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ティースプーン納木製ケース、ティーキャディー スプーン


No. 17349 ケルティック シェブロン モチーフ ブラス ティーキャディースプーン チーズスクープ SOLD
長さ 10.7cm、重さ 27g、ボール部分の最大幅 3.4cm、ボール部分の長さ 4.5cm、SOLD
ブラスの輝きが素晴らしい。

ティーキャディースプーンとして作られた品と思いますが、このフォルムですと、チーズスクープとして使ってみるのもいいかなと思います。

ダブルスパイラルのハートデザインが飾り部分を構成しており、ケルティック シェブロンと呼ばれます。
ケルティック シェブロン モチーフ ブラス ティーキャディースプーン チーズスクープ


No. 17152 ラッキー シリング 銀貨 ヴィクトリアン ティーキャディー スプーン
長さ 8.4cm、最大幅 2.25cm、ボールの深さ 5mm、重さ 12g、シリング銀貨の鋳造年 1896年、SOLD

『裸の王様』、『みにくいアヒルの子』、『人魚姫』などで有名なアンデルセンの作品の中に、19世紀半ばに書かれた『シリング銀貨』というおとぎ話があります。 外国旅行に出かけた英国紳mの財布にあった一枚のシリング銀貨が、異国の地で財布からこぼれてしまい、いろいろな人たちを巡りめぐって、最後には元々の持ち主であった英国紳mのもとに戻ってくるというストーリーです。 

物語の中で、シリング銀貨に穴をあけて糸を通し「Lucky Shilling」として身に着けるという話が出てきます。 シリング銀貨は大き過ぎず、小さ過ぎず、ペンダントヘッドにちょうど良いサイズであることと、シルバーという素材は幸福に通じることから、遠いヴィクトリアンの時代よりラッキーシリングとして好まれてきた背景があるようです。 

アンデルセンのおとぎ話 『シリング銀貨』にもあるように、シリング銀貨はラッキーアイテムとして好まれてきました。 ハ真のようなアンティークが作られた背景が分かって興味深いので、岩波文庫にありますアンデルセン童話集も合わせて読んでみてください。


シリング銀貨の中央をグーッと押して、パラボラ状にしてあります。 グッドラックなアンティークで、小振りでユーモラスなフォルムにも惹かれました。 そのサイズやフォルムからみて、ティーキャディー スプーンとして作られたものと思います。 毎日のお茶をラッキーシリングでサーブすれば、なんだかいいことがありそうです。 

あるいはまた、オ味唐辛qなどすくう薬味匙として使ってみるのも話題性があっておもしろそうです。

表に描かれているのはヴィクトリア女王の横顔です。 女王の若かりし頃はナショナル ポートレートギャラリーにある肖像画でご覧いただけるのですが、以下に写真がありますのでご参考まで。 「英国アンティーク情報、14.Still Victorian

クイーン ヴィクトリアが若干18歳の若さで英国王位を継承したのは1837年のことで、この年から1900年までの64年間がヴィクトリア梠繧ノあたります。 ヴィクトリア女王は在位期間が長かったことと、その時代は英国の国力が格段に伸張した時期と重なっていた為に、イギリスjの中でも特にポピュラーな国王となりました。 アンティークの分野にあっても、この時代の物品を指すヴィクトリアーナ(Victoriana)という用語もあって、ヴィクトリア梠繧専門とするコレクタターが大勢いるわけなのです。

裏面にはヴィクトリア女王時代に好まれたシールドリバースのデザインに採用されています。 描かれているのは、右上にライオンの立ち姿でライオンランパント、下にはハープクラウンド、そして三頭のライオンは『ライオンハート(R心王)』の愛称で知られる12世紀の英国王リチャード一世時代からのエンブレムです。 銀貨の下部には1896年の数嘯ェ見えます。

余談ですが、リチャード一世は十年間の治世中に国内にいたのがたったの六ヶ撃ニいう王様で、海外での戦いに明け暮れた英国王でした。 戦いで名を馳せ、ライオンハートの称号を得て、その勇気と生きざまは騎mの模範とされています。 そして現代ではサッカーのイングランド代表が使うエンブレムが、まさにこのスリーライオンなのです。

