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No. 5249 ブラスのホースシュー
ホースシューの最大横長 2.3cm、縦の幅 2.0cm、最大厚み 6.5mm、重さ 7g、八千円

この品はブラス製でペンダントヘッドではありませんが、財布に入れたりして身につける、お守りのような小さな蹄鉄です。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真三番目のような 「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

シャーロック・ホームズ 『白銀号事件』のなかに、ホームズの 「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞があります。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=幸運」の連想があったことが分かるのですが、1893年作のスターリングシルバー ホースシュー アクセサリーを見つけて、あらためて裏付けが取れた思いがします。 写真のホースシューはまさに『白銀号事件』と同じ頃に作られたヴィクトリアン アンティークなので、あわせてシャーロック・ホームズを読み直してみるともっと楽しめるでしょう。

それから、蹄鉄の滑り止めはカルカン(Calkin)と呼ばれるのですが、ちょっと注意して見てみると、このホースシューのカルカンは下側に三つと上側に四つの合わせてラッキーセブンになっています。 ホースシューが本来持っている幸運の意味合いに、カルカンのラッキーセブンが掛け合わされて、ラッキーの二乗になっていることから、より効果のありそうなホースシューに作られているのです。 重さ7グラムもラッキーセブンにかけてあるのかも知れません。








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