直径 4.6cm、深さ .2.6cm、重さ 12g、1890年代 フランス製、二万七千円
フランス語では「Passoire a the」で、英語でいうティーストレーナーになります。 ティーポットの注ぎ口に取り付けるタイプで、実際に取り付けてみると、なかなか優雅な雰囲気になって、英国風なティーストレーナーと比べると趣が違ってきますし、パソワールという語感がしっくり感じられるのは不思議です。
一般的なティーストレーナーと比べて、見つかる頻度が少なくて品薄なことから、レアものアンティークと言ってよいかと思います。
側面にはフランス製シルバーのスタンダードマークである知恵と武勇の女神、ミネルバの横顔が刻印されています。 その横には小さく四角い傷のような跡が見えますが、これは傷ではなくて、メーカーズマークです。 1838年に制定されたフランスのホールマーク制度によれば、ミネルバ マークと四角いメーカーズマークがフレンチシルバーの要件になっています。
