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No. 6929 スターリングシルバー ジャムスプーン
長さ 14.2cm、重さ 28g、ボール部分の長さ 5.2cm、最大幅 3.6cm、深さ 3.5mm、柄の最大幅 1.35cm、1919年シェフィールド、James Dixon & Son作、一万四千円

今から九十年近く前に作られたスターリングシルバー ジャムスプーンで、銀がしっかり使われていて、持った感じのよろしい品と思います。 メーカーは一流どころですし、ボール部分のシェイプもいかにも英国風と言ってよいでしょう。 

裏面のホールマークは順に、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1919年のデートレター、そしてJames Dixon & Sonのメーカーズマークです。

James Dixon & Son は、1806年創業、家族的な経営で、職人さんの中には、親、子、孫…と5世代にもわたり、ここで銀製品を作り続けた方もいらしたようです。 シェフィールドで創業後、順調に発展し、1873年にはロンドン進出を果たしました。 1900年頃にはロンドンのお店は5つに増えていました、また1912年にはオーストラリアのシドニーにも支店を開いています。 1851年のロンドン万国博覧会には多くの作品を出品したとの記録が残っており、その後20世紀初頭にかけて、海外での展覧会にも出展し、パリ、メルボルン、ミラノ等で名声を博しました。