縦*横*高さ 4.4cm*18.2cm*3.5cm、全体の重さ 97g、純銀蓋の重さ 47g、1873年 シェフィールド、三万三千円
スターリングシルバーの蓋が付いたヴィクトリアン ボックスで、本体部分は木製です。 小花とウェーブパターンの手彫りエングレービングが、いかにも美しく、ヴィクトリアン アンティークの趣がよく出ています。 写真二番目と三番目で彫刻の見事な様子がご覧いただけます。
蓋の裏面にはブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されていて、ホールマークは順にメーカーズマーク、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、1873年のデートレター、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そしてヴィクトリア女王の横顔マークになります。
波模様のウェーブパターンとは、Continuation（続いていくこと）や Eternity（永遠）を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代に好まれました。
この品が作られたヴィクトリア時代については英国アンティーク情報欄にあります 「１４．Still Victorian」や「31. 『Punch：1873年2月22日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記事もご参考ください。
今から百三十四年前のことになりますが、この品の作られた年と Punchの１８７３年が同じであることには、特に興味を覚えます。
横から見た様子
