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No. 5257 ジョージアン キー と スターリングシルバー ホースシューのペンダントヘッド
鍵の長さ 3.45cm、ホースシューの最大幅 1.7cm、全体の重さ 9g、キーはジョージアン後期、ホースシューは1955年 バーミンガム、一万四千円

スターリングシルバー ホースシューとジョージアンキーが一緒になったペンダントヘッドです。 鍵とホースシューが触れ合うと軽妙で縁起のよさそうな音が響きます。

キーはかなり小さくて可愛らしいものですが、持ち手の形状から1800年代初め頃、つまりジョージアン後期の品と判断出来ます。 ホースシュー裏面にはブリティッシュ ホールマークが刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順に、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1955年のデートレター、そしてメーカーズマークになります。 さらに、「MADE IN ENGLAND」の刻印もあります。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真二番目のような「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

シャーロック・ホームズ 『白銀号事件』のなかに、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞があります。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=幸運」の連想があったことが分かります。

それから、蹄鉄の滑り止めはカルカン(Calkin)と呼ばれるのですが、ちょっと注意して見てみると、このホースシューのカルカンは左側に三つと右側に四つの合わせてラッキーセブンになっています。 ホースシューが本来持っている幸運の意味合いに、カルカンのラッキーセブンが掛け合わされて、ラッキーの二乗になっていることから、より効果のありそうなホースシューに作られているのです。 




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