最後に、イギリスの昔のお金についてですが、1ポンド=20シリング=240ペンスなので、「1シリング」=「12ペンス」になります。 ポンド、シリング、ペンスと三つの単位を持っていた英国の旧通貨単位はなんだかとても複雑で、十二進法が混じっているので計Zするのも億劫です。
昔、サマセット・モームの「撃ニ六ペンス」の題名を初めて見た時に、なぜ六ペンスなのかと思ったものですが、十二進法の通貨単位では、ちょうどきりがよい数嘯ナもあるのです。
1971年になってようやく旧通貨制度が廃~され、1ポンド=100ペンスのすっきりした十進法の制度に代わって現代に至っています。 

この十二進法梠繧フ名残が、今日の英国人の暮らしにまだ残っていることに、気が付きました。 娘が通ったイギリスの小学校では、掛け算の九九のことを「Times Table」と呼んで、低学年の子供たちは日本と同じように暗唱するまで練習します。 ところが日本と違うのは「一の段」から始まる九九が「九の段」で終わらないのです。 イギリスの九九は12*12まで覚えます。 日本の九九は81通りですが、英国の九九は12*12=144通りです。 今日の十進法の暮らしなら「十一の段」や「十二の段」は不要なはずですが、ずいぶん昔の名残が未だに残っていて、先生たちも「十二の段」まで教えないと翌ソ着かないのでしょう。

このややこしい12進法の呪縛をイギリス人にかけたのは、一千年近く前にイングランドを征服してノルマン王朝を開いた、元々はフランス貴族のノルマンディー公ウィリアム(=ウィリアム一世)だったことが知られています。 彼がやってくる前のサクソン梠繧フイングランドでは、「1シリング」=「5ペンス」だったものを、この新しい征服メが「1シリング」=「12ペンス」にせよと定めたのでした。 そしてその後、お金の単位については1971年までウィリアム一世の定めが守られてきたわけで、そしてまた、今でも21世紀の子供たちが「十二の段の九九」を習っているわけなのです。

ラッキー シリング 銀貨 ヴィクトリアン ティーキャディー スプーン


No.16486 チェスター アセイオフィス スターリングシルバー ティーキャディー スプーン or アイスクリーム スプーン SOLD
長さ 12.7cm、重さ 20g、最大横幅 3.1cm、1929年 チェスター アセイオフィス、 SOLD

ティーキャディースプーンとして作られた品と思いますが、このフォルムですと、チーズスクープやアイスクリーム スプーンとして使ってみるのもいいかなと思います。

チェスター アセイオフィス スターリングシルバー ティーキャディー スプーン or アイスクリーム スプーン



No. 15762 ティースプーン納木製ケース SOLD
縦横17cm*23cm、厚さ 3.0cm、SOLD
長さが12.5センチくらいまでのスプーンが収納可能と思います。 これはスプーンの上下に5ミリずつほど余白をとったと考えての寸法です。
ティースプーン納木製ケース



No. 15726 ティースプーン納木製ケース SOLD
縦横14.7cm*15.8cm、厚さ 2.6cm、SOLD
ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃に作られたティースプーン納木製ケースと思います。 ハ真O番目にあるように、留め具に趣があります。 

長さが13センチくらいまでのスプーンが収納可能と思います。 これはスプーンの上下に5ミリずつほど余白をとったと考えての寸法です。
ティースプーン納木製ケース


No. 15725 ウォーカー&ホール ティースプーン納木製ケース SOLD
縦横13.8cm*16.7cm、厚さ 2.7cm、SOLD
長さが12センチくらいまでのスプーンが収納可能と思います。 これはスプーンの上下に5ミリずつほど余白をとったと考えての寸法です。

上部の布張り部分には「WALKER & HALL SHEFFIELD LONDON」の銀文字があります。 そして、その上に見えているのは、ウォーカー&ホールの旗マークです。

シルバースミス「Walker & Hall」のメーカーズマークは、O角フラッグの中に「W&H」と書かれたマークで、とても特徴があるので、一度見ると忘れられないマークです。 印象的なのはメーカーズマークばかりではなく、この銀工房の歴史をたどってみると、歴史も長く、評価の高いシルバースミスであったことが分かります。

