クロス本体の縦（丸い留め金含まず） 2.85cm、横 1.65cm、厚さ 2mm、1894年 バーミンガム、一万七千円
これまでにもいくつかプレーンタイプのクロスをご紹介してきましたが、この品は他のものより厚みがあるところに特徴があります。 持った感じのしっかりしたソリッドシルバーです。
今から百十二年前に作られたヴィクトリアン アンティークであるところもよいでしょう。
ちょっと見たところ、プレーンタイプなのでそれほど古い品には思えませんが、ホールマークからヴィクトリアンと、分かる人にはそれと分かる、そういうアンティークもよいのではと思うのです。
いつも身に着けられてきた品でありましょうが、よく磨きがかかっていて穏やかな雰囲気になっている様子を見ると、いい感じに年を経てきたシルバークロスと感じます。 これからもゆっくり時間を過ごして、さらに五十年、百年が経っていくのだろうなあと思うのです。
裏面のホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1894年のデートレター、そしてバーミンガム アセイオフィスのアンカーマークです。
裏面の様子
