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No. 6215 スターリングシルバー クロス with ムーンストーン
クロス縦の長さ(留め金含まず) 5.2cm、横の長さ 3.9cm、重さ 10g、最大厚み 4.5mm、丸いムーンストーンの直径 4mm、一万七千円

スターリングシルバー フレームにカボションカットされたムーンストーンがたくさんのクロスです。 ムーンストーンは石の奥から輝くように見える青白い光が印象的で、航海の安全をもたらす「旅のお守り」とされてきたと言われるのも頷ける気がします。 この石は薄明の頃、つまり夕暮れ時や日の出前の天空がうす明るい状況で、その輝きが最も美しいように思います。 この程度の明るさだと、青みがかった白いほのかな光彩が一番引き立って見えるようなのです。 写真で見ると青っぽく見えますが、実際の石の色合いは白色から透明に近い色合いです。

ムーンストーンの「blue or white sheen(青白い光彩)」に魅せられて調べてみたのですが、この独特な輝きはムーンストーン内部の層状構造がもたらすのだそうです。 この石の内部は「albite(曹長石)」と「orthoclase(正長石)」が交互に層をなしていて、albite(曹長石)の層は青い光を反射し、orthoclase(正長石)の層は白い光を反射します。 外から見ると、この二つの輝きがミックスされて、石の奥からこぼれてくるように見える印象的な青白い光彩が生み出されると言うわけなのです。