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No. 5180 スターリングシルバー フォブ ペンダントヘッド with ローズゴールド デコレーション
本体の縦長(丸留め具含まず) 3.3cm、横の長さ 2.3cm、全体の長さ(留め具含む)3.9cm、重さ 5g、最大厚み 3mm、1913年 バーミンガム、一万二千円

エドワーディアンの時代が終って間もない頃、今から九十年以上前の1913年に作られたスターリングシルバーのフォブです。 小振りなサイズのフォブになりますが、ペンダントヘッドとしてはちょうど良い大きさともいえましょう。

両面とも中央には一段高くなってフォルムの違う盾状飾りが付いています。 さらに、表側はローズゴールドになっているので、表と裏では雰囲気がずいぶんと違って見えて、二通り楽しめるのはよいでしょう。 

写真では解像力不足でよくご覧いただけないのですが、基本デザインの背景部分で少し色合いが濃いめになっている部分は、1ミリ間隔に何本もの細かな彫刻線を引いて影を付けていった仕事です。 細やかさという点では限界的な技術レベルになっており、ルーペがお手元にあればより楽しめる、手仕事の素晴らしさを堪能できる品と思います。

銀の輝きとローズゴールドのコントラストが楽しめるのも気に入っています。 9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのも良い特徴です。 裏面のホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1913年のデートレターになります。 また、留め具の円環部分にも少し見えにくいのですが、スターリングシルバーを示すライオンパサントが刻印されています。

中央の飾り部分はローズゴールドです。


裏面の様子:中央飾りはシルバーのシールドになります。


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