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No. 5206 スターリングシルバー ウォッチ チェーン
長さ(バーからループ状留め具まで) 21.4cm、重さ 16g、バーの長さ 3.4cm、中央飾りの縦横厚み 0.9cm*1.7cm*0.45cm、二万五千円

銀鎖が太めでしっかりした雰囲気のスターリングシルバー ウォッチチェーンです。 アイビーモチーフの中央飾りの両サイドには直線的でアール・デコな飾りが二つ付いています。 
作られたのは1920年代から30年代あたりではないかと思います。

19世紀後半からしばらく、ヴィクトリアンやエドワーディアンのイギリスでは、当時の自然主義的傾向にアイビーがよくマッチした為、バルコニーやガーデンファーニチャーに絡まるアイビーが大変好まれました。 アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。

先端のループ状留め具の仕組みについてご質問がありましたので、説明させていただきます。 この品はつくりが良いので、隙間がわずかで見えにくいかも知れませんが、ループの下部に斜めに切れ込みが入っているのが分かるかと思います。 この留め金の付け根部分にバネが仕込まれていて、外向きに押す力が働き、開閉が出来る仕掛けになっています。

アンティークハンターの立場から言いますと、このバネ仕掛けが壊れた品がけっこうありますので、往時のままに良好なコンディションの品が見つかると嬉しいものなのです。





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