いぎりすもんや は英国発信のアンティーク情報サイトです。
  良い品をイギリスから直接、お求め易い価格でお届けします。

英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ
スターリングシルバー アクセサリー 3へ

スターリングシルバー アクセサリー 2


No. 19301 スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド *
ホースシューの横の長さ 2.4cm、縦 2.3cm、最大厚み 3mm、1932年 バーミンガム、11,800円

このスターリングシルバー ホースシュー(馬の蹄鉄)のペンダントヘッドが作られたのは今から八十年以上前の1932年です。 留め具の銀円環が太めです。 銀地金の雰囲気がよく出たリアルな蹄鉄のデザインになっています。 ライオンパサントの横の長さは3ミリほどあって、大きめなホールマークが刻印されているのは、ホールマークを見て楽しむという作り手の意図を反映しているのでしょう。

裏面にはホールマーク以外にも、デザイン登録したレジスター番号と、「ENGLAND」の刻印が見えています。 ホールマークは順にHG&Sのメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1932年のデートレター「H」になります。 

ヴィクトリアンやエドワーディアンの作ではありませんが、それでも1932年作といえば、かなり古い品であることがお分かりいただけると思います。 

右から三つ目にあるライオンの刻印が、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになり、重要な刻印です。 このライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から470年ほど前の1544年のことになります。 これはヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄3つが描かれて、「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の連想はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

ついでながら、シャーロック・ホームズの『Silver Blaze』を読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年に発表されており、そのころに 「ホースシュー=幸運」の連想があったよい例となっています。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いです。

それから、蹄鉄の滑り止めはカルカン(Calkin)と呼ばれるのですが、ちょっと注意して見てみると、このホースシューのカルカンは上側に三つと下側に四つの合わせてラッキーセブンになっています。 ホースシューが本来揩チている幸運の意味合いに、カルカンのラッキーセブンが掛け合わされて、ラッキーの二乗になっていることから、より効果のありそうなホースシューに作られているのです。 

それでは、なぜホースシューが好まれるようになったのか。 ヴィクトリア女王の治世に書かれた 『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』 という書物には、ホースシューにまつわる伝説が書かれています。 その概要をご紹介してみましょう。

のちにカンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは、ハープを弾くのが上手で、さらには鍛冶屋の技術も持った器用な人でした。 ダンスタンが夜にハープを奏でていると、デビルがやって来て邪魔をするようになりました。 デビルの悪戯に困ったダンスタンは一計を案じて、蹄鉄を取替えに来たデビルの蹄足にホースシューの留め釘を深く打ち込んだのでした。 

痛がるデビルにダンスタンはこう言います。 「これからは礼拝の邪魔をしないこと、音楽を奏でる邪魔をしないこと、そしてホースシューを掲げた家には寄り付かないこと。 これを守るなら直して進ぜよう。」 デビルはダンスタンと契約をかわし、以降はホースシューが魔除けの役割を果たすようになり、さらには Good Luck をもたらすお守りとされるようになったのでした。

スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド


No. 19202 エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー
納桙フ長さ 9.2p、銀円環含む長さ、10.3cm、横幅1.1cm、厚み 6mm、1908年 バーミンガム アセイオフィス、21,800円

ブリティッシュ シルバー ホールマーク完備しています。

エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー


No. 19347 グッドラック 六ペンス銀貨 &スターリングシルバー フレーム コンパス ペンダントヘッド *
直径 1.9cm、留め具の銀円環を含む縦長 2.2cm、厚さ 8mm、英吉利物屋 オリジナル、取り巻くフレームと留め具円環は銀製(ともにスターリングシルバー)、コンパス本体は現行品、15,800円

コンパスの側面をひとまわり取り巻いているのはスターリングシルバーのフレームです。 上部の留め具円環もスターリングシルバーです。 フレーム内に納められているコンパス本体は現行品なので、北の方角をよく指し示してくれ、性能は抜群です。 裏面には写真2番目と4番目に見えるように、グッドラック 6ペンス 銀貨があります。

