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アンティーク スターリングシルバー バターナイフ
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No. 17057 Queen Anne パターン Goldsmiths
& Silversmiths Company ヴィクトリアン スターリングシルバー バターナイフ SOLD
長さ 13.1cm、重さ 22g、ブレードの最大幅 2.1cm、柄の最大幅
1.55cm、柄の最大厚み 3mm強、1889年 シェフィールド、Goldsmiths
& Silversmiths Company作、SOLD
No. 15942 スターリングシルバー バターナイフ SOLD
長さ 16.1cm、重さ 28g、ブレードの最大幅 2.25cm、柄の最大厚み
2.5mm、1919年 シェフィールド、John Round
& Son Ltd.作、SOLD
今から九十年以上前に作られたスターリングシルバーのバターナイフです。
シンプルかつプレーンタイプの品ながら、28グラムと持ちはかりがあって、揩チた感じがしっかりしているのは英国風ですし、ブレード背の
two notchesなどトラディショナル イングリッシュ バターナイフの特徴もよく備えたアンティークと思います。 古い品ですが、コンディション良好sズ麗なのもよいでしょう。
柄の裏面に刻印されたホールマークは順に、シェフィールドの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1919年のデートレター、そしてJohn
Round & Son Ltd.のメーカーズマークです。
メーカーのJohn Round & Son Ltd.はシェフィールドの大きなシルバースミスで、アンティークとしても今日でもよく見かける有名メーカーの一つです。 ジョン ラウンドによって1847年シェフィールドで創業され、当初はスプーンとフォークのメーカーでした。職人技の素晴らしさとデザインの優雅さで、汨謔ノその評価を確立して、息子のエドウィンをパートナーとして迎える頃には、銀器なら何でもこなすシェフィールドの大メーカーに成長していました。 第一次大戦を境にしてイギリスの国力が衰えていくと、多くのシルバースミスも衰退していった中で、John
Round & Sonは1962年までシルバースミスとして仕魔続けていたというのも珍しい例と思います。
英国で「アンティーク」という言葉を厳密な意味で使うと、「百年以上の時を経た品」を指すことになります。 そんな訳で、英語で言うと「It
will become an antique in four years. (この品はあと四年でアンティークになります。)」という言い方をされることがあります。 アンティークコレクターにとっては、やはり百年という年撃フ経過は大きなメルクマールになりますので、上記のような会話がなされる機会も多いのです。
この銀のアクセサリーが作られたのは1919年ですから、正式なアンティークに昇格するまでにあと数年が必要になる計Zです。 しかし、気に入った古いものを使っていくうちに、その品が自分の手元で‘アンティーク’になっていくことは、コレクターの喜びとも言えますので、この銀のバターナイフには、そんな楽しみ方もあるかと思うのです。
歴史を振り返ってみますと、この品が作られたのは第一次世界大戦の頃になります。 その頃の出来魔ニして、今から百年前の1912年にはタイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、あるいは日本では明治時代が終って大正時代になり、夏目漱石の『こころ』が世に出た頃のことであって、ずいぶん昔のことなのです。 アンティークを手にしていると、百年に近い時の経過があらためて身近に感じられるのは楽しいことです。
No. 16384 エドワーディアン スターリングシルバー バターナイフ
with フラワーエングレービング SOLD
長さ 16.6cm、重さ 27g、ブレードの最大幅 2.35cm、柄の最大幅
1.35cm、柄の最大厚み 3mm縺A1903年 バーミンガム、一万五千円
SOLD
ホールマークを判読してみると、この品が作られたのは、百十年前のエドワーディアン初めで、1903年と分かります。 一世紀以上の時を経たエドワーディアン アンティークというのはやはりいいものです。
小花の彫刻が、ブレードの全面と、そして柄先に向かっても施されており、闢・黷フ行き届いたアンティーク シルバーウェアです。 また、ブレード背の
two notches構造には、トラディショナルなイングリッシュ バターナイフの特徴がよく出ています。 ブレードとハンドルの全面にわたるハンドエングレービングの優雅さは、エドワーディアンの時代に雰囲気をよく今に伝えているように思います。
lつのブリテッシュ ホールマークが柄の裏面にしっかり深く刻印されているのもポイントです。 ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン レオパードヘッド、そして1903年のデートレターになります。
