縦の長さ 3.6cm、横の長さ 5.4cm、厚み（ピン含まず） 8mm、重さ 15g、1930年代の英国製、一万三千円
1920年代後半から30年代にかけて英国で流行ったタイプのブローチです。 素材の透明な硬質プラスチックに、裏面からバラの花や葉っぱを彫刻し、さらにペイントが施されることによって、色合いが美しくリアルで立体感あるイングリッシュローズに仕上がっています。
写真二番目をご覧いただくと分かるように、ブローチは台形をしていて、表側の縦横は3.6cm* 5.4cmですが、裏面の長方形の縦横は一回り小さくて2.4cm*4.2cmになります。
真横から見るとカービングの深さは最大で3mm程度なのですが、像が屈折して見える為でしょうか、表から見るとそれ以上に立体感のあるバラに見えるのです。
花びらの先端が白っぽくて、内側に向かってほんのりとピンクがかる色合いのグラデュレーションは素晴らしいと思いますし、花びらや葉っぱのわずかな透明感はとても品があります。
