長さ 14.0cm、重さ 117g、最大横幅 12.8cm、高さ 11.5cm、一万五千円
シルバープレートの品ですが、透かしの細工が素晴らしくて気に入りました。 持ち手を立ててバスケットのようにしたり、持ち手をたたんでディッシュにも使えるのもいいでしょう。
裏面には「EPNS」、「Lancelott Plate」そして「MADE IN ENGLAND」の刻印があります。
透かしは糸鋸を引いたギザギザ跡が残るハンドワークで、これだけの仕事を仕上げるには大変な時間と手間、そして技術が必要になります。 労働コストが上昇した現代では、もはやお値段的にもお目にかかれない品ですし、そもそもこれだけの技術を持った職人さんが現代ではいなくなっているのです。
エングレービングの繊細さや、ピアストワークの腕前は、同等のシルバーウェアと比べても、まったく見劣りしないレベルの品で、素材はシルバープレートと言えども侮れない、アンティークでしか手に入らない美しさと言ってよいでしょう。