No. 16173 ヴィクトリアン スターリングシルバー フラワー エングレービング バターナイフ SOLD
長さ 15.8cm、重さ 23g、ブレードの最大幅 2.3cm、柄の最大幅
1.3cm、1898年 バーミンガム アセイオフィス、SOLD
今から百十年以上前のヴィクトリアン終わり頃に作られたスターリングシルバー バターナイフです。 ブレードや柄に幅があって、彫刻面が広く取ってあるのが特徴的です。 ブレード背は伝統的なイングリッシュ バターナイフのダブルノッチ パターンを踏襲しています。
フラワーエングレービングは上々の出来栄えで、当桙フ銀職人さんのレベルの高さを感じます。 闥、りのエングレービングで濃い色合いになっている部分は、1ミリ間隔に七、八本という細かさで、彫刻線を引いて影をつけた細工です。 ブレード部分の花柄も可愛らしいのですが、ブレードや柄先に見える葉っぱの部分も細やかであることに加え、エッジ部分v繩彫りライン エングレービングもンY麗です。
全体としてフォルムよし、彫刻よし、コンディションよしと三拍q揃ったヴィクトリアン アンティークと思います。
裏面に四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻んであるのも好印象です。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、1898年のデートレター、そしてスターリングシルバーを示すライオンパサントです。
イギリスのバターナイフの特徴と歴史については、英国アンティーク情報欄の 「9.トラディショナル イングリッシュ バターナイフ」を、この品が作られた頃の時代背景については、「14.Still Victorian」の解説記魔烽わせてご覧ください。
No. 15954 ヴィクトリアン スターリングシルバー バターナイフ SOLD
長さ 19.2cm、重さ 45g、ブレード最大幅 2.7cm、柄の最大幅
1.8cm、柄の最大厚み 4mm、1893年 ロンドン、SOLD
この品が作られたのはヴィクトリアン終わり頃の1893年で、日本では日清戦争が始まる少し前の頃にあたり、今から百二十年ほども前のことです。 19センチの長さに、ブレード幅が最大で3センチほどあって、現代のバターナイフと比べるとかなりのキングサイズであることから、バターナイフと言われても今日的にはちょっとピンと来ないかも知れません。 しかし、これがアンティークでしか感じることが出来ない昔のシルバーウェアの味わいになっています。
No. 15188 フラワーレリーフ ヴィクトリアン スターリングシルバー ナイフ SOLD
長さ 14.1cm、重さ 16g、ブレード部分の最大幅
1.8cm、1895年 シェフィールド、James Deakin
& Sons Ltd作、SOLD
No. 16452 エドワーディアン ブライトカット フェザーエッジ スターリングシルバー ナイフ SOLD
長さ 15.2cm、重さ 20g、ブレード最大幅 2.0cm、1904年
シェフィールド、Henry Williamson Ltd作、SOLD
No. 15604 シルバー バターナイフ SOLD
長さ 15.2cm、重さ 32g、最大幅 2.2cm、柄の最大幅
1.65cm、柄の最大厚み 3ミリ縺Aドイツ製、SOLD
15センチという長さはそれほど長いわけではありませんが、32グラムの持ちはかりはバターナイフとしてはヘビー級と言えましょう。 重厚感があって、頼もしい感じがします。 柄元あたりで3ミリほどの銀の厚みがあります。 ブレード部分も銀が厚めな作りです。 銀の質感を楽しまれたい方にお薦めしたいと思います。 柄の裏面に「800」銀の刻印がありドイツ製のシルバーウェアです。
銀のバターナイフというのは、他のシルバーウェアと違って、一本あったら朝食の時間が変わるという意味で、おもしろいアンティークと思います。 デザートスプーンやティースプーンですと、ある程度まとまった本数が必要になりやすいものですが、バターナイフは一本あれば、まずは完結します。 それでいて、トーストにバターをという毎朝のルーティーンがすっかり楽しくなるものです。
英吉利物屋でアンティーク バターナイフを扱っておりますので、これまでに多くのバターナイフを手にしてきました。 ハ真のバターナイフを初めて手にした時、これまで扱ってきた銀のバターナイフの中でも、特にしっかり作られたアンティークだなという印象を持ちました。
ドイツ製のシルバーウェアということで、しっかり感が強いのかとも思います。 ゥ動車などをみても、ドイツヤは剛性感といいましょうか、少しかたく感じるまでのしっかり感が好まれるようです。 この銀のバターナイフの場合も、そういったドイツ人気ソが出ているのかも知れません。
No. 15594 シェル デザイン スターリングシルバー バターナイフ SOLD
長さ 13.7cm、重さ 20g、最大幅 2.4cm、柄の最大幅
1.1cm、柄の最大厚み 2mm強、1942年 シェフィールド、SOLD
