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No. 6787 エドワーディアン スターリングシルバー オールドイングリッシュ パターン テーブルスプーン
長さ 21.9cm、重さ 74g、ボール部分の長さ 7.8cm、最大幅 4.6cm、ボールの深さ 1.2cm、1909年 シェフィールド、一万九千円 (2本あります-->1本あります-->SOLDとなりました)

柄の最大厚みは3ミリ強あって、柄先の最大幅が2.2ミリというのもかなり大きいと思います。 重さは74グラムと持ちはかりがあり、銀がたっぷり使われて、かなりしっかりしたエドワーディアンのテーブルスプーンです。 

アンティークのテーブルスプーンというのは、現代の品と比べるとかなり大きなものです。 そして一般には古いものほどサイズが大きくなる傾向がありますが、この品はエドワーディアンでありながら、昔を意識して作られたのか、ずいぶんとキングサイズになっています。 昔の人はどうしてこんな大きなスプーンを使っていたのだろうと不思議です。 逆に言えば現代の品にはないという意味で、昔のテーブルスプーンが持つ圧倒感はアンティークならではと、私は思うのです。 

テーブルスプーン ファンのお客様からいただいたお便りもご紹介してみましょう。

『現在ジョージアン テーブルスプーンを4本持っていて(うち3本は英吉利物屋様で求めましたが)、それぞれ外見は勿論、重さも音色も違うので飽きません。実はたまに鳴らしているのです。大きいだけあってとても涼やかな音が響くので楽しいです。私のジョージアンスプーン好きは夫も呆れるほどで、気分の優れない時には大きなスプーンを握りしめて眠ります。なぜか落ち着きます。今度試してみて下さいね。 等々、様々な楽しみ方があるジョージアンスプーンですが、この良さは一度実際に手にしてみないことには理解できないものかも知れませんね。かつて私自身がそうであったように。』

「大きなスプーンを握りしめて眠り」?、かなりのマニア? と可笑しく思われる方もあるでしょう、でも私はそんな気持ちが理解できます。 私も銀のテーブルスプーンを磨いていると、心が和み、いつの間にか時が経つのも忘れて、夢中になっていることがあります。 テーブルスプーンは大きくて磨くのに時間がかかるということなのかも知れませんが、大きなアンティークスプーンには、人を和ませる力があるように思うのです。

英国アンティーク情報欄にあります 「4.イングリッシュ スプーン パターン」の解説記事もご参考ください。