コイン下部には「SIX PENCE」の表記が見えています。 「1941」と見えており、今から75年ほど前の1941年鋳造ですので、この六ペンスは銀貨です。

昔からイギリスにおいては六ペンスが、Good Luck(=幸運)のお守り、つまりは縁起物として好まれてきた事情がありますが、加えて銀貨でありますことから、シルバーの持つラッキーモチーフ性も乗っていると考えられます。

お客様から教えていただいた、いいお話がありましたので、ご紹介させていただきます。
『米映画「依頼人(THE CLIENT)」の放送を見たためです。少年がポケットにあった1ドルで女弁護士を雇う話です。それが映画の中で、女性弁護士が「あなたが幸せの道を間違えないように」(こんな感じのセリフでした)と、少年に祖母からもらったというコンパスネックレスをかけてあげるシーンがあったのです。このコンパスネックレスは、シルバーの三角形(△)の真ん中に小さいコンパスが付いているだけという地味なデザインだったのですが、昔からそういう意味でコンパスネックレスがあるのかと思ったら、ちょっと気になってしまいました。』

六ペンスという中途半端な金額が一つのコインになっているのは、昔のイギリスの十二進法にもとづく旧通貨制度の遺物であるからです。 千年ほどの長きにわたってイギリスで続いた制度ですが、半世紀ほど前の1971年には、ついに終りとなって、現代人には普通になじみのある十進法の制度になりましたので、これから将来にわたって、六ペンスが再び登場することは、もはやないでしょう。 そんなノスタルジックな背景にも英国風が感じられると思います。

マザーグースのナーサリーライムに、花嫁が身につけると幸せになれるといわれるサムシング・フォーに続いて、以下のように一節があり、六ペンスが好まれる背景になっています。

Something old, something new,
something borrowed, something blue,
and a sixpence in her shoe.

最後にイギリスの昔のお金についてですが、1ポンド=20シリング=240ペンスなので、「6ペンス」=「半シリング」になります。 ポンド、シリング、ペンスと三つの単位を持っていた英国の旧通貨単位はなんだかとても複雑で、十二進法が混じっているので億劫です。

娘が通ったイギリスの小学校では、掛け算の九九のことを「Times Table」と呼んで、低学年の子供たちは日本と同じように暗唱するまで練習します。 ところが日本と違うのは「一の段」から始まる九九が「九の段」で終わらないのです。 イギリスの九九は12*12まで覚えます。 日本の九九は81通りですが、英国の九九は12*12=144通りです。 今日の十進法の暮らしなら「十一の段」や「十二の段」は不要なはずですが、ずいぶん昔の名残が未だに残っていて、先生たちも「十二の段」まで教えないとおちつかないのでしょう。

このややこしい12進法の呪縛をイギリス人にかけたのは、一千年近く前にイングランドを征服してノルマン王朝を開いた、元々はフランス貴族のノルマンディー公ウィリアム(=ウィリアム一世)だったことが知られています。 彼がやってくる前のサクソンイングランドでは、「1シリング」=「5ペンス」だったものを、この新しい征服メが「1シリング」=「12ペンス」にせよと定めたのでした。 そしてその後、お金の単位については1971年までウィリアム一世の定めが守られてきたわけで、そしてまた、今でも21世紀の子供たちが「十二の段の九九」を習っているわけなのです。

ついでに、『vうことなど』で、「六文銭と六ペンス」について考えています、ご覧いただければ幸いです。
グッドラック 六ペンス銀貨 &スターリングシルバー フレーム コンパス ペンダントヘッド


No.19187 縄目模様 透かし細工 スターリングシルバー ペンダントヘッド
留め具を含む長さ 3.0cm、横幅 1.6cm、本体の最大厚み 8.5mm、重さ8g、5,800円