Walker & Hallは1845年にジョージ・ウォーカーによって創業され、ヴィクトリアン、エドワーディアンの時代を通じて有望なメーカーに成長しました。第一次世界大戦を境に大英帝国の最盛期が過ぎると、多くのシルバースミスも衰退する運命をたどりましたが、ウォーカー&ホールは第二次大戦後までもずっと仕魔続け、その技術は高い評価を受けていたことから、1970年代に至ってマッピン&ウェッブに買されました。
ウォーカー&ホール ティースプーン納木製ケース


No. 15603 Mr. Punch ブラス ティーキャディー スプーン SOLD
長さ 8.5cm、重さ 20g、ボール部分の直径 4.5cm、SOLD
ミスター・パンチ ブラス製 ティーキャディー スプーンです。

No. 14815 Mr. Punch's Cavalcade、A Revue of Thirty Years (The New Punch Library シリーズ第1巻)をご覧いただくと、『パンチ』のことがよく分かります。

それから、英国アンティーク情報欄にあります 31. 『Punch:1873年2・2日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞 の解説記魔烽イ参考ください。
Mr. Punch ブラス ティーキャディー スプーンMr. Punch ブラス ティーキャディー スプーンミスター・パンチとは左側の人です。


No. 5975 スターリングシルバー 赤ちゃんスプーン or ティーキャディー スプーン SOLD
長さ 8.5cm、重さ 17g、最大幅 3.2cm、ボール部分の長さ 4.3cm、ボールの深さ 0.6cm、1944年 バーミンガム、 SOLD
クルッとした持ち手に愛嬌があって、見ていて楽しい気分になる銀のスプーンです。 普通に考えて赤ちゃんスプーンとして作られたように思いますが、コンディションが良くてあまり使われた形跡がないところは不v議です。 一般に、赤ちゃんスプーンは実際に使われると、赤ちゃんが噛みますので、傷だらけになることが多いものだからです。

クリスティングのお祝い品で、銀であることから、gわれずに現在に至っているものかも知れません。 あるいはまた、コンディションがよく、合わせて1944年という製作年を考えると、ティーキャディー スプーンであった可能性もあります。 サイズ的にはティーキャディー スプーンにぴったりです。

この品が作られた1944年は第二次大戦の最中になります。 英国は戦勝国とはなったものの、大変な時期であったことは間違いありません。 ロンドンはドイツから弾道ミサイルの攻撃を受けたり、爆撃機による空襲も頻繁にありました。 рフ住む町はロンドンの北の郊外で爆撃の目標にはならなかったようですが、近所のお年寄りの話では、ロンドンを空襲した帰りの爆撃機が、cった爆弾を燃料節約の為に翌ニしていくコースに当たっていて、怖かったとのこと。 とは言うものの、茶道具あるいはクリスティング用の不要不急の品を、しかも純銀で作っていたとは、当桙フイギリスは結構余裕もあったんだなあ、と思うのです。 

ハ真O番目のようにボールの裏面に四つのブリティッシュ ホールマークが刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1944年のデートレターです。



No. 15412 ノルウェー製 シルバー ティーキャディー スプーン with ピアストワーク SOLD
長さ 10.0cm、最大幅 3.4cm、ボールの深さ 5mm、波模様透かし飾り部分の最大幅 1.5cm、柄の最大厚み 1mm、重さ 13g、ノルウェー製、 SOLD
ウェーブパターンのピアストワークe畉麗です。 コンディション良好なシルバーウェアであることもよいでしょう。 ノルウェー シルバーのスタンダード「830S」マークとメーカーズマークがあります。

波模様デザインのウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの時代に人気がありました。 このあたりはノルウェーにおいても事情は同じでしょう。

余談ながら、クリスマスの頃にノルウェーのオスロへ行ったことがあります。 オスロという街はまさに森の中にある小さな首都です。 飛行機が高度を下げて、雪景色のノルウェーの森、そしてオスロの眺めはとても幻想的でした。 ビートルズの『Norwegian Wood 』や、村上春≠フ『ノルウェイの森』が頭にあって、感動を深めたのかも知れません。

