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No. 5312 ヴィクトリアン スターリングシルバー ティーポット
高さ 12.3cm、横の長さ(注ぎ口からハンドルまで) 22.0cm、重さ 234g、最大横幅 8.1cm、容量 500ml、1899年 シェフィールド、八万二千円

装飾性が高くて美しいシルバーポットであること、小振りながら意外な容量で扱いやすい品であること、そして百年以上前に作られたヴィクトリアン アンティークであること等がポイントになって求めました。 

温かみを感じさせる木製ハンドルには指かけがあって扱いやすく、ポットのお湯残量が多い時でも少ない時でも、すっきり気持ちよくお湯切れし、使い勝手の良いティーポットと思います 容量は目一杯で 1Pint(=570ml)入りますが、500ml程度でお使いいただくのが適当でしょう。 見た感じは小さめサイズながら、ふっくらシェイプでなので、実際には意外に容量が大きく使えるのは魅力です。

アンティークの銀製品一般に言えることですが、ティーポットも大きくて重たい品が多く、そこへさらにティーが入るとなると、重くて持つのが大変です。 このポットの容量ですと、英国アンティーク ティーポットとしては小振りになりますが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きく、一人か二人で日常使いするにはちょうどよい大きさと思います。 ティーのお好きな方でしたら、書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強をしながら毎日親しめるヴィクトリアン アンティークというのはよいでしょう。

写真五番目に見えるように、後ろ側面部分には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順にメーカーズマーク、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1899年のデートレターです。 蓋の裏面にもメーカーズマークとスターリングシルバーを示すライオンパサントが刻印されています。 さらには蓋のつまみのボルト部分にもメーカーズマークとスターリングシルバーを示すライオンパサントが刻印されていて、このティーポットのクォーリティーの高さが示されています。

ヴィクトリアンの物品を示すアンティーク専門用語に「Victoriana」という言葉があります。 ヴィクトリア時代は1837年から1900年までの六十余年の長きにわたり、英国の国富が大いに伸びた時代なので、アンティークコレクターにもヴィクトリアーナ専門という方が英国には結構いらっしゃるようです。

この品が作られた当時の時代背景については、「14. Still Victorian」の解説記事もご参考ください。











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