縄目模様 透かし細工 スターリングシルバー ペンダントヘッド





No. 19129 スターリングシルバー フレーム シースルー タイプ コンパス ペンダントヘッド
直径 2.3cm、厚み 7.5mm、英吉利物屋 オリジナル: ・ヘを取り巻くフレームと留め具円環は銀製(ともにスターリングシルバー)、コンパス本体は現行品、13,800円
濃い青色をした磁針の周りの丸く黒い部分は、透明に透けて向こう側の布地が見えている為です。 向こう側が透けて見えるなかで、青色の磁針が揺れている涼しげな雰囲気も気に入っています。 

何気に見ていると気が付きませんが、よーくじっくり見てみると、なかなかの細工の工芸品であることが分かります。 表と裏の二枚のガラス間に磁針の軸を差し渡し、上下のガラス間にブリッジをかけるようにして、イを固定すると同時に磁針がクルクルと機能するのはなぜでしょうか。 上下のガラスの内側には小さな穴が削り掘ってあって、両端を針のように尖らせた磁針イが、微妙なバランスでもって内部に留め置かれることで、・針の動作機能が保たれる仕組みなのです。

ハ真一番目は表側の様qで、上部のガラスには赤で十嚼・ェ引いてあります。 ハ真二番目は裏面の様qで、裏側ガラスは十嚼・ネしの透明です。 コンパスの側面をひとまわり取り巻いているのは、帯幅7ミリのスターリングシルバー フレームです。 上部の留め具円環もスターリングシルバーです。 フレーム内に納められているコンパス本体は現行品なので、北の方角をよく指し示してくれ、性能は抜群です。

方位磁針というとアウトドアのイメージですが、都会の街でも便利です。 例えば、ロンドンの地下鉄では乗り換え時にいくつもの通路や階段を行ったり来たりするうちに、ゥ分がどの方角にいるのか分からなくなったりします。 そんな時、電ヤが入ってくる方角や、電ヤの前後のどちらに乗ったらよいか等、ちょっと知りたい時にも便利です。(ロンドンの地下鉄は日本と違って、駅のホームに隣駅の駅名表ヲがないので、電ヤがホームの左右どちらから入ってくるか、すぐには分からないことが多いのです。) にさげていると中の針がゆらゆら揺れるのも楽しいものです。 電ヤに乗っている時はモーターからの電・波の影響で針がくるくると回り、q供が不v議がります。

お客様から教えていただいた、いいお話がありましたので、以下でご紹介させていただきます。
『米映画「依頼人(THE CLIENT)」の放送を見たためです。少年がポケットにあった1ドルで女弁護士を雇う話です。それが映画の中で、女性弁護士が「あなたが幸せの道を間違えないように」(こんな感じのセリフでした)と、少年に祖母からもらったというコンパスネックレスをかけてあげるシーンがあったのです。このコンパスネックレスゥ体は、シルバーの三角形(△)の真ん中に小さいコンパスが付いているだけという地味なデザインだったのですが、昔からそういう意味でコンパスネックレスがあるのかと思ったら、ちょっと気になってしまいました。』
スターリングシルバー フレーム シースルー タイプ コンパス ペンダントヘッド


No.17264 ロシア正教 シルバー クロス ペンダントヘッド with 帝政ロシア サンクトペテルブルグ アセイオフィス シルバーホールマーク SOLD
本体部の縦 2.7cm、横 2.0cm、留め具を含む縦長 3.8cm、厚み 1mm、19世紀終り頃の帝政ロシア製、サンクトペテルブルグ アセイオフィス、SOLD
ロンドンで見つけた珍しいアンティーク シルバーをご紹介しましょう。 ロシア革命前の帝政ロシアからやってきた銀のクロスで、裏面には帝政ロシアのシルバーを示すホールマークが刻印されています。

