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No. 6686 スターリングシルバー バターナイフ with ジェード(翡翠)ハンドル
長さ 16.1cm、重さ 26g、ブレード部分の最大幅 2.3cm、翡翠ハンドルの最大幅 1.3cm、翡翠ハンドルの厚み 6mm、1921年 バーミンガム、二万二千円

スターリングシルバー ブレードのバターナイフで、ハンドルは深緑色の翡翠であるところも印象的です。 差込み式のシルバー柄にマザーオブパールやジェード等のハンドルがついたタイプの品はあまり見かけないので、レアものアンティークと言えましょう。

またジェードハンドルの品は、翡翠という素材自体に装飾性の高さがあるゆえか、小振りな品が多いものですが、写真のバターナイフの場合にはブレードが大きく、26グラムと持ちはかりがある点も珍しく思います。

ホールマークは順に、メーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1921年のデートレターが刻印されています。 ジェードハンドルのバターナイフやジャムスプーンには、ブリティッシュ ホールマークのないものも見られますが、この品の場合は英国製ということもポイントになります。

このバターナイフが作られた大英帝国の時代には、ニュージーランドが英国にとっての主要な翡翠の産地になっていました。 おそらくこの翡翠もニュージーランドからやってきたものと思われます。