帰途、十二撃フノルウェーはとても日が短く、飛行機に乗っていたら早々と水平線の向こうに夕陽が沈みました。 オスロ・ロンドン間は北海を横切って行くのですが、上空から真っ暗な夜の海に、あちこち北海油田の炎が点々と連なって見えたのは、これまた壮観だったことを思い出します。
ノルウェー製 シルバー ティーキャディー スプーン with ピアストワーク


No. 15411 リボン飾り ブラス ティーキャディースプーン SOLD
長さ 8.5cm、重さ 28g、ボール部分の最大幅 3.9cm、ボール部分の長さ 3.0cm、ボールの深さ 7mm、リボン飾りの最大幅 2.8cm、リボン飾り部分の最大厚み 5mm、 SOLD
リボンの飾りが可愛らしいブラス製のティーキャディースプーンです。 あまり見たことがないので、レアな品と感じます。 リボン飾りは厚みがあってゴージャスです。 閧ノしてみると、28グラムという持ちはかりといい、素材の厚みといい、しっかり出来ています。

ブラスという素材はパブのカウンターとか、マナーハウスのドアノブなど英国の昔ものには欠かせない素材で、磨き上げられたブラスの光沢は翌ソ着きと品があって、英国風を感じさせます。 ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt & ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリス人はブラス好きで、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。 

それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、その他ゴルフクラブや管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。

それから、リボン飾りについては、以下の解説記魔烽イ参考まで。
http://www.igirisumonya.com/14741.htm
リボン飾り ブラス ティーキャディースプーン


No. 4618 オランダ製 シルバー ティーキャディー スプーン with キューピッド SOLD
長さ 9.0cm、最大横幅 3.8cm、ボールの深さ 0.8cm、キューピッドの身長 1.4cm、重さ 15g、オランダ製、 SOLD
オランダ製 シルバー ティーキャディー スプーン with キューピッド


No. 4344 スターリングシルバー ティーキャディー スプーン with シェル & ピアストワーク SOLD
長さ 8.2cm、重さ 12g、ボール部分の深さ 1.3cm、最大幅 4.0cm、透かし柄の最大幅 2.4cm、1978年 バーミンガム、 SOLD
スターリングシルバー ティーキャディー スプーン with シェル & ピアストワーク


No. 4325 王冠飾りのデンマーク製 スターリングシルバー ジャムスプーン with ゴールドギルト SOLD
長さ 11.2cm、最大幅 3.0cm、ボールの深さ 6mm、王冠飾り部分の最大幅 9mm、柄の最大厚み 3mm縺A重さ 16g、デンマーク製、W&S Sorensen作、SOLD
王冠飾りのデンマーク製 スターリングシルバー ジャムスプーン with ゴールドギルト


No. 4250 ライオンランパント & シェル ティーキャディー スプーン SOLD
長さ 8.8cm、最大横幅 3.3cm、重さ 19g、ライオンの身長 3.8cm、イタリア製、 SOLD
ライオンランパント & シェル ティーキャディー スプーン


No. 5892 スターリングシルバー ティーキャディー スプーン with シェル & ゴールドギルト SOLD
長さ 9.5cm、重さ 18g、最大幅 3.65cm、ボール部分の長さ 4.8cm、ボールの深さ 0.7cm、1933年 バーミンガム、James Schomberg & Sons作、 SOLD
スターリングシルバー ティーキャディー スプーン with シェル & ゴールドギルト


No. 5872 スターリングシルバー ティーキャディースプーン& ティーストレーナー SOLD
長さ 8.7cm、重さ 28g、ボール直径 4.5cm、ボールの深さ 1.1cm、1963年 エジンバラ、 SOLD



No. 5771 スターリングシルバー ティーキャディー スプーン with エルサレム クロス SOLD
長さ 7.9cm、重さ 18g、ボール部分の最大幅 3.65cm、クルセーダーズ クロスの縦横 1.8cm、 SOLD



No. 5611 ヴィクトリアン スターリングシルバー ティーキャディー スプーン SOLD
長さ 9.5cm、重さ 20g、ボール部分の最大幅 4.05cm、ボール部分の長さ 5.1cm、ボールの深さ 1.0cm、1897年 チェスター、 SOLD


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