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No. 7268 アベンチュリン クウォーツのネックレス
ネックレス一周の長さ 89cm、重さ 21g、アベンチュリンの大きさ 3mmから6mmぐらい、一万二千円 SOLD

このネックレスは長いので、写真は二巻きにしてあります。
アベンチュリン クウォーツは石英の一種で、この石は透明感のある薄緑色をしています。
石の中に細かく見える緑色は緑雲母によるものです、またクリスタルの小粒子を含むためキラキラした小さな輝きが石の中に見えます。
アベンチュリンにもいろいろなタイプがありますが、透明感ある薄緑色のこのネックレスは涼しげで夏にはいいと思います。

余談ですが、アベンチュリンという石を見ていると、中に緑雲母が入っているせいか、昔、国語の時間に習ったクラムボンの話を思い出すのです。
あれはなんだか不思議な話でしたが、確か、川の中で雲母がキラキラと流れてくるのを、川底からカニの子供たちがお父さんと一緒にきれいだなあって見ている場面がありました。
同じ教科書を使った方なら、覚えている方もいらっしゃるかも知れません。

(7/25追記)
あるお客様から以下のお便りをいただきました。宮沢賢治が鉱物等に詳しかったということや、「イギリス海岸」のお話を興味深く拝見いたしましたので、皆様にもご紹介させていただきたいと思います。私が不確かな記憶でコメントさせていただいたことにも、お客様から確かな情報を返していただけることをとても嬉しく思います。

『「クラムボンの話」、私もなつかしく思い出したものですから、つい。あれは、宮沢賢治の「やまなし」という童話です。私の兄の使っていた教科書に載っていました。
私は宮沢賢治の作品がとても好きで、卒業論文のテーマも宮沢賢治を選びました。彼は作家活動だけでなく、農業高校の教師をつとめたりしていて、博物学にも大変興味を持っていました。彼の故郷・岩手県花巻の実家近くの川で、水が少なくなると白い河岸がむき出しになる様子を(White Cliffになぞらえて)「イギリス海岸」と呼んでいたそうです。鉱物や化石に詳しかった彼の一面が、あの「やまなし」にも投影されているのだと思います。』

私はドーバー海峡にあるWhite Cliffが好きで、これまでに何度か旅したことがあるのですが、お客様からのお便りで White Cliff上の散歩道や崖下のセント マーガレッツ ベイの風景を思い出し、また足を運んでみたくなりました。