トップページへ戻る

No. 8684 スターリングシルバー ティーキャディースプーン & ティーストレーナー
長さ 8.0cm、ボール直径 4.3cm、ボールの深さ 1.3cm、1959年 シェフィールド、二万五千円

英国紅茶の歴史を紐解くと17世紀にはティーキャディー スプーンとティーストレーナーの機能が一緒になったシルバーウェアがありました。モートスプーンと呼ばれ、今では使われなくなってしまった銀器なので、その用途については議論がありますが、写真の品はそんなモートスプーンからヒントを得て作られた品とも思います。
ボール部分の銀は厚みがあってしっかりした印象です。
柄の透かし細工は手仕事で糸鋸を引いた跡が残っています。

英国ティーの歴史で初期のモートスプーンについては、アンティーク情報欄「20.アフターヌーンティー(英国紅茶の歴史とモートスプーンの謎)」の解説記事もご覧ください。