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No. 6565 フランス製 ピアストワーク サービング ナイフ with シルバーハンドル
長さ 31.1cm、重さ 165g、最大横幅 4.9cm、柄の最大幅 2.7cm、柄の厚み1.95cm、19世紀後半のフランス製、二万四千円

ちょっとすごいアンティークをご紹介しましょう。 この品は19世紀後半に作られたフランス製のサービング ナイフです。 長さが31センチとかなり大きく、ブレード背の厚みは2ミリほどあって頑丈で、持った感じはまるで刀のようでもあります。 普通の家庭ではこれほど大きなサーバーを使う機会はまずないように思いますが、百年以上前のフランスのマナーハウスでの暮らしに思いを馳せるには、よい材料になりましょう。

6466 サービング フォークとセットの品になります。

透かし細工のブレード部分はシルバープレートで、ハンドルはシルバーです。 ハンドルの柄元にはフランス製シルバーを示すミネルバヘッドの刻印があります。 

透かしは糸鋸を引いたギザギザ跡が残るハンドワークで、これだけの仕事を仕上げるには大変な時間と手間、そして技術が必要になります。 労働コストが上昇した現代では、もはやお値段的にもお目にかかれない品ですし、そもそもこれだけの技術を持った職人さんが現代ではいなくなっているのです。 

エングレービングの繊細さや、ピアストワークの腕前は、同等のシルバーウェアと比べても、まったく見劣りしないレベルの品で、素材はシルバープレートと言えども侮れない、アンティークでしか手に入らない美しさと言ってよいでしょう。 それにハンドルはシルバーですし、ゴージャスな雰囲気のアンティークですから、パーティーなどで使ったら、話題性も抜群でしょう。

オリジナルのケースは古いので壊れもありますが、二本セットでお求めいただける場合には、ケースに入れてお送りします。