アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い品一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

No. 5214 ブラス コンパス
直径 3.2cm、厚さ 9mm、重さ 15g、留め具を含んだ縦長 4.7cm、一万一千円

円盤状の文字盤全体が磁針軸の上でまわるタイプのコンパスです。 磁針が円盤型で大きいこともあって、ゆったりと動きます。

このコンパスは海で使われてきた為なのか、中には細かい海辺の白砂が少し入っています。 文字盤の下に砂があるときは分かりませんが、コンパスを逆さにして振ってみると、砂が文字盤の上に現われます。 この砂はコンパス機能を邪魔するものではありませんが、海で使われてきたコンパスであることを暗示しているように思います。 後から入った砂なら、また外に出そうなもので、振ってみたりもしましたが、気密性が高くて出てこないのは不思議です。 

イギリス人は今も昔も野歩き好きで、遠いヴィクトリアの時代からコンパスが利用されてきました。 そして今ではアンティークコンパスはコレクターアイテムでもあります。 アンティークなコンパスですが、正しい方位を示してくれます。 これさえあれば、野歩きで森に入っても道に迷う心配はありません。

この品は厳密に言えば、よくご紹介しているコンパス ペンダントヘッドではないのですが、大きさはコンパス ペンダントヘッドより少し大きめサイズほどなので、ペンダントヘッドとしてお使いいただくことも可能と思います。

また、このタイプのコンパスは小さなコンパスより見やすくて使いやすいので、我が家では自動車の運転で使っています。 イギリスやヨーロッパの街は環状道路で囲まれていることが多く、また交差点はラウンド アバウトといって、円周状の道を回って方向を変える仕組みですので、慣れない土地で市街地に入るとグルグル回っているうちに目的の方向を失いやすいのです。 コンパスを頼りに一定方向に進路をとり続けると、街中で迷い込むことなく、上手く通り抜けが出来るのです。





アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い品一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