長さ 12.2cm、重さ 12g、ボール部分の長さ 4.2cm、最大幅 2.6cm、ボールの深さ 5mm、柄の最大幅 1.1cm、1800年代初め頃 ロンドン、Peter & William Bateman作、ペアで一万六千円
先日の仕入れで不思議な巡り合せがありました。 Aynhoという村に取材に出かけたのですが、その途中で立ち寄った Buckinghamという街のアンティーク フェアで、写真のティースプーンのうち一本を求めてきました。
ところがこれが、ずいぶん前にロンドンで求めた 5168 ティースプーンと同じものだったのです。 サイズはもちろんのこと、柄先のイニシャルA、柄に施されたブライトカット、そして裏面のホールマークの具合までほとんど同様な二本ですから、元々は同じところで使われていた品で間違いないでしょう。
それぞれ一本ずつ求めたもので、ロンドンと百キロほど離れたバッキンガムに行き別れになっていた二本が、たまたま私の目に留まったということになります。
二世紀ほど前のアンティークのことですから、長い間に持ち主が代わり、めぐり巡って今日に至っていることは想像出来ます。 しかし、一度は別れ別れになったセットがまた一緒になった不思議に関われた楽しさを感じた次第です。 そんなわけで、この品はペアでお求めいただいた方がいいように思うのです。
写真のティースプーン ペアのうち一本は 5168 ティースプーンと同じものなので、そちらの説明もご参考ください。
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