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8749 スターリングシルバー ケルティック インターレーシング ドラコンタイン ペンダントヘッド with チェーン
ペンダントヘッドの横3.2cm、チェーン一回りの長さ58cm、英国製、一万五千円

曲線の交差模様はインターレーシング模様と呼ばれケルティック アートでしばしば登場するパターンです。
よく見るとドラゴンのような生き物がインターレーシング模様を形作っています、この生き物はDracontineと呼ばれ、これもケルティック アートやヴァイキング アートでしばしば登場するモチーフです。

西洋の神話においてはドラゴンは破壊的な悪い生き物として描かれることが多いのですが、大昔のケルト人にとってはドラゴンは種族の象徴であり、最高の意味合いがありました。
このインターレーシング ドラコンタイン模様は、もともとは大昔のケルティックアートに起源を持ちますが、19世紀になってからコペンハーゲンのBorgen や Christensenなどのジュエラーによってヴァイキング スタイルとしてリバイバルされ、人気を集めました。

英国においても、19世紀にケルティック リバイバルが盛んになりましたが、その大御所であるウィリアム モリスは当初ヴァイキング アートに関心を持って、北欧中世の散文物語である「サガ」等も読み進むうちに、ケルティック アート全般への興味が高まっていったようです。
英国におけるケルティックデザインはヴィクトリア期にケルティックリバイバルという形で見なおされて、その後アーツ&クラフツの流れの中でも脚光を浴びて今日に至っています。