ちょっと変わったフォルムをしておりますが、ブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されておりますので、イギリスで作られたスターリングシルバーのバターナイフと分かります。
No. 14833 ライオン ランパント(立ち姿ライオン紋章) ヴィクトリアン スターリングシルバー ハノーベリアンパターン バターナイフ
SOLD
長さ 19.9cm、重さ 54g、ブレード最大幅 2.5cm、柄の最大幅
1.9cm、柄の最大厚み 4.5mm、1891年 ロンドン、Charles
Boyton作、 SOLD
長さが20センチほどあって、重さが54グラムという持ちはかり、そして柄の厚みが最大で
4.5ミリもあるキングサイズです。 銀の質感からもたらされる重厚な雰囲気に特徴があるヴィクトリアン アンティークに仕上がっております。 柄先に向かって末広がりなハンドル部分は山の尾根のように少し盛り上がった構造で、柄の中心線が稜線のようになっています。
No. 15574 エドワーディアン スターリングシルバー バターナイフ SOLD
長さ 13.7cm、重さ 17g、ブレードの最大横幅
1.85cm、柄の最大幅 1.05cm、柄の最大厚み 2mm、1903年
シェフィールド、 SOLD
今から百十年近く前に作られたエドワーディアンのスターリングシルバー バターナイフです。 強弱のアクセントが効いた手彫りのエングレービングはとても繊細な美しさを備えており、綺麗なアンティークと感じます。
裏面のホールマークは順にシェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1903年のデートレター、そしてメーカーズマークになります。
もともとは15582 ジャムスプーンと、15572 ピクルスフォークと、15574 バターナイフで、O本セットを構成しておりました。 柄先のイニシャルを入れるところの彫刻はハートシェイプで同じですし、すべて同一メーカーによる1903年の作となっています。
セットでお求めいただける場合には、O本セットで二万八千円とさせていただきます。
ハ真のアンティークが作られた時代はずいぶんと昔のことになります。 どんな時代であったのか、少し見てみましょう。 当桙フメインイベントは日露戦争でありました。 この三本セットが作られた年、『中央新聞
1903年10・3日付』の「火中の栗」という風h画を見たことがあります。 コサック兵(露)の焼いている栗(満州)を、ジョンブル(英)に背中を押されて、日本が刀に手をかけて取りに行こうとしている風h画です。 1902年には日英同盟が結ばれています。 ロシアはシベリア鉄道の完成を急ぎ、大規模な地上軍が極東に向けて集結しつつあった当桙フ状況が描かれています。
開戦後の翌1904年には、こんどは世界j上の大海戦の行方に関心が集まっております。 バルト海、北海、大西洋、喜望峰を経て日本へ向かうロシアのバルチック艦隊の動きが注汲ウれ、当桙フイギリスでは日本海海戦の行方が大変な興味を持って見守られていたとの記録が残っています。
ロシアのバルチック艦隊は日本へ向けて航行中でした。 そして1904年10撃ノはイギリス沖合いの漁場ドッガーバンクで、漁船を日本の水雷艇と誤認したバルチック艦隊が、英国漁船砲撃膜盾引き起こして、英国世論が激高する事態となっています。
日本に向かって戦争に行くロシア艦隊が、途中で英国漁船を何百発もの砲弾で打ち払って、間違いと分かった後には救助もせずに通り過ぎてしまったのですから、誰だって怒るだろうと思います。
当桙フ日本とイギリスは日英同盟を結んでおりましたが、ドッガーバンク膜盾契機にイギリス世論もおおいに日本に味方しました。 そしてイギリス政府によるバルチック艦隊の航海妨害などナイスアシストもあって、日本海海戦に向けて有利な展開となったのは幸いでした。
明治39年(1906年)には夏目漱石の『草枕』が出ております。 梠續w景は日露戦争中ですので、ちょうどこのアンティークと重なっております。 東京を離れた温泉宿で非人情の旅をする画工の話ですから、当桙フ社会情勢がメインテーマではありませんが、それでも、出征していく若者を見送ったり、日露戦争や現実社会の影が背景に見え隠れしています。 昔の時代に思いを馳せるアンティークな資料として、рフお気に入りの一つです。
No. 14836 ジョージO世 スターリングシルバー フィドルパターン バターナイフ SOLD
長さ 18.9cm、重さ 42g、ブレード最大幅 2.6cm、1813年
ロンドン、William Eley, William Fearn &
William Chawner作、SOLD
もうすぐ二百年という時が経とうとしているスターリングシルバー フィドルパターン バターナイフです。 ジョージアンの中でも1760年から1820年までのジョージO世時代は長かったので、アンティークにおいても、この時代の品には「ジョージO世...」と接頭辞のように国王の名前を冠することが多いのです。
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