トップページへ戻る

No. 7832 Wheat sheaf(麦の束)のアイボリー クロス ペンダントヘッド
縦の長さ 6.6cm、横の長さ 3.9cm、最大厚み 6.5mm、二万三千円

アイボリー素材にWheat sheaf(麦の束)を彫刻してクロスを作ったペンダントヘッドです。 たわわに実った麦穂のカービングは素晴らしい出来栄えと思います。 彫刻はとても手の込んだ立体感のある細工ですし、アイボリーの最大厚みは6.5ミリほどあって立派なので、全体としてゴージャスな印象を強く受けます。 クロスの中央を囲むように施された透かし細工も豪華な雰囲気に花を添えているようです。

ウィート シーフ(麦束)というのは、豊穣、生産力(Fecundity)、肥沃さ(Fertility)のシンボルで、英国ではラッキーモチーフとして好まれる縁起物です。

そもそも小麦はギリシャ神話に出てくる「農業、豊穣、結婚の女神デーメーテール」を象徴しています。 以前にミントン美術館で見た「ウィート シーフを抱えた少女の絵皿」にとても惹かれ、この少女の顔立ちはデーメーテールを意識したのかしらと、妙に気になったのを覚えていて、それ以来どうも私はこのウィート シーフというモチーフに惹かれるのです。

ミントンの絵皿については、「英国アンティーク情報」欄の「13.英国陶器の街、ストーク オン トレント」の解説記事に写真がありますのでご覧ください。