ちょっと見た感じも、イギリス地場のクロスと違った趣が漂っておりますが、それはロシア正教のクロス様ョであるからです。 まず、横に並んだ「IC XC」は「Jesus Christ」イエス・キリストをあらわしています。 また上部に見えるシンボルは、キリストの光を表象しています。

ロシア革命や、その後の動乱期には、多くのロシア人がイギリスに渡ってきました。 そういった歴史の背景があって、今ではイギリスにあるロシアの銀ということでありましょう。
ロシア正教 サンクトペテルブルグ シルバー クロス ペンダントヘッド with 帝政ロシア サンクトペテルブルグ アセイオフィス シルバーホールマーク


No. 19178 エドワーディアン アイビーモチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ ホールマーク
クロス本体の縦(丸い留め金含まず) 3.3cm、横 2.15cm、厚さ 1mm強、1903年 バーミンガム アセイオフィス、12,800円

アイビーのハンドエングレービングが特徴的なエドワーディアン スターリングシルバー クロスです。 これまでにもいくつか似たタイプのクロスをご紹介してきましたが、揩チた感じのしっかりしたソリッドシルバーは、やはりいいものだと思います。 閧ノしてみると、銀の質感が心地よい、しっかり重厚な雰囲気のペンダントヘッドです。 今から百年以上前に作られたエドワーディアン アンティークであるところもグッドポイントです。

ちなみにソリッド(solid)とは、このクロスがホロー(中空)構造ではなくて、内部まですべてがスターリングシルバーv瀁密構造であることを言います。

アイビーの輪郭は手彫りの彫刻がかなり深くて、ブライトカット様の光の反射をもたらしr畉麗です。 基本デザインとは対照的に、背景部分のシェードをかけた彫りは大変な細かさになっています。 ルーペで詳細に見ていくと、ハンドエングレービングとしては限界的な職人技が施されているのが分かり、より楽しめるエドワーディアン アンティークであることがお分かりいただけると思います。 

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠タないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。 

lつのブリティッシュ ホールマークがすべてしっかりと深く刻印されているのは、このアンティークの好ましい特徴といえましょう。 ハ真二番目に見えるように、ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1903年のデートレターになります。 

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このシルバークロスが作られたのは1903年ですから、晴れて正式な‘アンティーク’に昇格している品ということになります。 日本でいえば日露戦争の頃、かなり古いことがお分かりいただけましょう。 

明治39年(1906年)には夏目漱石の『草枕』が出ております。 東京を離れた温泉宿で非人情の旅をする画工の話ですから、当桙フ社会情勢がメインテーマではありませんが、それでも、出征していく若者を見送ったり、日露戦争や現実社会の影が背景に見え隠れしています。 昔の時代に思いを馳せるアンティークな資料として、同時代の銀クロスを傍らに置きながら、あらためて読んでみるのも楽しいと思います。

そして、ハ真のエドワーディアン アンティーク シルバーが作られた少し前には、夏目漱石がロンドンに留学しています。 当桙フイギリスの様qは以下の解説記魔烽イ参考ください。
45. 夏目漱石のイギリス留学、アーツ・アンド・クラフツ ヴィクトリアン シェイクスピア本、そしr゙@虚集(ようきょ集)

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、ずいぶん昔のことなのです。 このアンティークが作られた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみでありましょう。

最後になりましたが、イギリスのアンティーク シルバーを手にする大きなメリットの一つに、刻印されたデートレターを判読することによって、アンティークの製作年を一年刻みで特定できることがあります。 英国のホールマーク制度は、その歴史の長さ、制度の継続性、シルバースミスへの徹底の度合い等すべての面で欧州諸国の中でもピカイチなのです。

これは、一つには英国人の国民性によるところが大きいように思います。 舶ィ学を発展させてきたイギリス人は、物事を整理分類するのが大好きで、500年以上にわたりホールマーク制度を維持し発展させてきました。

