アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い品一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

No. 5189 ヴィクトリアン スターリングシルバー ウォッチ チェーン
長さ(バーからループ状留め具まで) 21.5cm、重さ 17g、バーの長さ 3.1cm、銀の靴の長さ 2.4cm、チェーンの太さ 3mmと2mm、ヴィクトリアン後期の英国製、二万七千円

二連チェーンのヴィクトリアン スターリングシルバー ウォッチチェーンです。 タッセルやフォブに代わって銀の飾り靴は珍しいと思いますが、これもフォブの一種ということでしょう。

ホールマークはありませんが、二連チェーンに飾り部分という装飾構成やバーの様子、そして全体のデザインや細工の良さからみて、ヴィクトリアン後期の英国製と思われます。

ウォッチチェーン本来の用途に使う場合には、二連チェーンは太い方が長めになっていて、たわんだ感じが美しい構造です。 

この品は元々の使い方としては、チョッキのボタン穴にバーを差し込んで、時計本体を横にあるポケットに入れて、チェーン本体が横長に見えるように身に着けたものです。 二連チェーンの長さが上下で違い、下方が緩やかにたわんだところに美しさを感じさせる構造になっています。 

先端のループ状留め具の仕組みについてご質問がありましたので、説明させていただきます。 この品はつくりが良いので、隙間がわずかで見えにくいかも知れませんが、ループの下部に斜めに切れ込みが入っているのが分かるかと思います。 この留め金の付け根部分にバネが仕込まれていて、外向きに押す力が働き、開閉が出来る仕掛けになっています。

アンティークハンターの立場から言いますと、このバネ仕掛けが壊れた品がけっこうありますので、往時のままに良好なコンディションの品が見つかると嬉しいものなのです。





アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い品一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