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No. 5641 シルバープレート ティースプーン六本セット オリジナルケース付
長さ 11.8cm、重さ 14g、ボール部分の長さ 3.9cm、ボール部分最大幅 2.45cm、James Dixon & Son作、ケース入りセットで一万八千円

シルバープレートながら、デザイン性が高くて品のよいアンティーク ティースプーンに仕上がっているところは、James Dixon & Sonというメーカーによるところが大きいように感じます。 柄の裏面にはJames Dixon & Sonのメーカーズマークが刻印されています。

メーカーの「James Dixon & Son」は、1806年創業、家族的な経営で、職人さんの中には、親、子、孫…と5世代にもわたり、ここで銀製品を作り続けた方もいらしたようです。 シェフィールドで創業後、順調に発展し、1873年にはロンドン進出を果たしました。 1900年頃にはロンドンのお店は5つに増えていました、また1912年にはオーストラリアのシドニーにも支店を開いています。 1851年のロンドン万国博覧会には多くの作品を出品したとの記録が残っており、その後20世紀初頭にかけて、海外での展覧会にも出展し、パリ、メルボルン、ミラノ等で名声を博しました。 

銀工房は一般に、その創業がヴィクトリア期というケースが多いのですが、「James Dixon & Son」は創業1806年と、ジョージアンの時代にまで遡れる老舗シルバースミスで、評価の高いメーカーの一つと言ってよいでしょう。

シルバープレートウェアについては、アンティーク情報欄にあります「10.エルキントン社のシルバープレート技術と明治新政府の岩倉使節団」の解説記事もご参考ください。








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