No. 6472 フランス製 シルバー クリスティング スプーン
& フォーク セット
スプーン長さ 17.0cm、重さ 26g、フォーク長さ
17.1cm、重さ 29g、19世紀最後の頃のフランス製、二万七千円
菖蒲の上に蝶が飛んでいる様子や、裏面の短冊様の飾りなどジャポニスムを感じさせるフランス製シルバー クリスティング セットです。 これまでにもジャポニスムな英国シルバーウェアをいくつかご紹介してきましたが、このセットはそのフランス版にあたります。
柄の最大幅は2.2センチと広いので、彫刻面がたっぷりで、エングレービングが楽しめる構造になっています。 また、それぞれにフランス製シルバーを示すスタンダードマークと、メーカーズマークの刻印があります。
英国でのジャポニスムの取り組みについては、No. 6457 ヴィクトリアン スターリングシルバー クリスティング スプーン&フォーク セットの解説記事をご覧ください。 同じ頃にフランスでも同様な傾向があったもので、フランス人好みの日本趣味はこんな感じと、比較してみるのも楽しいでしょう。 どちらかというとイギリスは鳥で、フランスは蝶々が好きなのかなと思ってみたりもします。
裏面の様子