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No. 5270 エドワーディアン スターリングシルバー フォブ ペンダントヘッド
縦の長さ(上部の留め具含む) 3.35cm、最大横幅 2.4cm、本体の最大厚み 2.5mm、重さ 8g、1901年 バーミンガム、一万五千円

この百年の時を経たアンティークは彫刻が繊細でかなり綺麗と思います。 ヴィクトリア時代が終ってエドワーディアンの時代が始まった年に作られたスターリングシルバーのフォブです。 小花のエングレービングが可愛らしく効いていて、全体のシェイプが丸みを帯びていることもあって、どちらかと言えば女性的な雰囲気を感じます。 ヴィクトリアンあるいはエドワーディアンのアンティークフォブとしては、珍しいタイプの品になっているように思います。

左右上下に配された小花の彫刻はそれぞれに違った顔色を見せてくれ、百年以上前の手仕事ならではの味わいがあります。 基本デザインのしっかりしたタッチの彫りと、背景部分を構成する繊細な彫刻の組み合わせは、じっくり見て楽しむに値するアンティークならではの美しさと言えましょう。 さらに加えて、ピアストワークも丁寧な手仕事で、この品のポイントになっています。

四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順にメーカーズマーク、1901年のデートレター、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そしてバーミンガム アセイオフィスのアンカーマークになります。

元々は時計の銀鎖の先に付ける飾りであったフォブは、今では女性用のアクセサリーとして使われることが多く、英国アンティーク フォブの最大のバイヤーは米国のアンティークディーラーとなっています。 ネックレスのペンダントヘッドとしたり、ブレスレットの飾りとして付けたりして、女性に好まれるため需要が多いのです。

このエドワーディアン フォブが作られた頃の時代背景については、英国アンティーク情報欄にあります 「14.Still Victorian」の解説記事もご参考ください。 



裏面の様子


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