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No. 6186 シルバープレート サービング スプーン
長さ 22.1cm、重さ 63g、ボール部分の横幅 5.1cm、柄の最大幅 2.7cm、柄の最大厚み 3mm、ヴィクトリアン後期の英国製、一万円

ヴィクトリアン後期のシルバープレート サーバーです。 ボール部分のシェルパターンや、柄に並んだウェーブ様の植物模様は当時好まれたデザインを反映しています。 幅広の柄先は持った時に安定して、使い勝手の良さに通じます。 柄の裏面には、「John Batt & Co, Ltd」のメーカーズマークと、「Sheffield」の文字、そして「Electro Plated Nickel Silver」を示す「EPNS」の刻印があります。

ボール部分や柄など、うっすらとゴールドギルトされているように見えましたが、よく観察してみると、ゴールドギルトではなくて、プレートされたシルバーの下からベースメタルの色合いが出ているのが分かりました。 ただゴールドギルトなのかベースメタル地なのか、ちょっと見では分からないところが、品よく年を経ている雰囲気とでも言いましょうか、こういうアンティークもいいなと思った次第です。 

シルバープレートの品では、普通はプレートのコンディションが気になるものですが、逆にこのまま使い込んでいって、もっとベースメタルの色合いが出てきたら、それはそれでいい感じになると考えられるシルバープレート ウェアなのです。