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No. 6511 スターリングシルバー Masonic フォブ ペンダントヘッド with ゴールドギルト&エナメルワーク
全体の長さ 4.6cm、重さ 12g、横の長さ 3.4cm、厚み 2mm強、1940年 チェスター、一万円

エナメル細工とゴールドギルトが美しいスターリングシルバーのメイソニック フォブで、わずかに緩やかなパラボラ状になっています。 「Lodge」という言葉は、辞書で引くと山荘、ホテル、番小屋などの意味が出ていますが、フリーメイソンの支部のこともロッジと呼びます。

裏面の下部には、メーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、チェスターアセイオフィスのシティーアーム、そして1940年のデートレターと、四つのブリティッシュ ホールマークが刻印されています。

フリーメイソンとはイギリスで発生し世界に広まった秘密結社です。 日本語では秘密結社との言われ方が多いようですが、アメリカではフリーメイソンのメンバーはごく普通にどこにでもいるので、“秘密”というニュアンスはなくて、いわば親睦団体のようなものと言ってよいでしょう。 『大辞林』によれば、「博愛・自由・平等の実現を目指す世界的規模の団体。中世以来の熟練石工組合を母体として一八世紀初めイギリスで結成。啓蒙主義精神を基調とし、多くの名士を会員に含むとされるが全容は明らかでない。」とあります。

ニコラス・ケイジの映画 『ナショナル・トレジャー』を見ましたが、フリーメイソンがストーリーの根幹を成しており、アメリカにおけるフリーメイソンの位置付けを知るよい手掛かりになります。 アメリカの独立戦争を指導したリーダーの多くはメイソンだったり、その後も歴代大統領の多くがメイソンだったということです。 映画のシーンにもありましたが、1ドル紙幣に描かれた「ピラミッドと一つ目の絵柄」も『万物を見通す目』というメーソンのマークの一つで、アメリカ的価値とフリーメイソンには分かち難い関係があるようです。

さらに言えば、日本の戦後10年を主導した歴代首相の多くはフリーメイソンだったこともあり、日本とも大いに関係があります。