欧州諸国のホールマークは、ある特定の時代だけだったり、s場が小さく制度が徹底されていなかったりと不備なことが多いようです。 また旅してみると感じるのですが、欧州人にも気ソの違いがあって、偏見かも知れませんが、同じことをイタリア人やスペイン人に要求しても、無理な感じがしないでもありません。

『International Hallmarks on Silver』という本を使うと、過巨舶S年にわたって各国のシルバーホールマーク体系が概観できます。 ざっくり申し上げると、北欧やオランダのホールマーク体系はイギリス寄りで比較的しっかり出来ていて、ラテン系の南欧諸国はちょっとゆるいといったところでしょうか。



No. 18113 グッドラック みつ葉のクローバー スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク
直径 2.5cm、厚み 1mm、重さ 6g、1922年 バーミンガム、8.800円

最初に見た感じは比較的近年に作られたアクセサリーかな?と思ったのですが、裏面のホールマークを判読してみると、1922年にバーミンガムアセイオフィスで検定を受けたスターリングシルバー アクセサリーで、今から九十年以上前に作られたかなり古い品と分かりました。

英語には「live in the clover (安楽に暮らす)」という言い回しがあり、こうしたクローバーの良い意味合いが、このアンティーク アクセサリーには込められています。 クローバーと安楽の繋がりについて、先日、牧草を刈り入れしていたファーマーの方から教えていただいたので、ご紹介しておきましょう。 牧草など植物の成長には土中の窒素分が必要ですが、クローバーは進化した植物で、大気中の窒素を直接に取り込んで養分に出来るのだそうです、そのため、クローバーのある畑は肥沃になります。 また家畜の飼料としてもクローバーの繊維質とプロテインが動物たちの成長に欠かせないのだそうです。 と言うわけで、クローバーに恵まれた農場は栄え、安楽に暮らしてゆけるということでした。

あらためて詳細に見てみると、なかなか細工のよいアクセサリーであることが分かります。 透かし部分は断面に糸鋸を引いたギザギザ跡が残る手仕魔ナすし、みつ葉の緑や中央の赤いアクセントは、奥ゆきの感じられるエナメルワークで、光にあたった反射光が美しいです。 エナメルワークとは日本語で言うと「オ宝焼き」のことで、金銀などの貴金属にガラスソv縉薬を焼き付ける装飾技法です。 元々は古代エジプトに起源を持ちますが、奈良時代には日本にも伝来しました。 その後七宝焼きは日本で技術的な発展を遂げ、ヴィクトリア梠繧フ英国では、逆に日本の技術が大いに研究もされました。 このあたりの経緯は、「英国アンティーク情報」欄の「10.エルキントンミのシルバープレート技術と明治政府の岩倉g節団」後半に解説がありますので、ご参考まで。

裏面に四つのブリティッシュ ホールマークが刻印されているのも好感が持てます。 細部にわたって気の入ったシルバーアクセサリーと思います。 そもそもエナメルワークは銀の装飾技法としては高度なテクニックですから、この品が手間のかかった昔のアンティークであることw員けるわけなのです。

二番目に見える裏面のホールマークは順に、メーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1922年のデートレターです。 
グッドラック Oつ葉のクローバー スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク


No. 19040 MADE IN ENGLAND スターリングシルバー コンパクト ケース
縦の長さ 6.3cm、最大横幅 6.9cm、最大厚み 0.8cm、重さ 80g、英国製、21,800円

ケースの表面にキズがほとんどないので、あまり使われることなく、現在に至っている品のように思います。 

小振りなわりには、閧ノしてみると、銀の重さがずっしりしていて、いい感じです。 

留め具のポッチ部分にスターリングシルバーを示すライオンパサントの刻印があります。 蓋を開けると、鏡の上側に「MADE IN ENGLAND」の刻印が見えます。 

鏡に一部に少し黒い部分がありますが、それを割り引いても、十分に美しい銀製コンパクト ケースと思います。
スターリングシルバー コンパクト ケース


No.18021 スターリングシルバー ハート と ヴィクトリアン キー ペンダントヘッド
ハートの横幅 2.0cm、ハートの最大厚み 1.5mm、ヴィクトリアン キーの長さ 3.2cm、全体の重さ 7g、5,800円

