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No. 6200 エドワーディアン スターリングシルバー フォブ ペンダントヘッド with ピアストワーク
縦の長さ(上部の丸留め金含む) 3.5cm、最大横長 3.0cm、本体の最大厚み 3.5mm、重さ 8g、1901年 バーミンガム、一万四千円

ヴィクトリア時代が終わって、エドワーディアンの時代が始まった年の1901年に作られたスターリングシルバー フォブ ペンダントヘッドです。 フォブの中央には両面ともに楯状飾りが付いていて、まわりよりも一段高くなった構造なので、合計で三段になり、中央部の最大厚みが3.5ミリほどになります。 楯状飾りの周りにも四つのカットが入っていて、手間のかかった仕事と思います。

デザイン性の高さとブリティッシュ ホールマークに惹かれて求めました。 エドワーディアン アンティークで百年以上の時を経た品ですが、丈夫な作りなので、普段使いにも適しています。 裏面の下部にある刻印は順に、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1901年のデートレター、そしてメーカーズマークです。

元々は時計の銀鎖の先に付ける飾りであったフォブは、今では女性用のアクセサリーとして使われることが多く、英国アンティーク フォブの最大のバイヤーは米国のアンティークディーラーとなっています。 ネックレスのペンダントヘッドとしたり、ブレスレットの飾りとして付けたりして、女性に好まれるため需要が多いのです。

このフォブが作られた頃の時代状況については、「英国アンティーク情報」欄の「14.Still Victorian」の解説記事もご覧ください。