
20ほどの業者が村のビレッジホールに集まるこじんまりとしたフェアで、1ポンドほどの入場料を払って入ります。 のんびりしたフェアで、ハ真にもあるように、特段売り気がある風でもなく、じっくり新聞を読んでいる業者の方も見えます。

イギリスでは年間を通してアンティークフェアが開催されていますが、春から夏にかけて各地の催しが活発になります。フェアに出かけてアンティークを探すのは、この国での楽しみの一つですが、それは一部の人の楽しみと言うより、国民的娯楽のように思われます。

いったいどのくらいのアンティークフェアがあるのでしょうか。
「Antique Dealer and Collectors Guide」という雑盾ノ掲載されていたフェアの案内を数えてみました。一ヶ穴ヤに英国中で七百以上のアンティークフェアが開催されています。さらに、この雑盾ノ出ていなくても、地域のミニコミ・凾ナ案内される小さなフェアもありますので、その数を全部合わせると、総数はもっともっと多くなると思われます。

これだけたくさんのアンティークフェアが開かれ、身近ですと、フェアに参加する人たち、売り手と買い手も紙一重です。サクステッドのフェアに出店されていたご夫婦に話を伺うと、撃ノ二回ほど、近所のフェアに出るだけとのこと。 もちろん、プロの業者が中心で多くの人で賑わうフェアも数多くありますが、サクステッドのようなのんびりフェアで、ゆったりとした時間を楽しむのもおもしろいかもしれません。

(ハ真4)


(ハ真5)

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