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No. 8522 スターリングシルバー ケース
8.2cm*6.2cm*1.7cm、1939年バーミンガム、二万三千円

この種類のシルバーケースでは片面が凸面でもう片面は凹面となっているものが多いのですが、この品は両面共に緩やかな凸面をしています。その分だけ内容積が大きく、収容スペースが多いスターリングシルバーケースです。

手彫りのエングレービングなので、小さな三つ葉はどれもこれも少しずつ形が違っています。 写真ではよくご覧いただけないのですが、葉と葉の間の部分にもかなり細かな彫りが施されていてやわらかな光の反射を生み出しています。 開くと内側にはゴールドギルトが施されています。

写真三番目で右半分にあるホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガムの錨、スターリングスタンダードを示すライオンパサント、そして1939年のデートレターです。左半分にもライオンパサントとデートレターが刻印されています。ライオンパサントはもう一つ、写真二番目の開閉用のつまみ部分にも刻印されています。

もともとはシガレットケースですが、現代的には薬入れやお針子セットによいのでは。 和服にも似合いそうです。 エンブレム状の部分は鏡のようにも使えるので、口紅くらいは直せます。