ヴィクトリアン キーにスターリングシルバー ハートのペンダントヘッドです。 

『ハートをあける鍵』、桙ノ見かける組み合わせです。

銀のハートには素材のスターリングシルバーを示lA925」刻印があります。

スターリングシルバー ハート と ヴィクトリアン キー ペンダントヘッド


No. 18597 エドワーディアン スターリングシルバー バックル with ブリティッシュ ホールマーク
横の長さ 4.65cm、最大縦長 2.85cm、重さ 10g、銀の最大厚み 3mm、1903年 バーミンガム、Levi & Salaman作、11,800円
今から百年以上前のエドワーディアンの時代に作られたスターリングシルバーのバックルです。 フラワーレリーフが可愛らしく、かつ銀が厚めに出来ていて好感が持てます。 

シルバースミスのLevi & Salamanはヴィクトリア中期の1870年にバーミンガムで創業した銀工房になります。 創業者のハリス・レヴィは、1866年に親戚を頼ってバーミンガムへ出てきましたが、揩ソ前の仕又M心さで四年後には独立して事業を起こすのに成功しました。 

創業当初はギルトジュエリーのメーカーで、蛯ノ海外からの需要に応えることで事業を大きくしていきます。 1878年には企業買を行って経営規模が大きくなり、1893年にはロンドン進出を果たしました。 ヴィクトリア梠繧フイギリスはゼロから出発した成功者を多く生み出していますが、ハリス・レヴィもその一人になります。 

1915年の英国Y業フェアーに Levi & Salamanも出展しておりますが、その中で「兵士を救った Levi & Salaman 製の銀スプーン」というのが会場を訪れた人々の注目の的となったそうです。 ある英国兵士の胸ポケットに、もしその銀スプーンが入っていなかったら、戦場の銃弾に倒れるところだったものを、Levi & Salaman 製の銀スプーンが助けてくれたいうことで、英国王をはじめ多くの人たちの関心を集めたという記録が残っています。 

そもそも、めったに起こることではないので珍しいし、シルバーが幸運をもたらすラッキーアイテムとして好まれるお話の一つとして、当椈b題になったものでしょう。

ブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印された銀製品であることもポイントになっています。 ハ真一番目で左上に並んだ四つのホールマークは順にLevi & Salamanのメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1903年のデートレターになります。 

銀の質感が心地よく、綺麗なアンティーク シルバーなので、рヘこういう品を手にしているだけでも楽しめるのですが、お客様との遣り取りで、ハ真のようなエドワーディアン アンティークを、現代風にアレンジして身につけることについてヒントをいただきました。 р烽サのアイディア気に入りましたので、皆様にもご紹介させていただきましょう。

このシルバーバックルは、ちょうど手首に合うように、ややゆるやかに湾曲しております。 そこで手首に合わせて革のストラップで留めれば、エドワーディアン アンティークの興味深い使い方になるというわけです。

このアンティークが作られた当桙フ時代背景については、英国アンティーク情報欄にあります「14. Still Victorian (百年ほど前のイギリスはどんな様qであったのか?)」の解説記魔烽イ参考まで。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 この銀のバックルが作られたのは1903年ですから、正式な‘アンティーク’に晴れて昇格している品ということになります。 

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1902年:日英同盟締結、1905年日露戦争の日本海海戦、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、出てきます。

このアンティークが作られ、gわれていた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみであろうと思うのです。
エドワーディアン スターリングシルバー バックル with ブリティッシュ ホールマーク


スターリングシルバー アクセサリー 3へ
英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