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No. 5088 シルバープレート サービング スプーン with ピアストワーク SOLD
長さ 23.1cm、重さ 66g、ボール部分の横幅 5.35cm、深さ 1.2cm、柄の最大幅 2.5cm、柄の最大厚み 3mm、透かし部分の厚み 2.5mm、二万九千円

シルバープレートの品ですが、これほど丁寧なピアストワークが効いていて、ゴージャスな雰囲気のアンティークサーバーはなかなか見つかるものではないので、現代ではもはや作りえないということもあって希少性を感じます。 デートレターがないので製作年は特定できませんが、おそらく1920年代あたりの作でしょう。

ピアストワークは手仕事で、糸鋸を引いたギザギザ跡が残っています。 ルーペを使って詳細に調べてみると、糸鋸を引いた跡も繊細で、細工のよい品であることが分かります。 手仕事で糸鋸を引いていくのですから、職人さんの優れた技術と多くの時間がかかります。 現代のシルバースミスの方からお聞きしたことがありますが、作業にかなりの時間を要するこうした透かし細工は、現代の労働コストが上昇した英国では、大変なお金がかかり、もはや出来ないとのことでした。 そして、そもそもこれだけの技術を持った職人さんが現代ではいなくなっているのです。 

シルバープレートウェアについては、アンティーク情報欄にあります「10.エルキントン社のシルバープレート技術と明治新政府の岩倉使節団」の解説記事もご参考ください。

アンティーク シルバープレート サービング スプーン with ピアストワーク




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